<   2015年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

だいぶ間が空いてしまったが、TV放送された「カリオストロの城」を見る。
もう何回見たかも覚えていない。
そして何回見ても、最初から最後まで画面に釘付けにされてしまう。
すでに制作されてから35年が経過するが、現在でもまったく色褪せない作品である。

その要因をいろいろと考えてみたが、一番はやはりクラリスのキャラ設定だろう。
ルパン、次元、五右衛門、銭型、そして峰不二子までが、ピュアなクラリスに感化され、損得抜きで彼女を救い出す事に尽力する。
クラリスのピュアな設定がまったくブレないため、彼女を中心にしてその他のキャラが全員生き生きと動いているのだ。
よく人気小説や漫画の作者が、「登場人物のキャラ設定をきちんとすれば、ストーリーは自然に面白く動き出す」という事を言っている。
まさにその見本のような作品だろう。

また、大野雄二の音楽も大きな要素だ。
脚本自体も無駄なシーンがなくテンポがいいが、効果音やBGMがさらにストーリーにテンポを生んでいる。
秀逸な効果音なので、今でもいろいろな番組でこの効果音が使われていたりする。

作品中に出てくるギア、アイテムもオーソドックスな物ばかりで、その時代の最新兵器などは使っていない。
武器で言えば迫撃砲やバズーカ、小道具はリールやテグス糸などである。
そう言う部分が、逆に何年経っても作品に古臭さを感じさせないのだろう。

宮崎駿ならではの構図、カット割りではあるが、逆にこの頃の方が大胆な構図を多用しているような気もするが、冒険作品であるルパンならその方が面白いだろう。
現在は、宮崎駿作品は後期の方が評価が高いが、100年後には宮崎作品の原点である「カリオストロの城」が一番評価が高くなっているような気もする。


8.ルパン三世 カリオストロの城(再)


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さて、今年も日本アカデミー賞の季節がやってきた。
毎年恒例、「オレ的予想」をアップしたいと思う。

ただ今年は「オレ的」評価の高かった「舞妓はレディ」と「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」のノミネート(優秀賞受賞)が少なかったのは、やや残念である。

●作品賞
 「永遠の0」
○「紙の月」
◎「小さいおうち」
 「蜩ノ記」
 「ふしぎな岬の物語」

作品賞はなかなか渋い顔並びとなった。
この5作品の中で観ていないのは「ふしぎな岬の物語」。
その他の4作品はどれも甲乙付けがたいが、個人的には「小さいおうち」を推したい。
それ以外の3作品も悪くなく、特に「紙の月」は予想以上の出来栄えであった。
ただ、どれも他に類を見ないかと言えば、これまでにも似たような作品があったようにも思える。
「小さいおうち」は松たか子と黒木華が迫真の演技を見せており、独特の雰囲気を醸し出していた。
後から思い返しても一番印象に残る作品である。


●監督賞
 小泉堯史:「蜩ノ記」
 成島出:「ふしぎな岬の物語」
 本木克英:「超高速!参勤交代」
○山崎貴:「永遠の0」
◎吉田大八:「紙の月」

毎年、作品賞と監督賞はほぼリンクする。
今年は「小さいおうち」が外れて「超高速!参勤交代」が監督賞にノミネートされた。
この中では本命は「紙の月」の吉田大八だ。
主演の宮沢りえもかなり良かったが、不倫相手役の池松壮亮と同僚の小林聡美の絡ませ方が見事だった。
作品全体に緊張感が張り詰めていたが、これも監督の手腕によるものだと思う。
「永遠の0」は特撮が見事で「さすが山崎貴!」と思わせたが、逆に特撮部分だけが目立ってしまった印象もある。


●脚本賞
 加藤正人/安倍照雄:「ふしぎな岬の物語」
 土橋章宏:「超高速!参勤交代」
○早船歌江子:「紙の月」
 山崎貴/林民夫:「永遠の0」
◎山田洋次/平松恵美子:「小さいおうち」


脚本賞も作品賞、監督賞とほぼリンクしているが、「蜩ノ記」が外れた。
「小さいおうち」は監督賞でノミネートされなかった理由がよくわからないが、この5作品で考えると脚本賞も「小さいおうち」じゃないかと思う。
早船歌江子という人はよく知らないが、作品賞同様「紙の月」も悪い出来ではなかった。


