ジャパンカップ

昨年までの強いメンバーがほとんど引退してしまい、残っているのはゴールドシップのみ。
予想のキモは、このゴールドシップとの力関係となるだろう。
ここで押さえておきたいのは、ゴールドシップのコース適性だ。
ゴールドシップは直線に向く前から加速を始め、器用にコーナーを回り、直線を向いた時にはトップスピードに乗っている。
他馬が直線を向いてからスパートしても届かないため、直線の距離が短ければ短いほどこの馬に有利に働く。
だが府中に限って言えば、切れ味鋭い馬に刺し切られる可能性が高い。
特に今回は、逃げると思われるイトウを早めに捕まえに行くと思われるので、ゴール前で差し切られる可能性が大だ。

では、どの馬が差してくるか。
基本的には天皇賞組と考えている

4連勝で天皇賞秋を制したラブリーデイは、実際に宝塚記念でゴールドシップを降している。
ゴールドシップの出遅れはあったものの、その後レースを見ても本格化は間違いなく、コース適性を考えても、今回はゴールドシップを含めたすべての馬の中で信頼度が高い。
キングカメハメハ産駒は2400mがギリギリのような気もするが、1番枠に入ったのであまり気にしなくともいいだろう。

続いてミッキークイーンだが、この馬は4勝2着3回とパーフェクト連対の戦績を誇る。
しかも、新馬戦を含め2着に沈んだのはレース間隔が1カ月半以上の時のみで、叩かれてさらに体調を上げるタイプだ。
切れ味の面で言えば、7戦してレースの上がり最速を記録したのが5回だ。
これまでは同期の牝馬としか対戦がなく、小柄で馬格がない点もやや不安ではあるが、根性も大したものなので勝ち負けになる可能性は高く、対抗に推したい。

ショウナンパンドラは、天皇賞秋で上がり最速を記録している。
天皇賞は大外枠が災いし、今回も15番枠であるが、今回は2400mと言う事もありあまり枠順は考えなくていいだろう。
追い切りを見ても秋3戦目で体調はピーク、この馬もゴールドシップに先着する可能性が高い。

ゴールドシップに先着しそうなのは、この3頭か。
ゴールドシップは今回ブリンカーもシャドーロールも外してレースに挑むそうだが、それがいい方に転がるか悪い方に転がるか、この馬に関してはとにかく何が起こるかわからない。
これまでの戦績を考えれば、もちろん上記の3頭を完封して不思議はないのだが、今回は4番手にする。

外国馬に関して言えば、それぞれ一発がありそうな気もするが、イマイチ推せる要素が少ない。
一番強そうなフランス馬のイラプトと逃げるドイツ馬のイトウは、これまで自国以外での出走はない。
初の長距離遠征でいきなり力を出し切れられたら仕方がないが、今回は無印にする。
ナイトフラワーは自国のドイツとフランスで出走がある。
この馬は8戦して3着以下が1回のみ、さらに斤量53kgは魅力であるが、戦績とタイムを見ると軽くて早い馬場は得意ではなさそうだ。
トリップトゥパリスは堅い馬場を求めて参戦してきたようだが、今年すでに11戦目、秋は2カ月休んでいるが、オーストラリアで2戦してからの転戦で、ちょっとオツリが残っているとは思えない。

と言う事で外国馬は無印だ。

その他の馬で注目したいのは、サウンズオブアースだ。
京都大賞典はラブリーデイの2着、長距離適性を考えて天皇賞秋をパスしてここに直行してきた。
ただ、この馬は過去2回東上しているが、2回とも馬券に絡めていない。
さらに、京都大賞典3着のカレンミロティックが天皇賞で沈んだことを考えると、京都大賞典組は勝負付けが済んだと考えてもいいかもしれない。

であれば、やはり残りも天皇賞組だろう。
面白そうなのはアドマイヤデウスだ。
休み開けのぶっつけ本番で挑んだ天皇賞秋は出遅れて11着。
ただし、上がりの脚はショウナンパンドラと同じくレース最速だった。
年明けに日経新春杯、日経賞とG2を連勝しており、復調すれば上位に食い込んでくる可能性は高い。

最後はPOG指名馬のダービーフィズだ。
夏こそいい成績だったが、前走の天皇賞秋は見るところなく15着。
ただ、逆にほとんど競馬をしていなかっただけにダメージはなく、体調は上昇傾向にある。
POG指名馬という贔屓目もあるが、3着候補に挙げておきたい。

本来はワンアンドオンリーあたりに復活してもらいたいが、どうもまだまだ復調にほど遠そうなので無印にする。


◎ラブリーデイ
○ミッキークイン
▲ショウナンパンドラ
△ゴールドシップ
×アドマイヤデウス
×ダービーフィズ


馬券は◎○1着固定、◎○▲△2着固定、◎○▲△×3着固定の3連単24点で勝負。


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by ksato1 | 2015-11-29 15:18 | 競馬 | Comments(0)

