<   2015年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

昨日第38回日本アカデミー賞が発表された。
1月19日でオレ的予想をしたが、今回は役者部門の4部門をすべて◎で的中だった。

●主演男優賞
 阿部寛:「ふしぎな岬の物語」
◎岡田准一:「永遠の0」
 佐々木蔵之介:「超高速!参勤交代」
 中井貴一:「柘榴坂の仇討」
○役所広司:「蜩ノ記」

●主演女優賞
 安藤サクラ:「0.5ミリ」
 池脇千鶴:「そこのみにて光輝く」
 井上真央:「白ゆき姫殺人事件」
 二階堂ふみ:「私の男」
◎宮沢りえ:「紙の月」
 吉永小百合:「ふしぎな岬の物語」

●助演男優賞
 阿部寛:「柘榴坂の仇討」
○伊藤英明:「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」
◎岡田准一:「蜩ノ記」
 笑福亭鶴瓶:「ふしぎな岬の物語」
 三浦春馬:「永遠の0」

●助演女優賞
 大島優子:「紙の月」
◎黒木華:「小さいおうち」
△小林聡美:「紙の月」
 竹内結子:「ふしぎな岬の物語」
 富司純子:「舞妓はレディ」

特に、主演女優賞は1点での的中だった。

ただしその他の主要部門は大外れ。

●作品賞
 「永遠の0」
○「紙の月」
◎「小さいおうち」
 「蜩ノ記」
 「ふしぎな岬の物語」

●監督賞
 小泉堯史:「蜩ノ記」
 成島出:「ふしぎな岬の物語」
 本木克英:「超高速!参勤交代」
○山崎貴:「永遠の0」
◎吉田大八:「紙の月」

●脚本賞
 加藤正人/安倍照雄:「ふしぎな岬の物語」
 土橋章宏:「超高速!参勤交代」
○早船歌江子:「紙の月」
 山崎貴/林民夫:「永遠の0」
◎山田洋次/平松恵美子:「小さいおうち」

●アニメーション作品賞
◎「思い出のマーニー」
 「ジョバンニの島」
 「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」
 「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」
○「STAND BY ME ドラえもん」

●外国作品賞
 「アナと雪の女王」
◎「インターステラ―」
○「ジャージー・ボーイズ」
 「フューリー」
 「GODZILLA ゴジラ」

なんとか監督賞とアニメーション作品賞が○で的中したが、それ以外はかすりもしなかった。
ただ個人的には、「永遠の0」も「STAND BY ME ドラえもん」も「アナと雪の女王」も、それほど特筆すべき作品だとは思えない。
「永遠の0」はVFXと岡田准一の演技は良かったが、上映時間が長すぎて冗舌な部分も多かったと思う。
「STAND BY ME ドラえもん」はシンプルに手堅くまとめていたが3D以外に目新しさはなく、芸術性という意味では「思い出のマーニー」の方が上回るだろう。
「アナ雪」は松たか子と神田沙也加あってこそのヒットであり、外国作品賞よりむしろアニメーション作品賞の方がふさわしかったと思う。

まあ、観客動員数の多かった作品、という映画の普遍的な評価で考えれば、この3作品で正解なんだけどね。


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先週、先々週と2週連続で放送されたジブリ2作品を録画して見る。

まず「崖の上のポニョ」だが、何度も日記にも書いているが「色の洪水」である。
そして作画タッチ、ストーリーを考慮しても、この映画は「絵本」と言うべき作品だ。
どこかのサイトにゴチャゴチャと「崖の上のポニョ」の整合性について強引な解説が書かれていたが、そんな解説自体がナンセンス。
「ぐりとぐら」や「そらいろのたね」に整合性の解説が必要だろうか?
そんな解説誰もありがたがらない。
ポニョのお母さんの正体やフジモトが何者なのかなんて、考えても仕方がないのだ。
見ていて単純に楽しくなる、「崖の上のポニョ」とはそういう作品なのである。


続いて「風立ちぬ」だが、こちらはうって変わって「純文学」である。
大正から昭和へ移り行く激動の日本において、人々は明るい未来を信じて斜に構えることなく本当に一生懸命生きていた。
特に若者たちは、挫折を繰り返しながらもそのたびに立ちあがって前に進み続けていた。
そこに戦争が暗く大きな影を落とし、誰もが目をそむける事のできない凄惨な現実に突入する。
そんな時代でも一生懸命生きる主人公堀越二郎と、運命的な出会いをした里見菜穂子の純愛ストーリーである。
前述したサイトはこの映画についても、カストルプの解説などをしていた。
だが純文学において、局所だけを取り上げて論じても陳腐の一言だ。
堀越二郎の声を庵野秀明が担当した経緯についても、安易に何かの本の引用を持ってきて解説していたが、本当のファンならドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」において、庵野秀明に決定した瞬間が生々しく記録されている事を知っている。