●主演男優賞
 阿部寛:「ふしぎな岬の物語」
◎岡田准一:「永遠の0」
 佐々木蔵之介:「超高速!参勤交代」
 中井貴一:「柘榴坂の仇討」
○役所広司:「蜩ノ記」

ここも飛び抜けた候補がいないので難しい。
個人的には「WOOD JOB!」の染谷将太で決まりと思っていたが、ノミネートさえされなかった。
岡田准一は初めてジャニーズが賞候補に顔を出してきただけではなく、胸に正義感を秘めながらも無駄にアツくならない冷静な主人公を見事に演じていた。
阿部寛は観てないないので何とも言えないが、佐々木蔵之介、中井貴一は本人のポテンシャルから考えると特筆すべき演技とは言えなかったように思える。
「蜩ノ記」の役所広司もそれなりに良かったが、「最後の忠臣蔵」の瀬尾孫左衛門とイメージが被ってしまった。


●主演女優賞
 安藤サクラ:「0.5ミリ」
 池脇千鶴:「そこのみにて光輝く」
 井上真央:「白ゆき姫殺人事件」
 二階堂ふみ:「私の男」
◎宮沢りえ:「紙の月」
 吉永小百合:「ふしぎな岬の物語」

この部門は6人ノミネートされているが、半分の3作品しか観ていない。
そしてこの部門でも、個人的にはかなり評価の高かった「小さいおうち」の松たか子がノミネートされていないのがやや納得がいかない。
そう言う状況なので、印は宮沢りえのみとする。
他の映画賞では安藤サクラの評価が抜群に高い。
しかし同様に他の映画賞で評価の高かった「かぞくのくに」は、安藤サクラの演技だけではなく、個人的には映画全体でまったく評価する部分がなかった。
今回も同じパターンじゃないかと言う気がする。
井上真央は「八日目の蝉」と比較すると、それほど特筆すべきものはなかった。
二階堂ふみもエキセントリックな役どころだったが、その他の作品でも似たような役を演じた事も多く、特に目立っていいところはなかった。
それと、最優秀を受賞できなくとも、「舞妓はレディ」の上白石萌音もノミネートくらいはされても良かったんじゃないかと言う気がする。


●助演男優賞
 阿部寛:「柘榴坂の仇討」
○伊藤英明:「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」
◎岡田准一:「蜩ノ記」
 笑福亭鶴瓶:「ふしぎな岬の物語」
 三浦春馬:「永遠の0」

観た映画の中では、やはり岡田准一が良かった。
助演と言うよりも、岡田准一が主演のようにも見えた。
昨年の真木よう子に引き続き、2年連続で主演、助演ダブル受賞という事になるかもしれない。
個人的には「WOOD JOB!」の伊藤英明も良かったが、コメディ映画だけに受賞はちょっと難しいか。
それとこの部門でも、「舞妓はレディ」の長谷川博己がノミネートされても良かったんじゃないかと思う。


●助演女優賞
 大島優子:「紙の月」
◎黒木華:「小さいおうち」
△小林聡美:「紙の月」
 竹内結子:「ふしぎな岬の物語」
 富司純子:「舞妓はレディ」

この部門で「舞妓はレディ」の富司純子がやっとノミネートされた。
しかし最優秀は黒木華で確定だろう。
とにかく素晴らしい演技だった。
「舟を編む」のイマドキ編集者とはうって変わった真面目なお手伝いさんの役どころで、演技力の奥深さを見せつけられた。
そしてもし黒木華がいなかったら、小林聡美で決まりだったとも思われる。
「小さいおうち」の黒木華と同じ年に当たってしまい、小林聡美はちょっと運がなかったかな、という感じだ。

●アニメーション作品賞
◎「思い出のマーニー」
 「ジョバンニの島」
 「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」
 「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」
○「STAND BY ME ドラえもん」

基本的にこの部門は、ジブリと細田守のための賞である。
第30回から創設されて今年で9年目、過去に8作品が受賞しているが、細田守は制作した3作品すべてで受賞、そしてこの間に制作されたジブリ作品は、細田作品の「サマーウォーズ」に敗れた「ゲド戦記」と、昨年ジブリ同士の争いで受賞できなかった「かぐや姫の物語」以外4作品がすべて受賞している。
ちなみに、細田作品とジブリで合計7作品で、残りの1作品は「鉄コン筋クリート」だ。
だが、今回は細田、ジブリの牙城に山崎貴が「ドラえもん」で殴りこみを掛けてきた。
内容的にはオーソドックスな「ドラえもん」だが、逆にそこが共感を得て2014年の邦画では「永遠の0」に次ぎ堂々の興行収入第2位である(余談だが、山崎貴は2014年の邦画興行収入ランキング1-2を記録した事になる)。
だが宮崎駿の引退を発表し、今後は長編作品を制作しない可能性もあるジブリとしては、ここはなんとか受賞したいところである。
そして内容も、個人的には「ドラえもん」より「思い出のマーニー」の方が好きだ。
応援の意味も込めて「思い出のマーニー」を推したい。