マイルチャンピオンシップ

G1馬が9頭が出走してきたものの、高いレベルの戦いかと言えば、休み明けだったり路線変更してきた馬だったりでイマイチ盛り上がりに欠ける。
どこからでも入れそうな雰囲気であるが、今回は別路線から来た馬を上位に取りたい。

本命は一番人気だがイスラボニータだ。
これまで13戦して4着以下に沈んだのは昨年のJCと休み明けの中山記念だけ。
ダービー2着はあるものの、元々がフジキセキ産駒だけに本来の適距離はマイルだろう。
この秋は毎日王冠と天皇賞でともに3着。
とくに天皇賞は、スローペースから残り4hで一気にペースが上がるという消耗戦での3着。
今回、斤量が▲1kgなのも好材料だ。

対抗は、これも人気サイドだがサトノアラジンにする。
ディープインパクト×ストームキャットという血統のため3歳時は長めの距離を使われてきたが、今年に入って1600~1800m戦を2勝2着3回でパーフェクト連対している。
昨年の菊花賞は6着だったが、全姉のラキシスは昨年のエ女王杯の勝ち馬で血統的に京都コースの適性もあるはず。
鞍上のルメールも自信を持っており、一発があっても不思議ではない。

三番手はフィエロだ。
昨年の2着馬で、休み明けの前走を含めて今年は掲示板を外していない堅実な成績だ。
何より京都コースは1.4.2.0と大得意としており、大負けする事は考えづらい。

四番手はダノンシャークにする。
昨年の勝ち馬で、この馬も京都コースを得意としている。
春の成績が今ひとつなので若干人気を落としているが、前走を叩いて上昇気配である事は間違いない。

五番手はトーセンスターダムだ。
この馬も長めの距離を使われてきたが、全5勝のうち4勝が1800m戦であり、むしろ距離短縮は歓迎だろう。
京都コースの成績が4.0.0.1というのも心強い。

最後はPOG指名馬のレッドアリオンにする。
前走の京成杯AHは16着と大敗したが、今年は京都のマイルを2勝、その他にも新潟の関屋記念を勝っており、平坦のマイルは得意にしている。
人気を落としている今回が狙い目と見た。


◎イスラボニータ
○サトノアラジン
▲フィエロ
△ダノンシャーク
×トーセンスターダム
×レッドアリオン


馬券は◎○1着固定、◎○▲△2着固定、◎○▲△×3着固定の3連単24点で勝負。


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by ksato1 | 2015-11-22 15:25 | 競馬 | Comments(0)

マイルチャンピオンシップ

G1馬が9頭が出走してきたものの、高いレベルの戦いかと言えば、休み明けだったり路線変更してきた馬だったりでイマイチ盛り上がりに欠ける。
どこからでも入れそうな雰囲気であるが、今回は別路線から来た馬を上位に取りたい。

本命は一番人気だがイスラボニータだ。
これまで13戦して4着以下に沈んだのは昨年のJCと休み明けの中山記念だけ。
ダービー2着はあるものの、元々がフジキセキ産駒だけに本来の適距離はマイルだろう。
この秋は毎日王冠と天皇賞でともに3着。
とくに天皇賞は、スローペースから残り4hで一気にペースが上がるという消耗戦での3着。
今回、斤量が▲1kgなのも好材料だ。

対抗は、これも人気サイドだがサトノアラジンにする。
ディープインパクト×ストームキャットという血統のため3歳時は長めの距離を使われてきたが、今年に入って1600~1800m戦を2勝2着3回でパーフェクト連対している。
昨年の菊花賞は6着だったが、全姉のラキシスは昨年のエ女王杯の勝ち馬で血統的に京都コースの適性もあるはず。
鞍上のルメールも自信を持っており、一発があっても不思議ではない。

三番手はフィエロだ。
昨年の2着馬で、休み明けの前走を含めて今年は掲示板を外していない堅実な成績だ。
何より京都コースは1.4.2.0と大得意としており、大負けする事は考えづらい。

四番手はダノンシャークにする。
昨年の勝ち馬で、この馬も京都コースを得意としている。
春の成績が今ひとつなので若干人気を落としているが、前走を叩いて上昇気配である事は間違いない。

五番手はトーセンスターダムだ。
この馬も長めの距離を使われてきたが、全5勝のうち4勝が1800m戦であり、むしろ距離短縮は歓迎だろう。
京都コースの成績が4.0.0.1というのも心強い。

最後はPOG指名馬のレッドアリオンにする。
前走の京成杯AHは16着と大敗したが、今年は京都のマイルを2勝、その他にも新潟の関屋記念を勝っており、平坦のマイルは得意にしている。
人気を落としている今回が狙い目と見た。


◎イスラボニータ
○サトノアラジン
▲フィエロ
△ダノンシャーク
×トーセンスターダム
×レッドアリオン


馬券は◎○1着固定、◎○▲△2着固定、◎○▲△×3着固定の3連単24点で勝負。
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by ksato1 | 2015-11-22 15:23 | 競馬 | Comments(0)