話を作品に戻すが、この作品を引き立てているのがやはり主題歌の「ひこうき雲」だ。
本編ではラストに流れるのだが、予告編では「ひこうき雲」がすべて流れ、そこに名シーンがはめ込まれている。
この予告編が本編に負けず劣らず秀逸な出来なのだ。
表示されるテロップのテキストも素晴らしい。
おそらくDVDなどには収録されていると思われるので、何かの機会があったらぜひ見てもらいたい。


13.崖の上のポニョ(再)
14.風立ちぬ(再)


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ある陸軍士官(亀梨和也)が銃殺刑直前に、陸軍D機関の結城中佐(伊勢谷友介)に命を拾われる。
彼は訓練ののち嘉藤次郎と名付けられ、新型爆弾の製造法が書かれた「ブラックノート」入手のために、南国の都市に派遣される。
「ブラックノート」はドイツからアメリカの大使の手に渡っていたが、大使は数日後にアメリカに帰還してしまう。
もちろん「ブラックノート」をアメリカに持ち帰るための帰還であり、残された時間内で嘉藤と仲間たちは「ブラックノート」を手に入れなければならなかった。
さらに、謎の女リン(深田恭子)とイギリスの諜報機関も「ブラックノート」を狙っており、3者が「ブラックノート」を巡り大活劇を繰り広げる。

原作は柳広司の小説だが、どこまで忠実であるかは定かではない。
映画としては、エンターテイメントとして考えればギリギリ「アリ」のラインだ。

一番いただけないのは、アクション映画なのに外国人の役者のアクションがメタメタな部分だ。
「ブラックノート」を持った嘉藤をイギリス諜報機関のメンバーが追いかけるのだが、走り方がまるでなっていない。
中年のオッサンのランニングのようで、見ていて興醒めした。
主要キャストのアクションはなかなかだっただけに、もうちょっと外国人エキストラにもお金をかけられなかったのかと残念に思う。

また陸軍上層部とD機関、そして嘉藤と仲間、リン、イギリス諜報機関の図式もありきたり過ぎる。
正直、ストーリー展開にはまったくハラハラしなかった。
監督の入江悠は「日々ロック」でも良く言えば手堅く、悪く言えば教科書通りのまとめ方で、今回も期待以上の展開にはなっていなかった。

ただ、個人的には深田恭子のアクションシーンだけで合格点ではあった。


12.ジョーカー・ゲーム


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今年のG1レース第一段、昨年は1レースも当てられなかったので、今年は1レースでも多く当てたい。
だが予想は護りに入らず攻める。

1番人気は前日発売で単勝2.1倍のコパノリッキー。
暮れのチャンピオンズカップは出遅れて惨敗したものの、明けて東海Sはトップハンデの58kgを背負っての完勝。
普通に考えればやはりこの馬が勝利に一番近い。

だが、昨年はシンガリ人気でまったくマークされずにレースを進められたが、今年はほぼ全馬がこの馬を目標にしてくる。
馬場も湿り気味となっており、昨年のようなスローペースにはならないだろう。
内枠ですんなり好位に付けたいところだが、逆に外から被せられて内に包まれる可能性もある。

そこで本命に推すのはインカンテーションだ。
前走の東海Sは、コパノリッキーより2kg軽かったにも関わらずに0.7秒離されての3着。
だが出遅れた上に道中で落鉄していた。
しかも落鉄しながらも、レース最速の上がりを記録している。
ちなみに前々走のチャンピオンズカップも、惨敗だったが道中で落鉄していた。
鞍上は主戦の大野から復活のウチパクにスイッチ。
体調的にも今が充実期と見て本命にする。

対抗はワイドバッハだ。
ここ4戦連続で上がり最速を記録。
最後の直線は必ず脚を伸ばしてきており、ペースが速くなったらこの馬の出番である。
2年以上休養せず使い詰めの点はやや気になるが、府中の1600mこそこの馬の本領を発揮する舞台だ。