●外国作品賞
 「アナと雪の女王」
◎「インターステラ―」
○「ジャージー・ボーイズ」
 「フューリー」
 「GODZILLA ゴジラ」


唯一すべての作品を観たのがこの部門である。
作品の影響力と言う意味ではもちろん「アナ雪」だろう。
ただ個人的には、日本でのヒットは松たか子と神田沙也加に寄るところが大きいと思う。
そうなると、「外国作品賞」としての評価はやや下げざるを得ない。
となると「インターステラ―」と「ジャージー・ボーイズ」の一騎打ちだ。
どちらもとてもいい作品なので、好みで判断するしかない。
なので2014年オレ的映画ランキング第1位の「インターステラ―」を本命に推す。


昨年は「利休にたずねよ」本線、「舟を編む」対抗を基本にして予想したが、「利休にたずねよ」は無冠で「舟を編む」が4冠を獲った。
今年は特に本線に推したい作品はノミネートされていないのだが、たぶん大きなサプライズは無く、「小さいおうち」「永遠のゼロ」「紙の月」を中心に受賞するんじゃないかと思う。


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なんとなく1stシーズンの再放送を見始めたら面白く、2ndシーズンもすべて見た。
なので劇場版もかなり期待していたのだが、ズバリ言って期待外れだった。

舞台はおよそ100年後の東京、日本国民は「シビュラシステム」という管理システムを導入していた。
「シビュラシステム」は個人の心理状態を常時スキャンして計測し、犯罪係数が高い人間を「潜在犯」として管理する。
もちろん、それ以外にも一気に犯罪係数を上げて犯罪を犯す者もいる。
それらすべてを取り締まるのが、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事である。

刑事は管理官と執行官にわかれる。
執行官は犯罪係数が高いものの、高い能力を持つと判断され公安局に所属している。
プライベートの自由もほぼ認められていない。
管理官は数人の執行官を管理する上司にあたり、難関の試験を合格した者のみ管理官に任命される。
執行官も管理官もドミネーターというサブマシンガン的な武器を所持しており、スコープがターゲットをスキャンして、犯罪係数の高さに応じて麻痺銃、殺人銃、物質破壊銃へと変化する。
犯罪係数が低い場合は、トリガーがロックされ銃を撃つ事はできない。
それもすべて、シビュラシステムが判断する。

1stシーズンでは、監視官の宜野座の元に新任の常守朱が配属されるところから始まる。
常守は狡噛慎也(こうがみしんや)をはじめ数人の執行官をまとめながら、シビュラシステムのスキャンに感知されない連続猟奇殺人事件の犯人を追う。

2ndシーズンでは、常守の元に新任管理関して霜月美佳が配属されるところからスタートする。
常守の先輩であった宜野座は1stシーズンの犯人である槙島との戦いの最中に犯罪係数を上げてしまい、執行官となり常守の下で働いていた。
1stシーズンではシビュラシステムに感知されなかった槙島が犯人であったが、2ndシーズンでは自由に犯罪係数を調整できる鹿矛囲桐斗(かむいきりと)が犯人となる。

どちらのシーズンも、シビュラシステムの根幹にかかわる部分がストーリーのキーとなり、なぜシステムで管理できない人間が存在するのか、が謎解きのキモであった。
若干強引な部分もあるものの、この設定がいかにも近未来に存在しそうな設定だったため、見終わった後はかなり満足を得ることができた。