エリザベス女王杯

出走すればおそらく勝ち負けになったミッキークイーンとショウナンパンドラが不在。
天気も影響して混戦ムードになったが、ここは経験のある古馬が有利と見た。

本命は昨年の覇者ラキシスだ。
この馬の京都コースの成績は2.1.0.2で、連を外したのは前走を含め休み明けの牡馬混合のG2でいずれも4着。
その前走も勝ったラブリーデイとは0.4差で、叩いた上積みが見込める。
鞍上のムーアとは初コンビとなるが、ムーア自身はスノーフェアリーでこのレースを連覇した経験もあるので心配は無用だろう。

対抗は昨年2着のヌーヴォレコルトだ。
休み明けの前走は、牡馬混合のG2サンケイオールカマーでショウナンパンドラの2着。
春シーズンはヴィクトリアマイルで1番人気6着と期待を裏切ったが、宝塚記念では牡馬相手に掲示板を確保した。
大外枠には回ったが、そもそもこのレースは外枠が必ずしも不利になるとは限らない。
1コーナーまでに好意に付けられれば勝ち負けは必至だろう。

三番手はクイーンズリングだ。
オークスこそ出遅れて9着に沈んだが、それ以外は7戦してすべて掲示板を確保している。
秋シーズン3戦目で今回が体調のピーク、ミッキークイーンがいないこのレースで同期の後塵を拝する訳にはいかない。

四番手はスマートレイアーだ。
ディープインパクト産駒だけに、京都の2200mはやや距離が長いかもしれない。
実際昨年はこのレースで外々を回されて10着に沈んだ。
しかし今回は人気も落としているので、マークもそれほどキツくならないだろう。
浜中が巧く立ち回れれば、最後の直線で脚を伸ばしてくる可能性もある。

五番手はフーラブライドだ。
昨年このレースで4着、年明けの日経新春杯で2着、前走の京都大賞典はラキシスに次ぐ5着。
他にも阪神大賞典で5着など、長距離で牡馬相手に好勝負を演じてきた。
休み明けのクイーンSは鼻出血をしており参考外、得意の京都コースで牝馬限定戦ならば、昨年以上の成績をあげても不思議ではない。

最後はルージュバックにする。
桜花賞こそスローペースにハマって不発だったが、それ以外はパーフェクト連対。
血統的にはマンハッタンカフェ産駒なので、2200mもどんと来いだ。
能力で言えば、同期ではミッキークイーンと2強と言えるだろう。
しかしいかんせんオークス以来で、5カ月以上振りのレースである。
レース勘の部分では間違いなく不利で、能力でどこまで食い込めるかだろう。

タッチングスピーチはディープインパクト産駒だけに2000mまでが適距離、それ以上の距離だと後ろから行って届かず、前に行って切れ味が鈍りそうな感じだ。
1600~1800mで無類の強さを発揮する、典型的なトライアルホースのような気がするので無印。


◎ラキシス
○ヌーヴォレコルト
▲クイーンズリンク
△スマートレイアー
×フラーブライド
×ルージュバック


馬券は◎○1着固定、◎○▲△2着固定、◎○▲△×3着固定の3連単24点で勝負。



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by ksato1 | 2015-11-15 15:05 | 競馬 | Comments(0)

「セッション」

ギンレイで鑑賞。
併映の「君が生きた証」は時間がないのでスルー。

非常に評判がいい映画ではあったが、途中までの展開は正直観ていて気分が良くなかった。
しかし、ラストのいい仕上がりがすべてを帳消しにする映画だった。

ニーマンは(マイルズ・テラー)はドラマーを目指し、全米一のシャッファー音楽学校に入学した。
ある夜自主練習をしているところに学内一の教官フレッチャー(J・K・シモンズ)が現れ、自分の教室に参加するように言われる。
翌朝、ニーマンは意気揚々とフレッチャーの教室に参加するが、フレッチャーのあまりにも厳しい指導に心を折られそうになる。
しかしニーマンはフレッチャーに認められるため、そこから努力を重ねる。

ある日のコンサートで、ニーマンはメインドラマーから預かった楽譜をなくしてしまう。
メインドラマーは楽譜がないため演奏ができないと言うが、ニーマンは暗譜をしているので演奏できると進言、見事演じ切りメインドラマーの座につくことになった。
一度はフレッチャーに認められたかに見えたニーマンだが、フレッチャーは他のドラマーを追加し、メインドラマーの座を競わせ続けた。
ニーマンは父親は応援してくれるものの、親族からはドラマーと言う職業をさげすまされていた。
そのためニーマンはフレッチャーだけではなく対親族という部分でも反骨心を増幅させ、メインドラマーへ異様に執着するようになった。