三番手はローマンレジェンド。
この馬は週中の追い切りの動きが抜群だった。
前々走のチャンピオンズカップは休み明けで3着。
東京大賞典は4歳時に制しているが、そもそも2000m以上の距離はあまり得意ではないので、前走の東京大賞典5着もそれほど気にしなくていいだろう。
意外と府中は初見参となるのだが、左回りは1.0.2.0の戦績なのでこちらも問題はない

四番手はベストウォーリアだ。
この馬も追い切りの動きが良かった。
そしてこの馬もダ1600mは4.1.1.1で、府中のダートも3.1.1.1のコース巧者だ。
得意のコースに戻ったので、ここ2戦の敗戦は気にしなくていいだろう。
鞍所が戸崎というのも心強い。

五番手はコパノリッキー。
出遅れて包まれさえしなければ、この馬が惨敗する事は考えられない。
ただ繰り返しになるが、今回は全馬から格好の目標にされてしまうだけに、勝ちきるまで行くかどうか。
逆にここを勝つようであれば、当分ダート界はコパノリッキーの天下と考えていい。

最後はサンビスタにする。
約1年前のエンプレス杯3着と昨秋のチャンピオンズカップ4着を除けば、この1年連対を外していない抜群の安定感だ。
鞍上は年明けから絶好調のC.デムーロ。
このレースは牝馬の実績があまりないが、デムーロの剛腕で勝ち負けする可能性は十分ある。


◎インカンテーション
○ワイドバッハ
▲ローマンレジェンド
△ベストウォーリア
×コパノリッキー
×サンビスタ

馬券は三連単フォーメーションで、1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の24点勝負。


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天童荒太が直木賞を受賞した作品だ。
さらに出演陣も豪華と言う事もありかなり期待して観に行ったのだが、正直ガッカリだった、と言うか意味が良くわからなかった。

坂築静人(高良健吾)は薬品会社に勤めるエリートであったが、親友の死がきっかけでまともな生活を送る事ができなくなり、全国の事件、事故の被害者の死を現地で悼む旅を続けていた。
そして静人は、ある事件の現場でフリーの雑誌記者の蒔野抗太郎(椎名桔平)と出会う。
蒔野はエログロネタを得意としており、斜に構えたヒトクセある人物だ。
事故現場で仰々しく死者を悼む静人を偽善者と思い、静人の身辺を取材しはじめる。

一方、静人は相変わらず質素な旅を続けていたのだが、ある事件現場で奈儀倖世(石田ゆり子)と出会う。
倖世の夫がその場所で殺されており、新聞でその記事を読んだ静人が悼みに来たのだが、実は夫を殺したのは倖世自身であった。
倖世は罪を償って刑期を終えた後、夫の死んだ場所を参っていたのだ。
見ず知らずの人を悼む旅を続ける静人に興味を持ち、倖世は静人に付いて旅を始める。
そして倖世は少しずつ静人に感化されて行く。

静人が死者を悼んでいるのは、死者が生きた証しとして誰かが死者の事を覚えておくことが、死者に対しての供養になると信じているからだ。
そのため巡回するかのように、何度も同じ場所に足を運び、機会があれば死者の事をいろいろな人にたずねていた。
そのあたりまではわかりやすいのだが、静人がどこを目指しているのかサッパリ見えてこない。
また、静人の両親、姉がそれぞれ結構な問題を抱えており、さらにそこに蒔野が絡んでくるため、物語がかなり散漫になってしまう。
静人と倖世の悼む旅と、それ以外の登場人物の話がリンクしてこないため、映画の主題である静人の悼む行為がぼやけてしまっている。

監督は堤幸彦。
この人はTVシリーズを作るのは巧いが、映画作品に付いては、「20世紀少年」「SPEC」など、風呂敷を広げ過ぎてたためなかった実績がある。
今回も、話を欲張って盛り込み過ぎてまとめきれなかったのかな、という印象だった。


11.悼む人


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「ファンタスティック・フォー」で思い出すのは、子どもの頃「まんがキッドボックス」で見た「宇宙忍者ゴームズ」だ。
あの「ムッシュムラムラ、ガンロック!」である。
「宇宙忍者ゴームズ」でも、4人の超能力の設定はそのまま踏襲していた。
しかし子ども向けアニメと言う事もあったためか、「宇宙忍者ゴームズ」ではお笑い担当はガンロックでファイアーボーイは真面目な好青年になっていた。