で、劇場版はどうであったかと言うと、TVシリーズのキモである謎解きの部分がまったくなかった。
シビュラシステムを内線状態のSEAUn(シーアン、東南アジア連合)という、今のASEAN諸国のどこかあたりに輸出する、というストーリーである。
しかし、ストーリー全体の構成がまったく謎解きになっていない。
冒頭の30分でおおよそストーリー設定が説明されたあたりで、結末がほぼ予測できてしまい、ドンデン返しも用意されていない。
あらすじを書くだけでほとんどネタバレになってしまうので、作品の内容を書く事もできない。
舞台が外国で、反政府ゲリラを登場させ激しい戦闘シーンなども用意されているのだが、いかんせんアニメなのでどれだけ戦闘シーンが激しくても心に響く物が少ない。
そもそも、冒頭でたまたま常守たちのチームが密入国者を追いかけ、その延長で常守がSEAUnに赴いて狡噛と出会う、という設定もかなり強引だ。
フィクションだから偶然があってもいいのだが、何から何まで偶然の重なりで必然が一つもない。
正直、シリーズを見始めたのも半年前からなので、自分の理解度が足りないのかとネットで他の人のレビューを調べたが、やはり同様の不満を抱えている人は少なくない。

一方でこの劇場版を絶賛している人も多いが、そのレビューを見ても客観的にどこが良かったを評価しているレビューは少なく、何やらムキになって無理やり劇場版を評価しているようにも見える。
おそらく評価するレビューを書いている人たちも、心のどこかで評価していない人と同様の「不完全燃焼感」を抱えているのではないかと思われる

劇場版は完全なサイドストーリーで、本編からのスピンオフと考えざるをえない残念な内容であった。
とは言えシリーズ全体としては面白いので、次回は劇場版ではなく3rdシーズンとしての再開を期待したい。


7.劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス


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一番最初のSPドラマは見ていないが、連続ドラマはなんとなく初回を見てハマってしまい、すべて見てしまった。
なので今回の映画もかなり楽しみにしていた。

出来栄えとしては、ドラマ版のファンなら十分楽しめる内容と言える。
時折、元のドラマを見ずに映画だけ見て「外した」とか「面白くなかった」とか「良くわからなかった」とかスゴイ事を平気で言う人がいるが、まあそういう人は永遠に面白い物を楽しめないままでいいと思う。

ざっくり設定を説明すると、警視庁のST班とは科学特捜班の事を指し、それぞれある分野では異常な才能を示すものの著しく社会性を欠くために、組織に馴染めないメンバーが集まった集団である。
リーダー格の赤城左門(藤原竜也)は法医学の担当で、医学だけではなくあらゆる科学に精通し、現場を見ただけで数々の事件を解決する天才である。
しかし極度の対人恐怖症でもあった。
その他は、潔癖症のプロファイラー青山翔(志田未来)、絶対音感を持つフェロモン出しまくりの物理学担当結城翠(芦名星)、異常な嗅覚を持ち格闘技に秀でた第一化学担当の黒崎勇治(窪田正孝)、僧籍を持ちいつも袈裟姿で温厚、しかし実は黒崎の格闘技の師匠という第二化学担当の山吹才蔵(三宅弘城)がメンバーである。
そして、上司の言う事をまったく聞かない彼らのまとめ役が、キャリア警部の百合根友久(岡田将生)だ。
常に単独行動ばかりする赤城と、そのお守役の百合根の言い争いが、ド突き漫才のようでもある。
だが捜査が核心に近づくと、百合根を無視したメンバーがどんどん事件を解決していく。
このメンバーのキャラ設定が、なかなか巧妙だ。

それ以外にも林遣都、田中哲司、渡部篤郎、柴本幸、瀬戸朝香など、脇を固めるメンバーもかなり豪華。
さらに演出も、効果的なセリフを画面中大きくスーパーで表示するなどなかなか斬新である。
最初は「ガリレオ」的な事件を科学で解決するドラマかと思ったが、それだけではなくチームワークなどいろいろな要素を含む奥の深いドラマだった。

今回は、サイバーテロリスト役にユースケサンタマリアを迎えている。
STメンバーを罠に掛けようとした天才ハッカー鏑木(ユースケサンタマリア)に、STメンバーが挑む。
天才ハッカー役にユースケサンタマリアを抜擢している部分も見事だが、その鏑木を追うためのキーとなる堂島菜緒美に元天才子役の安達祐実、そしてその娘に今をときめく天才子役の鈴木梨央を配するなど、キャスティングにも制作者のセンスを強く感じた。