別のある日、コンペティション会場に向かう途中、ニーマンはバスの故障で遅刻しそうになる。
慌ててレンタカーを借りて会場へ急ぐのだが、今度は交通事故を起こしてかなりの負傷を追う。
血だらけになりながらなんとか会場にたどり着くニーマンだが、当然まともな演奏などできない。
演奏を途中でやめてしまったニーマンに対し、フレッチャーは冷たく「終わりだ」と告げる。
逆上したニーマンは舞台上でフレッチャーに殴りかかり、音楽学校も退学になってしまった。

息子の身を案じたニーマンの父は、弁護士を使ってフレッチャーを訴えようとする。
フレッチャーのかつての教え子が、彼の指導でうつ病になり自殺をしていたのだ。
匿名でフレッチャーの指導方法を暴露すればフレッチャーは学校を去ることになると言われ、ニーマンは言われた通りに匿名でフレッチャーを告発する。
その結果フレッチャーは学校を追われた。

その後しばらくして、ニーマンは音楽から離れて暮らしていた。
そして偶然、フレッチャーがあるクラブでタクトを振るっていることを知る。
ニーマンが店に行くと、フレッチャーは彼に声をかけ、自分の音楽哲学を語る。
そしてニーマンに、今のドラマーの代わりに次のコンサートで演奏をしないかと持ちかけた。
ニーマンはフレッチャーの音楽哲学に感銘し、わかりあえたと思い提案を受け入れる。
しかしそれは、フレッチャーがニーマンに復讐するために巧妙に仕掛けた罠だった。

最初は、老師と若き天才が音楽に対する情熱をぶつけあう熱血モノかと思っていた。
しかし実際は、天才同士と言えどもかなり性格の悪い二人がワガママをぶつけ合う、かなり見ていて感じの悪い作品だった。

だがそれもこれも、すべてラストシーンへの布石だった。
ラストの演奏シーンのために、ニーマンもフレッチャーもとことんワガママなキャラに作り上げられていたのだ。
ラストの演奏は、カット割りも含めて非常に素晴らしいできになっている。
そして観終わった後よくよく考えてみると、すべての演奏シーンについてはかなりキメの細かい演出がなされていた。
フレッチャーは練習中にちょっとでも音程、テンポがズレると、いちいちズラしたのが誰かをあぶり出し、そのメンバーをとことん追い詰める。
だがその演奏も、間違いが素人でもわかるような演出がなされている。
そして巧く行った時の演奏は、聞き惚れるような素晴らしさだ。
制作者の、音楽と映画への深いこだわりを感じる。

とは言え、クライマックスまでの展開は評価がわかれるかもしれない。
誰にでも勧められる映画ではないかもしれないが、少なくとも音楽好きなら共感する部分が多い作品だと思う。

122.セッション


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by ksato1 | 2015-11-14 23:22 | 映画 | Comments(0)

「ミケランジェロ・プロジェクト」

第二次世界大戦中の実話をもとにした映画だ。

第二次世界大戦時、ナチス軍はフューラー美術館創設のためヨーロッパ中の美術品を根こそぎ奪い去っていた。
さらに教会への爆撃も行っていたため、収蔵された美術品の消失も相次いでいた。
この事実を危惧したハーバード大学付属美術館長のフランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は、アメリカ政府に美術品を救済するように働きかける。
しかし戦線が拡大して実際に動ける若者はいない。
ストークスは政府から命を受け、全米から美術の専門家をリクルートして「モニュメント・メン」を結成、自ら戦場に向かう事にした。

D-DAY後、ストークスたちはノルマンディーに上陸する。
すでに体制は決しナチス軍は敗走を始めていたが、その際に建物や美術品の破壊も行っていた。
早く美術品を回収しなければ、すべて破壊されてしまう恐れもある。
だが、ナチスが強奪した美術品をどこに隠したかがハッキリとわからない。
ストークスはグレンジャー(マット・デイモン)に部隊から離れ、自分の友人の国立美術館長から美術品の在り処の手掛かりを聞いてくるように命じる。
グレンジャーは美術館長から、かつて美術品の収集を行っていたナチス軍の秘書として働いていたシモーヌ(ケイト・ブランシェット)なら、美術品の隠し場所を知っているかもしれないと聞き、パリに飛ぶ。
グレンジャーはシモーヌと会うものの、彼女は警戒心をむき出しにしている。
ユダヤ人として迫害を受けていたシモーヌは、ドイツ人だけではなくアメリカ人も信用していなかったのだ。

一方ストークスたちは、別ルートで美術品がジーゲンにある事を突きとめる。
さっそくジーゲンに向かうものの、何人かの犠牲者が出てしまった。
そこでストークスたちは、自分たちが戦争中の軍人である事を再認識させられる。

「ミケランジェロ・プロジェクト」という邦題から、もっとルパン三世やMIシリーズのような華麗な争奪戦の映画かと勘違いしていた。
原題は「The Monuments Men」で史実に基づいているのだから、地味な展開は当たり前で、それでも内容的には十分満足した。