映画のストーリーは、ファンタスティック・フォーの誕生の物語である。
科学者のリード(ヨアン・グリフィズ)は、親友のベン(マイケル・チクリス)とともにヴィクター(ジュリアン・マクマホン)の会社を訪れていた。
宇宙放射能が人類の進化に与える影響を調査するために、宇宙空間にロケットを飛ばすための協力を依頼しに来たのだ。
ヴィクターはかつてリードと付き合っていた科学者のスーザン(ジェシカ・アルバ)を技術責任者に招き入れ、自らの彼女としていた。
リードとスーザンは気まずい思いもしたが、研究を優先して宇宙に飛び立つ。
ロケットの操縦士はスーザンの弟のジョニー(クリス・エヴァンス)で、副操縦士はベンだった。
宇宙空間に到着してベンが実験の準備のため船外活動をしている際に、宇宙放射能の嵐が予定より早く到達してしまう。
そして放射能波を受けた4人は、超人的な能力を身に付けた。

地球に戻った4人は検査を受けるものの、能力以外に異変は見つからなかった。
だがベンは風貌が岩石のようになってしまい、愛する妻からも見放されてしまった。
途方に暮れたベンが鉄橋の上でたそがれていると、同じく人生を悲観した自殺者と遭遇する。
その自殺者をベンが助けようとして偶発的な大事故が発生してしまうのだが、その危機を4人が救う事になる。
事故はTV中継されたため、4人は「ファンタスティック・フォー」としてN.Y.のスターとなった。

4人のうちヒューマン・トーチとなったジョニーだけが、お気楽ご気楽で相変わらず女性の尻ばかりを追いかけていた。
しかし残りの3人、特にベンは元の体に戻りたいと強く願っており、リードは元に戻るための宇宙放射能発生装置を開発する。
そんな折、誰も気づいていなかったが、宇宙ロケットに同乗していたヴィクターにも体の変化が見え始めていた。
ヴィクターはリードの実験が失敗に終わったため、投資家たちに見切りを付けられそうになっていた。
そしてヴィクターは、身に付けた超能力を使って投資家を殺害、さらに暴走を始めるのだった。

ストーリーとしては、スパイダーマンに酷似しているかもしれない。
まあ、アメリカン・ヒーロー・コミックが題材だけに、酷似するのも無理はないだろう。
ただそうは言っても、あるきっかけで超人になってしまう、主人公にかなり近いところにいるキャラが宿敵となる、と言うストーリーの核となる部分が似ているだけに、人数が同じだけで内容は一緒じゃないの、と言う突っ込みを入れたくなってしまう。
そのあたりが、シリーズとして発展しなかった要因かもしれない。

この作品もスパイダーマンと同じようにリブート作品が待機しているようなので、そちらに期待したい。


10.ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]


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ジェームズ・キャメロンが監督し、アカデミー視覚効果賞を受賞しているだけあって、25年以上前の作品だが非常に見応えのある作品だった。
ただ、ラストだけはいただけなかった。

アメリカの原子力潜水艦が深海で未確認の高速物体を補足するが、その物体の影響でコントロールを失い座礁、艦内で発火してしまう。
すぐに緊急信号が送られ米軍のSEALSが救助に向かうが、折しも大型のハリケーンが近付いており本格的な救助機材を現地に送ることができない。
そこで米軍は、その近海で海底油田を発掘している民間企業のチームに援助を依頼した。

海底油田で働くメンバーは一癖も二癖もある者ばかりだ。
そのチームをまとめるのがバッド(エド・ハリス)だった。
チームはSEALSの隊員と合流し、原潜が連絡を絶った海域に到着する。
艦内はすでに浸水しており、生存者はいなかった。
SEALSのメンバーは原潜がソ連の原潜に攻撃を受けたと判断、ソ連の原潜が沈没した艦とミサイルを回収する事を恐れ、残されたミサイルを使って艦を爆発しようとしていた。
だが、原潜が沈没する原因となったのはソ連の原潜ではなく、深海に生息する未知の異星人によるものだった。

かつてバッドと結婚し、かつ油田掘削の母艦リグの設計者であるリンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)は、沈没艦の調査中偶然未知の生物と遭遇していた。
未知の生物は人類を攻撃する目的を持っていなかったが、彼らが乗船している艦は近くを通過するだけで電子機器に影響を与えるため、アメリカの原潜は計器の故障を起こして沈没したのだった。