ストーリーは若干仲間内のじゃれ合いっぽい雰囲気が強かったりもするが、今回は連続ドラマ版であまり存在感のなかった松戸管理官(瀬戸朝香)が警察官としての矜持を見せるなど、登場人物を効果的に使っている。
この映画でいったん現在のSTチームとしての物語は終了するが、この作品もまだまだ各キャラの見えない部分を深堀することで、新しいストーリーをいくらでも作ることが可能だ。
原作との乖離を原作者がどう考えるかとか、豪華な出演者を何度も集めることができるか、などの問題はあるだろうが、「踊る」シリーズのように、何年かに1度、ドラマSPや映画を制作して息の長いシリーズにしてもらいたい。


6.ST赤と白の捜査ファイル



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原題は「Big Hero 6」でヒーロー物だという事は聞いていたが、ディズニー映画の中でもかなり良質なヒーロー映画である。

舞台はサンフランソウキョウ。
ヒロは14歳で高校を卒業する天才だったが、違法のロボットバトルでカネを稼ぐことに興味を持っていた。
大学でロボット工学を学ぶ兄のタダシは、ヒロの才能を惜しみ大学に誘うため、ヒロを大学に連れて行く。
そこにはタダシの友人が面白い技術を研究しており、さらにヒロが尊敬するキャラハン教授に会う事もできた。
一躍、大学に興味を持つヒロ。
大学の発表会で自分の研究マイクロボットを披露し、大学の入学許可を得る事を目標にし始めた。
ヒロはタダシと友人たちの協力もあり、無事キャラハン教授に大学入学を認めてもらえるのだが、発表会の会場が謎の爆発事故を起こしてしまい、タダシとキャラハン教授が死んでしまう。
大切な兄を失って、ヒロは大学に行く気力も無くして失意の日々を過ごしていた。

そんな時、タダシが開発したケアロボットであるベイマックスが起動する。
そしてベイマックスがヒロを気遣っている最中に、ヒロは爆発で焼失したと思っていたマイクロボットがひとつポケットに残っている事に気付く。
マイクロボットが不思議な動きをするため、ベイマックスはその動きに合わせてどこかに出かけてしまう。
慌ててヒロがベイマックスを追うと、街外れの倉庫で焼失したはずのマイクロボットが大量生産されていた。

日本版の予告編では、ヒロがなぜケアロボットのベイマックスにプロテクターを付けるのか、まったく説明されていなかった。
そして仲間となるタダシの友達4人もまったく出てこない。
なので、ヒロとベイマックスの心温まるストーリーだけで構成されているのかと思いきや、そうではない。
ヒロが兄の死亡事故の謎を解くため、兄の仲間たち、そしてベイマックスの5人+1体で、死亡事故を引き起こした犯人と戦うストーリーである。

ここで重要なのが、ベイマックスのキャラ設定である。
ベイマックスはケアロボット、だから当然感情はない。
ロボットなのにやたら正義感が強いアトムや、どら焼きの誘惑にあっさり負けてしまうドラえもんのような感情は一切持ち合わせていないのだ。
そこが素晴らしい。
ベイマックスはあくまでもプログラム通りに行動する。
しかし時折ヒロに「それはケアロボットに必要でしょうか?」と質問をする。
このタイミングが絶妙だ。
ベイマックスが変に正義感が強かったりしないので、ストーリー全体が説教くさくならないのだが、それでいてベイマックスが本来取るべき行動が何なのかを、しっかり軌道修正する。
兄の敵を討ちたいがためにヒロは暴走しがちになるのだが、そこを説教をせずしっかり修正してくれる。
まさにケアロボットだ。

劇場は当然子どもも多く、この手の映画はたいていエンドロールになると子どもが飽きて大騒ぎするのだが、この映画に関しては劇場が明るくなるまで声を出した子どもはたった一人、しかもかなり小さい子だけだった。
明るくなった途端に一気に劇場には子どもの声が響きだしたが、それだけ巧みなストーリー展開で、子どもたちを夢中にしていたのだろう。
もちろん笑いの部分もしっかり押さえられており、そのシーンでは子どもたちの笑い声が響いていた。
さすがに「トイ・ストーリー」「WALL・E/ウォーリー」を手掛けたジョン・ラセターが製作総指揮を担当しているだけの事はある。
誰にでも自信を持ってお勧めできる良作だ。

ラストでこの後の布石となりそうなシーンもあったし、まだまだ一人ひとりのキャラを深堀すればいくらでもストーリーが作れそうである。
ぜひ、「トイ・ストーリー」以上の息の長いシリーズ作品にしてほしい。