特に、敗走するナチス軍の破壊に加え、ソ連軍の進行により、やはり美術品が押さえられてしまうという危機感の描き方が巧い。
また、ユダヤ人のシモーヌの苦しみと矜持、そしてモニュメント・メンが、単純な美術品の回収ではなく個人を含めた元の持ち主への返還を目的としている点にも共感した。

唯一の欠点は、モニュメント・メンの各メンバーのバックグラウンドが分かりづらかった事。
全体の時間の関係もあるのだろうが、ストークスのリクルートシーンがかなり掛け足だったため誰が誰やら冒頭部分ではよくわからなかった。
なので、一人ひとりへの思い入れがイマイチ薄くなってしまい、中盤まではあまりストーリーにのめり込めなかった。

とは言え、美術品には少し興味があり若干勉強もしているのだが、このモニュメント・メンの活躍も知らなかったし、彼の活躍によっても回収できなかった名画が数多くあると言う事も初めて知った。
知的好奇心を非常に満たしてくれる作品だった。


121.ミケランジェロ・プロジェクト


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by ksato1 | 2015-11-10 21:07 | 映画 | Comments(0)

「劇場版 MOZU」

TVシリーズから続く作品の完結編だ。
Season1、2とも録画しておいてシルバーウィークに一気見し、先日放送されたスピンオフドラマも見ていたので詳細までほぼ記憶して観ることができた。

Season2で、妻の千尋(石田ゆり子)が変わるきっかけとなった「グラークα作戦」の真相を知った倉木だが、満たされることはなく失意の日々を送っていた。
ある日、東南アジアのペナム共和国の在日大使館にテロ集団が襲撃を掛ける。
さらに、車で退避しようとするペナムの関係者も襲われるのだが、その現場に倉木が遭遇し、テロ集団を撃退する。
倉木はそのまま現場を離れ、その後に駆け付けた明星(真木よう子)がペナムの関係者を救出する。
襲われた関係者は日本人とのハーフのエレナと、その母親のペナム人だった。
エレナは無事であったが知的障害者でもあり警察が保護しようとした。
しかし母親が外交特権で警察の保護を拒否、明星はやむなくこれまで捜査で何度も協力した元刑事の大杉(香川照之)に、エレナをかくまうように依頼した。

大杉はとある事情で警察をやめ、探偵事務所を開いていた。
別居中の妻には離婚を迫られ、中学生の娘は時折会ってはくれるものの、難しい年頃のためなかなか理解し合えずにいた。
エレナをかくまった大杉だが、知的障害があり言葉も通じないエレナともなかなかコミュニケーションが取れない。
そしてエレナの母親が病院で何者かに殺される。
大杉はエレナがかなり危険な集団に狙われていると思い、鳴宮(伊藤淳史)の交番にエレナの身を移した。
その直後、大杉の留守中に事務所にテロ集団のリーダー権藤(松坂桃李)が襲撃を掛けてくる。
たまたま事務所に居合わせた大杉の元同僚の刑事二人は瞬殺、やはり偶然居合わせた大杉の娘めぐみ(杉咲花)は拉致されてしまった。
大杉はすぐに倉木と連絡を取り、鳴宮の交番に向かう。
倉木は明星の身を案じて彼女のマンションに行くのだが、そこは荒らされた跡があり、浴室には倉木の娘が死んだ状況を表すかのような絵が描かれていた。
誰も知り得るはずがない娘の死の描写を見て、倉木は愕然とする。

その後、倉木と大杉が交番にいる時、明星の携帯から倉木の携帯に連絡が入る。
電話の向こうの男高柳(伊勢谷友介)は、明星とめぐみを無事に返してほしければ、エレナをペナムに連れてくるように告げた。
ペナムに居るダルマが、エレナと会いたがっていると言うのだ。

Season1から倉木の周りに見え隠れしたダルマの正体が、この完結編でやっとわかる。
映画としてはだいたい予想通りの展開で、結末もだいたい予想通りではあるのだが、スピーディーな展開と役者の気合いの入った演技で面白く見せてくれた。
シリーズ中、ずっとイカれた東の演技を見せてくれていた長谷川博己は今回も健在、この人の演技の幅の広さを再認識させられた。
さらに特筆すべきは、今回から登場した権藤役の松坂桃李だ。
権藤も、東同様に相当なイカれたキャラなのだが、松坂桃李が長谷川博己に負けず劣らずの演技を熱演している。
松坂桃李はこれまで優等生的な役が多かったが、この演技で一皮剥けたと言っていいだろう。

ちょっと不満なのが、新谷和彦の扱いか。
シリーズを通して池松壮亮が押し殺したいい演技をしており、今回もかなりいい感じのキャラでアクションシーンも素晴らしかったのだが、登場のさせ方が安っぽすぎた。
こんなご都合主義的な登場のために、Season2のラストであの消え方をさせたのかと思うとちょっとガッカリした。
だったらあそこで潔く死んでしまっていた方が、シリーズ全体として新谷和彦および宏美の価値が高まったと思う。