リンジーはソ連の原潜が原因でないことをSEALSのメンバーに説明するものの、彼らは上層部の命令に従うだけだった。
そして油田掘削チームとSEALSのメンバーが揉めている最中にハリケーンが激しくなり、海面に浮かんでいた連絡船のクレーンが強風であおられ、海中のバッド達の頭上に高速で落下してきた。
クレーンの直撃は免れるものの、ケーブルに引っ張られてリグは大破、メンバーの半分が犠牲になってしまう。
残されたSEALSのコフィ大尉(マイケル・ビーン)はパニックに陥り、一人で核弾頭を使用して沈没艦を爆破しようとする。
暴走するコフィ大尉を他のメンバーが止めようとするが、訓練された大尉を止める事は至難の技だった。
結果、核爆弾は海溝の奥深くに落ちてしまう。
核爆弾の信管を切断するために、バッドは片道分だけの酸素を背負い海溝に潜る事になった。

ストーリーの構成は3部に分かれている。
前半のクライマックスは、沈没した原潜を調べている最中にクレーンが落ちてくるシーンだ。
逃げ場のない深海での緊迫感は素晴らしく、正統派のパニック映画と言えるだろう。
続くコフィ大尉の暴走を止めるシーンは、正統派アクション映画として遜色ない。
最後はバッドが死を覚悟して深海に潜る、ヒューマン映画になっている。

どれもきちんとした構成で非常に見応えがあったのだが、ラストでズッこけた。
もう25年以上前に公開された映画なのでネタバレしても問題ないと思うが、死んだと思われたバッドが深海の異星人に救われて生還する。
異星人はリグの中に触手の形をした水で浸入するなど、ストーリーの途中途中で姿を見せるのだが、その段階では敵か味方かわからない見せ方になっている。
それなのに終盤でいきなりストーリーの中央に割り込んできて、世界中に300mの大津波を起こして人類を滅亡させようとする。
ところがその大津波も、バッドがリンジーに最後に送ったメッセージを見て異性人は感動し、大津波をあっさり引っ込めて人類は救われてしまう。
なんとも安っぽい展開だ。

この結末ならば、バッドが誰かに助けられたという痕跡だけ残して異星人の正体もまったく明かさず、リンジーたちが「バッドはどこかで必ず生きている」と言う結末の方が説得力があったと思う。

完全版は3時間近い作品で、2時間半までは手に汗握りながら見ていたが、残り30分で後ろにひっくり返りそうになった。


11.アビス(完全版)


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バイオリニストの香坂真一(松坂桃李)は、コンサートマスターを勤めていた中央交響楽団が経営難で解散に追い込まれ、他の楽団のオーディションを受ける毎日だった。
そんなある日、中央交響楽団復活の知らせが入る。
香坂が練習場所に訪れると、そこにはかつてのメンバーが集まっていた。
だが練習場所は今にも崩壊しそうな倉庫、しかも楽団を招集した指揮者の天道徹三郎(西田敏行)は、誰も名前が知らない無名の男だった。

一見素人と思われる天道が、いろいろな楽器の演奏者に適確な指示を出して、楽団を復活させる物語だ。
原作はさそうあきらのコミックスであるが、正直ストーリー的にはよくある話である。

ただ、天道役の西田敏行が音楽への激しい情熱を見せてくれる。
楽団のメンバーはそこそこ技術があるものの、一歩突き抜ける事ができずにくすぶっている状態だ。
楽団自体が経営難に陥ったのも、個々のメンバーが自分で自分の能力に限界を作ってしまい、情熱ある演奏ができなくなってしまった事にも要因があるようにも見える。
唯一、コンマスの香坂だけは精進を重ねているのだが、香坂が性格上皆を気遣ってしまうため、メンバーは彼に甘えてさらに自らの成長を止めてしまっている。
そんな中、天道にスカウトされたド素人の橘あまね(miwa)がフルートの第二奏者として参加する。
彼女が過去を背負ってフルートを吹いている事を、天童は見抜いていたのだ。

「人、一人殺すくらいの覚悟で演奏しろ!」

中盤のシーンの天道のセリフが、この作品を引き締めている。

もちろん、西田敏行以外の役者も秀逸だ。
プライドはあるものの限界が見えてしまった事による挫折、しかしなかなか諦めが付かないメンバーの迷いを、それぞれがきっちり演じている。

ただ、中盤以降がかなりダレてしまう。
天道の手腕により楽団のレベルがどんどん上がって行くのだが、天道がかつて詐欺行為をした事が判明してスポンサーが降りてしまう。
コンサートの実施が不可能になりかけ、一つになりかけていたメンバーの心は再び散り散りになる。
そこから再びメンバーが終結する部分がこの映画のキモなのだが、コンサートの実施までの話がかなり不鮮明。
そもそも最初のスポンサー集めにどれだけ苦労したのかが描かれていないため、スポンサーが降りた時点での深刻さが伝わってこない。
かつ、その後のスポンサー集めもあまりきちんと描かれていないので、スポンサーが降りるという起承転結の「転」の部分の重みがまったくなくなってしまっている。
また天道と香坂の関係も舌足らずでわかりづらかった。
それならばいっその事スポンサーが降りる話はなくしてしまい、天道と香坂、そしてメンバーの方向性の違いによる確執で「転」を作った方が、全体がまとまったんじゃないかという気がする。