最近のお正月のディズニー映画恒例のショートムービー「愛犬とごちそう」も、なかなか良い出来であった。


5.ベイマックス



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「チョコレートドーナツ」目当てでギンレイ初めに。

その前に併映の「シンプル・シモン」。

アスペルガー症候群のシモンは物理に関しては天才的な能力を持っているが、コミュニケーション能力が一切なく両親も手を焼いていた。
唯一話を聞くのは兄のみ。
実家を出てその兄が彼女と暮らす部屋に転がり込むが、あまりにも自由に振舞いすぎたため兄の彼女は怒って家を出てしまう。
それでもシモンを気遣う兄。
しかしシモンは、兄のためではなく自分が快適に暮らすために兄の新しい彼女を探し始める。
兄の好みをプロファイリングし、街の女の子に次々と声を掛けるがなかなか兄に合う女性は見つからない。
そんなある日、交差点で出会ったイェニファーから、兄と逆の嗜好を持つ人じゃないと兄とは合わない、なぜなら磁石はSとNが引きあうのだからと言われる。

スウェーデン映画であるが、イメージとしては「アメリ」や「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」に近い。
破天荒な主人公が思いもよらない行動に出て、それをおもしろおかしく見せるという手法だ。
テンポも良く、派手さはないが映画として悪くない。
86分とコンパクトにまとめられている点も良かった。

続いて「チョコレートドーナツ」。
歌手を目指すドラァグ・クイーンのルディ(アラン・カミング)はある晩客席にいたフラガー(ギャレット・ディラハント)に声を掛けられる。
二人はすぐに恋に落ちるが、フラガーは地方検事でゲイである事を隠して暮らしていた。
二人が出会った翌日、ルディは部屋に戻ると隣室の女がドラッグで逮捕された事を知る。
女の部屋には障害を持った少年マルコ(アイザック・レイヴァ)が残されていた。
マルコは当然施設に入れられることになるが、ゲイのために差別されていたルディは、マルコが施設に入れば当然いじめられると考え、彼を引きとろうとする。
ルディはフラガーに相談しに行くのだが、見るからにおネェであるルディがオフィスに現れたことで、フラガーはゲイである事を疑われてしまう。
フラガーは二人の関係を従兄弟と偽って、二人でマルコを引き取る計画を立てた。

フラガーが巧く立ち回ったためなんとかマルコを引き取って暮らせる事になったのだが、ルディはフラガーが二人の関係を公にしないことに満足していなかった。
些細なケンカをするのだが、それがフラガーの上司に見つかってしまい、二人の関係が公になってしまった。
そして、州の役人はゲイのカップルに子どもを育てることはできないと判断し、二人からマルコを取り上げてしまう。

ロードショウされたときの評判では、マルコ役のアイザック・レイヴァの演技を高く評価する声が多かった。
もちろんアイザック・レイヴァもいい演技をしているのだが、この映画のキモはやはりルディ役のアラン・カミングである。
歌手になることを夢見るが、現実もしっかり把握して毎晩パブのショウに出演して口パクで歌っている。
決して高望みをせず毎日の小さな幸せに満足しているが、困っている人を見過ごすことができない。
真面目でガンコだが、誰よりも優しい男(?)だ。
フラガーが好きになるのも頷けるが、ルディの直情的な部分が3人の幸せを壊してしまう。
ゲイである事がバレた後も、最初はその事を恥じて肯定したがらないフラガーだが、だんだんルディの真っすぐな部分に感化され、彼もゲイである事を恥じなくなる。
世間からどんな目で見られようとも、とにかくマルコを引き取ることだけに二人は邁進する。

実話を元に考えられた作品との事だが、ルディのキャラをしっかり確立させたことで、物語に一本芯が通った形になっている。
いろいろな人に観てもらいたい作品だ。


3.シンプル・シモン
4.チョコレートドーナツ


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監督は昨年の日本アカデミー賞監督である石井裕也。
出演陣も妻夫木聡、亀梨和也など超豪華で、フジテレビがこの年末年始にかなりゴリ押ししてきた作品だ。
フジテレビのゴリ押し作品は意外と面白い作品が多いのだが、この作品は今ひとつだった。