ダルマの扱いもかなり雑だ。
最初からここまで引っ張っておいて、結局は日本最大のフィクサーという安っぽい設定、しかもセリフだけの説明で、実際にどんなスゴイ事をしてきたかは具体的には語られない。
実際のダルマの痣の位置が、人々記憶の中の位置と左右異なっていた理由は説明があったが、なぜ左右異なって記憶されてしまったのかの説明もなかった。
そもそも、なぜダルマを人々の記憶に埋め込む必要があったのかもよくわからない。

長かったシリーズのラスト作品なので、ファンの間でこの結末に賛否両論出るだろう。
ただ個人的には、羽住英一郎らしい映像の迫力で押し切る作品であったので、これはこれで、まぁアリなんじゃないかと思った。

120.劇場版 MOZU


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by ksato1 | 2015-11-09 06:07 | 映画 | Comments(0)

「グラスホッパー」

伊坂幸太郎が原作の作品は外れが少ないが、この作品もかなり面白かった。

ハロウィンの夜、ドラッグ中毒者が渋谷のスクランブル交差点に突っ込み多数の死傷者が出た。
鈴木(生田斗真)の婚約者百合子(波瑠)も犠牲者の一人だった。
鈴木が百合子を思ってスクランブル交差点に行った時、目の前に「フロイラインの寺原親子を調べろ」というメモが落ちてきた。
鈴木は教職を辞し、フロイラインに潜入する。
フロイラインは裏社会を支配する寺原(石橋蓮司)が経営する会社だ。
キャッチセールスで怪しい健康食品を販売し、そこの取りまとめを比与子(菜々緒)が担当していた。
渋谷のスクランブル交差点の事故も、実は寺原が計画したものだった。
ドラッグ患者が事故を起こすことで警察の取り締まりが強化される、その結果、自分の取り扱うドラッグの市場価格が上がる、という筋書きだ。

鈴木はフロイラインで下手くそなキャッチを始めるのだが、そこに教員時代の教え子と名乗る女(佐津川愛美)が声を掛けてくる。
比与子は鈴木と一緒に女を事務所に連れ込み、怪しい薬を飲ませて眠らせてしまう。
そして女を車に積んで、寺原の息子と渋谷のスクランブル交差点で合流することにした。

寺原の息子は、自殺屋の鯨(浅野忠信)に自分達の仕事を探っているジャーナリストの殺害を依頼していた。
鯨は相手の目を見つめることでその相手を一種の催眠状態に陥れ、そのまま自殺に追い込む力を持っていた。
だが、仕事を行う上で殺す対象のバックグラウンドも知ってしまうため、依頼主の秘密を知る事も多かった。
その事を心配した寺原は、他の殺し屋を使って鯨を始末するように、息子に命令した。
寺原の息子はエージェントの岩西(村上淳)に連絡を取り、ナイフ使いの蝉(山田涼介)に鯨を始末するように依頼する。
しかしその依頼の直後、寺西の息子は比与子たちと合流するためにスクランブル交差点で信号待ちをしていたところを何者かに背中を激しく押されて交差点に倒れ込む。
寺西の息子は比与子と鈴木の目の前で車に轢かれて絶命、比与子はすぐに「押し屋」の仕事だと気付き、鈴木に寺西の息子の背後にいた男(吉岡秀隆)の追跡を命令する。

一応、鈴木が主人公と言う事になっているが、鈴木のエピソードと鯨vs蝉のエピソードが並行して描かれている。
岩西と蝉は、寺西の息子が死んだことを知らずに鯨の居場所を突き止める。
その段階で依頼主の死亡がわかったのだが、逆に追跡していたことを鯨に悟られてしまい、鯨からつけ狙われることになる。
押し屋の男と鈴木、そして鯨と蝉のエピソードが、クライマックスでリンクするのだ。

展開としてはやや強引な部分もある。
一番強引なのは、押し屋のバックグラウンドの部分だろう。
あり得ない話ではないが、この押し屋と彼のバックグラウンドがは、あまりにもリアリティがない。
ストーリーのキモともなっているので、やや強引さが目立つ。

ただ、それを含んでも面白い作品だった。
特に、役者が皆素晴らしい演技をしている。
中でも特筆すべきは比与子役の菜々緒だ。
「ファースト・クラス」でもかなり強烈な役だったが、現在放送中の「サイレーン」はさらに強烈な役を演じている。
auのCMの乙姫もいい味出しており、今後もスタイルを生かしたキャラで活躍するだろう。
また、蝉の山田涼介も良かった。
「暗殺教室」でも主役を演じていたが、どちらかと言えば今回の方が彼の持ち味を出せていると思われる。

個人的にはかなり満足した作品だった。


119.グラスホッパー


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by ksato1 | 2015-11-08 20:50 | 映画 | Comments(0)