途中までの盛り上がりが良かっただけに、中盤以降が残念な印象になってしまった。

135.マエストロ!(番号振り間違えによる降番)


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NFLにはそれほど詳しくないのだが、この映画はちょっとひねくれたスポーツ好きにはたまらない映画である。

題材はNFLのドラフト会議。
MLB(野球)のワールドシリーズの視聴率が20%前後であるのに対し、スーパーボールの全米の視聴率が40%を超えていて、日本の紅白歌合戦なみの盛り上がりを見せている事は知っていたが、ドラフト会議までこれほど盛り上がるとは知らなかった。
だがそれもそのはず、その年のドラフト全体1位はたいてい学生の最優秀選手が指名され、その選手を獲得したチームはその後数年優勝争いをする事が多い。
ただし、年によっては最優秀選手が下位指名に回る事もある。
そのあたりの駆け引きが非常に面白いのだ。
そしてこの映画がどれだけ事実に近いのかはわからないが、NFLのチーム名はすべて実際に存在するチームである。

クリーブランド・ブラウンズのGMであるソニー・ウィーヴァー・JR(ケビン・コスナー)は悩んでいた。
ブラウンズの2014年のドラフト指名順位は全体の7位で、大方の予想ではかつて父親もブラウンズで活躍したレイ・ジェニングスを指名すると思われている。
だがジェニングスは暴行事件を起こした過去もある。
そして、ウィーヴァーは自分が招いたヘッドコーチとも上手く行っていなかった。
そもそもブラウンズはウィーヴァーの父が指揮を取っていたのだが、ウィーヴァーが父をクビにして現在のヘッドコーチを雇ったのだ。
にも関わらず、ヘッドコーチは頑固で自分のやり方を貫き通そうとする。
さらにドラフト当日、ウィーヴァー付き合っている彼女から妊娠したと告げられる。
彼女はブラウンズの顧問弁護士で、先週の調達資金のマネジメントを担当しており、ドラフト当日も重要な仕事担当する。
なのになぜ、こんな重要な日の朝にそんな大事な話をするのか。

悩み事が蓄積して行く中、ドラフト全体1位の指名権を持つシーホークスのGMから連絡が入る。
来年以降の2年間の1位指名権と引き換えに、今年の1位指名権を譲りたい、という申し出だった。
1位指名権を獲得すれば、スター選手のQBボー・キャラハンを指名できる。
その話を耳にしたオーナーからは、早速獲得の指示が舞い込んでくる。
しかしブラウンズにはウィーヴァーが信頼するQBがおり、ケガから復帰して調子を上げていた。
ドラフトまでの時間が刻々と過ぎて行く中、ウィーヴァーは決断を迫られていく。

非常にテンポがいい作品である。
NFLのドラフトと言う日本人には馴染みが薄い題材だけに、映画の前にポイントの解説が行われる。
ただその解説を見たとしても、そこそこスポーツに詳しい人でないとなかなか理解できない内容ではある。
とは言え、各都市に点在するチームのGMの交渉が電話になる事を考慮し、単純に画面を縦に2つに分けるだけではなく、その中で人物が自由に動くなど見せ方の工夫も面白かった。
難しい題材をできるだけわかりやすくしようと言う制作者の意図が、各所に埋め込まれている作品だ。

翌年以降の1位指名権の重みがイマイチよくわからないものの(今年ブラウンズがいい成績を残すと、来年のブラウンズの1位指名権は下位になってしまう)、ドラフトが始まってからの駆け引きも面白く、個人的には最初からぐいぐい引き込まれてしまった。
若干ネタバレになるが唯一欠点を上げるとすると、ドラフトの結果についてオーナーが怒りださなかった点にやや違和感を感じた。
かなりワンマンなキャラに描かれていただけに、あの結末なら激怒するんじゃないかと言う気もした。

とは言え、映画としてはなかなかまとまった佳作であった。
日本で評価されるかどうかはかなり微妙な感じであるが、個人的には評価したい作品だ。


136.ドラフト・デイ(番号振り間違えによる降番)


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