日本からカナダのバンクーバーに渡った移民たちの物語だ。
2世のレジー笠原(妻夫木聡)は、製材所に勤めながら地元の日系人野球チームのバンクーバー朝日に所属していた。
日本でも職業野球が発足したのだが、バンクーバー朝日は当然ノンプロ集団である。
レジーを含め仲間たちはみな職業を持っており、仕事の合間を縫って練習していた。
だが体格差もあり、バンクーバー朝日はカナダ人のチームにほとんど勝てず、リーグ戦も常に最下位だった。
さらに、安い賃金で働く日系人のためにカナダ人の仕事が奪われているというバッシングもあり、仕事と野球を両立するには困難な状況が続いていたため、チームを離脱する仲間も少なくなかった。
同胞の日系人からも、半ば呆れられながら応援されていた。

そんなある日、レジーは試合中に偶然バットに当たったボテボテのゴロを見て、バント戦術ならカナダ人に対抗できるのではないかと考える。
レジーの予測は的中し、バンクーバー朝日はバントや盗塁で連戦連勝し、一躍リーグの首位に躍り出た。
日系人は大喜びし、バンクーバー朝日を応援するが、カナダ人の中には面白く思わない者もいて嫌がらせも受けてしまう。
フランク野島(池松壮亮)はホテルのポーターの仕事を奪われ、日本に帰国する事になってしまった。
試合中も審判の明らかなカナダ贔屓のジャッジが続く。
だがカナダ人にも公正なジャッジを求める者が多く、次第にバンクーバー朝日はカナダ社会に受け入れられていくのだった。

正直、観ていて私はほとんど感動しなかった。

まず、脚本が良くない。
担当しているのは奥寺佐渡子という人で、よくよく調べてみるとアニメ版「時をかける少女」「八日目の蝉」や「パーマネント野ばら」なども担当している。
TVドラマで言えば、「夜行観覧車」「Nのために」などの湊かなえ作品も彼女が脚本を書いている。
力量がないわけではないのかもしれないが、この作品についてはハッキリ言ってメタメタだ。
ひょっとしたら彼女が書いた脚本をかなり修正されてしまっているのかもしれないが、いずれにしろ良くない。
どこが良くないかと言うと、メリハリがまったくないのだ。

序盤で当時の日系人の生活が苦しい物である事が語られる。
だがその後は、日本人の苦しい生活の描き方が細切れ。
レジーやレジーの父(佐藤浩市)、フランクなどは雇われているので、条件が厳しく貧しいというのはわかる。
だが豆腐屋のトム(上地雄輔)や漁業を営んでいるロイ(亀梨和也)などは、貧しいのかどうか伝わってこない。
ロイはカナダの役人から操業に関して嫌がらせを受けるものの、漁業自体は好調のようにも見える。
ましてや豆腐屋は日本人相手の商売だから、それほど苦しいようには見えない。
さらに、野球をしていない日本人会の中に、運転手と思われるユースケサンタマリアがいる。
彼なんかはかなり裕福に見えた。
当時の日系人の生活の苦しさがテーマのはずなのに、その部分が丸っきり希薄になってしまっている。

そして野球の部分もかなり設定が苦しい。
実際に、バンクーバー朝日がどのような試合をしていたのかわからないが、いくらなんでもバントと盗塁だけで連勝できるとは思えない。
誰もが「体格差で打球を遠くに飛ばすことができない」と悩んでいて、その結果がバント戦術である。
だったら内野を思いっきり前進守備にして、外野を内野の位置まで前進させれば簡単に防げてしまう。
おそらく、バントだけではなくバスターやエンドランなども絡めていたのだと思うが、野球の戦術が淡泊なので感動どころか「あり得ないだろう」と引いてしまった。
そもそも監督のトニー(鶴見辰吾)の存在意義がまったく不可思議。
指導をするでもなく戦術を考えるでもなく、完全にその場にいるだけ、バットを片付ける少年の方が働いていた。

脚本だけでなく、演出面もかなり単調だ。
「舟を編む」は長い長い辞書編纂と言うテーマだけに、石井裕也の独特の間合いが生きたが、この映画に関して言えば、とにかくワンカット、ワンカットが長くてダレてしまっている。
もっとテンポよく制作すれば、印象もまた違ったものになっていたと思う。

今年は観る映画を絞ろうと思っていただけに、いきなり出鼻をくじかれた感じで少々残念。

ただ、監督の力量は間違いないので、次回作に期待したい。

2.バンクーバーの朝日


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年の初めは東西両金杯だ。
例年なら1月5日なのだが、今年は1日前倒して本日開催である。