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」超大胆予測

いよいよ12月18日に「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が公開。
全国一斉18時30分からスタートが発表され、今週新しい予告編とポスターも公開された。
で、今日映画館でポスターを見ながら気づいてしまった。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」がどんなストーリーなのかを。

これまで予告編も小出しにされ、どんなストーリーになるのかも細かくは発表されていない。
キャストについては主役はレイという女性で、EPISODE4~6のメインキャラのハン・ソロ、レイア、ルーク、チューバッカ、C-3PO、R2-D2も登場することが発表されていた。
その他のメインキャストは、ストゥーム・トゥルーパーから脱走する黒人のフィン、そしてダース・ベイダーの跡を継ぐ、新たなるシスと思われるカイロ・レンだ。
そして最初の予告編の中で、「フォースは私の一族と共に、父がそうであり、私も、妹も、そしてお前にも・・・」と言うセリフが流れた。

この段階で私は、主役のレイはルークの娘だと思った。
なぜなら予告編のセリフで該当するのはルーク、なにより男の声であったからだ。
しかし次の予告編で、レイの冒険を心配してハン・ソロに泣きながらすがりつくレイアが映った。
あれ? そうなると、レイはハン・ソロとレイアの娘なのか?
となるとフィンがルークの息子なのか?
フィンは緑色のライトサーベルを持っているので、ジェダイの騎士である事は間違いない。
うーん、しかしルークの息子が黒人のフィンというのは、ちょっと腑に落ちない・・・。
そもそもアナキンが宇宙の意志で授かった子供だから、ルークの息子で黒人というのもアリなのか、それも宇宙の意志なのかと思った。
そう思いながら、公開されたばかりのポスターを見て気がついた。

ポスターをよく見ると、レイはライトサーベルを持っていない!

カイロ・レンの十字のライトサーベルに被っているのであたかもレイがライトサーベルを持っているように見えるが、レイが持っているのは棒状の武器だ。
と言う事は、レイはジェダイの騎士ではないのだ!

そこではたと気がついた!

ルークの息子は、敵役のカイロ・レンだ!

つまりスター・ウォーズの新シリーズは、レイとカイロ・レン、いとこ同士の戦いになるのだ!

そう考えれば、すべての辻褄が合う!

最初の予告編のセリフはやはりルークのセリフで、カイロ・レンに語った言葉なのだろう。
そして最新の予告編で、カイロ・レンが化石のようになったダース・ベーダーのマスクに「私があなたの意志を継ぎます」と語る。
それもアリだろう、なぜならカイロ・レンは、ダース・ベイダーの孫にあたるからだ。

そもそもダース・ベイダーは、EPISODE4で強烈な悪役として登場したからどうしても悪いヤツのイメージが強いが、EPISODE1のアナキンからその歴史を追ってみると、かなり同情すべき点が多い。

まず、アナキンは母とともにタトウィーンで奴隷の身であった。
そこでグワイ・ガンに見いだされてジェダイとしての修行のためタトゥイーンを離れるが、その時はまだ母は奴隷のまま。

そしてEPISODE2で母の悪夢を見たアナキンは、修行を抜け出して母の様子を見に行く。
母は奴隷から解放され結婚し、アナキンの種違いの弟を産み幸せに暮らしていたのだが、砂漠の盗賊タスケン・レイダーに誘拐されていた。
アナキンが悪夢を見たのはそのせいだった。
アナキンは母を救出しに行くが時すでに遅く、アナキンの腕の中で絶命、怒り狂ったアナキンはタスケンを残虐に皆殺しにする。
そしてこの時に、シスとして目覚め始めてしまうのだった。

さらに、ジェダイであるがゆえにパドメとの恋愛も禁止されてしまう。
そもそもジェダイとしての訓練を始めたのが遅かったため、ジェダイ・マスターの中でもヨーダやメイス・ウィンドゥあたりは、アナキンにかなり厳しく接していた。
アナキンは実力もあり真面目に修行をしていたのだが、あんまり厳しくされるので少しずつ歪んでしまう。
そのあたりは、アナキンのパワーが強すぎるのと、ジェダイは恋愛が厳禁であったため仕方ない面もあるのだが、アナキンには同情すべき点が多々ある。
最後にシスの甘言に乗ってしまうのも、宇宙を支配したいなどと言うゲスな野望ではなく、パドメを救いたい一心であった。

そしてそんな祖父の人生を知った時、カイロ・レンはアナキン=ダース・ベイダーに共感するかもしれない。

家族を愛しただけなのに、なぜ祖父はジェダイに倒されなければならなかったのか?
ひょっとするともうルークはこの世におらず、確認される現存のジェダイの騎士は修行をまったくしていないレイアだけ、そういう状況であればカイロ・レイに「ジェダイの騎士」の意義を教える者は誰もいない。
カイロ・レイが、「ジェダイの騎士」を曲解しても不思議ではない。
自分がダース・ベイダーの意志(あくまでもダース・ベイダーの意志でダース・シディアスの意志ではない)を継ごうと考える可能性は大きい

さらにこれを裏付ける根拠としては、スター・ウォーズの公式サイトに現在「レイか、カイロ・レンか、フィンか、"フォース"を目覚めさせるのは?」とある。

http://starwars.disney.co.jp/home.html

さらにさらに、キャストの紹介順は以下の通り。

ハン・ソロ:ハリソン・フォード
レイア・オーガナ:キャリー・フィッシャー
カイロ・レン:アダム・ドライバー
レイ:デイジー・リドリー
フィン:ジョン・ボイエガ

カイロ・レンは敵役のはずなのに、レイより上になっている。

レイが主役と言われているが、今回のストーリー自体も、ルークの息子がフォースを覚醒させカイロ・レンになるまでが描かれるような気がする。

おそらく間違いないと思うんだけどなぁ・・・。
どうだろう?

【追記】

友人から「カイロ・レンとレイも双子では?」との指摘あり。
たしかに、その線も濃厚。
カイロ・レンはジェダイの騎士の修行をするため、ルークに預けられ息子として育てられていた。
ルークは先に世を去り、カイロ・レンはシスの道へと進み始める。
レイは母レイアのように修行をせずに育てられたため、現段階ではジェダイの騎士として覚醒していない。
いとこと思われた二人だが、EPISODE8、9あたりで実は双子の兄妹(もしくは姉弟)だったと言う展開で、一番アナキンの血を強く受け継いだレイは、修行をせずに強烈なジェダイとして覚醒し、二人は対決する。

やっぱりこの展開、アリだと思う。

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by ksato1 | 2015-11-07 21:32 | 映画 | Comments(0)

「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」

Part1もトンデモな作品であったが、今回もかなりのトンデモ作品だった。

前作で迷路を抜け出し保護されたトーマスたちは、ジャンソンたちに救出され砂漠の中にある基地にいた。
そこには、他の迷路から救出された若者たちがいて、彼らは順番に新たなる天地へと送り込まれていた。
だがある日、他の迷路から来たエリスに声を掛けられたトーマスは、基地を出たはずの仲間が眠らされたまま基地内のある部屋の中に入って行くのを目撃する。
トーマスがエリスとその部屋に侵入すると、そこには大勢の若者が眠らされたまま吊るされて体液を奪われていた。
そこでトーマスたちは、ジャンソンがWCKDのメンバーであり、さらに前作で自殺したはずのWCKDのリーダーエヴァがまだ生きている事を知る。
トーマスは仲間のミンホたちを誘い、基地を抜け出し砂漠に逃れる。
だが基地の外は荒廃し、脳を犯す病原体フレアに罹患したゾンビたちがうようよしていた。

トーマスたちは、基地でRA(ライトアーム)というチームが複数の迷路を破壊し、WCKDと敵対している情報を得ていた。
山中に隠れ住むRAに会うべく、トーマスたちは荒野を進み始める。

まず、今作のキャッチコピー「生存率0%」は、作品中のどこにも出て来ない。
いつゾンビに襲われるかわからず、どこにいるのかわからないRAを探す旅は過酷であるが、トーマスたちは結構簡単にヒントとなるジョージたちのグループの元にたどり着く。
さらにそこから先もゾンビたちに襲われるものの、それほど難なく元RAのグループまで行き着いてしまう。
しかもそこまでのストーリー展開も、かなりビックリポンな展開だ。
トーマスたちはおそらく1昼夜以上かけて砂漠を横断し、やっと山の麓のジョージたちの隠れ家にたどり着く。
だがジョージたちの隠れ家でひと騒動あり、トーマスとジョージの片腕であるブレンダが地下通路に逃げると、ちょっと走っただけで市街地、それもビルの相当の上階部分に現れてしまう。
ドラえもんも腰を抜かすほどモノ凄い空間移動だ。

さらにその市街地はスラム化しているものの、かなりの数の一般人が生活している。
そしてこの街はWCKDとつながっていると思われる謎の人物が支配しているのだが、こいつがまた近年稀に見るほど弱っちい。
トーマスたちは結果的にこの弱ボスからRAの居場所を聞き出すのだが、それだけのためにこの街と弱ボスのエピソードを入れる必要があったのかと不思議に思う。

役者の演技はしっかりしており、アクションシーンもなかなかハラハラさせてくれるのだが、マトリックスとバイオハザードとマッドマックスを足して適当に割ったような世界観とストーリー展開なので、どうしても既視感ばかりが先にたってしまう。
一応三部作という事なのでたぶん次回作も観るとは思うが、ラストで満足できるような展開になるとは到底思えない。
「ハンガー・ゲーム」以降似たような作品が次々作られたが、この作品を含めて正直どれも今一つ感は否めない。



118.メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮


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by ksato1 | 2015-11-05 06:21 | 映画 | Comments(0)