なんで1月5日なのかと言うと、通常競馬は水、木で追い切りを行って、土、日開催となる。
最近は土日どちらのレースでも水曜追いが主流ではあるが、いずれにしろ追い切って中2日と言うのが基本になる。
馬は生き物なので、元旦も含み365日毎日世話をしなければならない。
とは言え、追い切りを含む調教は元旦くらいはお休みしようと言う事で、2日追い切り→5日金杯という日程が組まれるのだ。
だがおそらく今年は、今日、明日開催分の調教はほぼ12月31日の水曜日中に済ませてしまっているのだろう。
明日分については、昨日、今日で再調整すればいいからだ。

ちなみに美浦、栗東とも通常は月曜日が全休日に指定されており、小学校の運動会などの行事も日曜日ではなく月曜日に開催される。
その場合は翌火曜日が全休日となり、調教日程も変則になるのでやや注意が必要だ。

そして変則日程と言えば、実は今年の金杯もやや追い切りに注意が必要だ。
年末年始の激しい寒波のため、栗東の坂路が凍りついてまともに追えない馬が多かったからだ。


まず中山金杯だが、本命はクランモンタナにする。
中山初参戦で、かつ坂路が凍りついた栗東の馬である。
だが、兄は皐月賞を制したキャプテントゥーレで、コース適性は問題ないと見る。
鞍上は昨年リーディングを獲り、さらにジェンティルドンナの引退レースを見事に勝利に導いた戸崎だ。
2000mの成績も4.5.4.6で、前走より斤量が1kg減っている部分も狙い目だ。

その他の馬を見ても、今年はほとんど実力差がなさそうだ。
なのでハンデ上位3頭は切り飛ばす。

相手はラブリーデイ、デウスウルト、ユールシンギング、ペルーサ、パッションダンスの5頭にする。
馬券は◎の単勝と、◎からの馬連5点流しで勝負。


続いて京都金杯。
こちらの本命はPOG指名馬のグランデッツァだ。
本質的には1800~2000mが守備範囲でマイルでは勝ち鞍がない。
トップハンデを課せられたという点も気にはなるが、マイルCS3着の実績を考えると、ここは1枚上の存在だろう。

相手はエキストラエンド、ウインフルブーム、シェルビー、フルーキー、ブレイズアトレイルの5頭。
馬券は中山金杯同様に、◎の単勝と◎からの馬連5点流しで勝負。

さあ、金杯で乾杯!

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年の初めは「ホビット」。
「ロード・オブ・ザ・リング」の前章譚「ホビット」もいよいよ最終作。
前作で目覚めた炎の竜スマウグが目覚め、どんな事態になるのか。

と思ったら、最初の30分でスマウグはバルドの黒い矢によってあっさり倒されてしまう。
あれだけ強烈な強さを見せていたので、最終作でもこのスマウグ退治が軸となると思っていたのでちょっと拍子抜けした。

では、残りはどんな話かと言えば、スマウグを倒してドワーフたちはエレボールを奪還するのだが、その宝をめぐって、ドワーフ、エルフ、オークが戦う話となる。
あれだけ勇敢だったドワーフの王トーリンが、エレボールを占拠した後突然人が変わってしまう。
人間が協力した事に対する獲り分を要求すると、正当な理由もないのにこれを拒否する。
人間はスマウグによって街を壊滅状態にされており、街の復興資金が欲しい。
さらに、闇の森のエルフの王スランドゥイルも、昔から自分達の宝であった「ラスガレンの白い首飾り」を引き渡すように要求する。
そして当然それとは別に、オークが宝を狙って攻めてくる。

最初は13人のドワーフとエルフ&人間軍がにらみ合う。
ビルボやガンダルフはなんとか戦いを回避しようとするが、トーリンの意志は固い。
トーリンたちはエレボールに立てこもっていたのだが、そこにトーリンの従兄弟のダインが軍勢をひきつれて駆けつける。
ついにドワーフとエルフの戦いが始まろうとした瞬間、北からオークの軍勢が攻めてきて3軍が入り乱れて戦う事になる。

戦いのシーンはあいかわらず物凄い迫力だ。
これを観るだけでも映画館に足を運ぶ価値がある。
とは言え、ストーリーを追おうとすると、ちょっと違和感を感じる。

まず、最初はトロルを使ってスゴイ勢いで攻めてきたオークの軍勢だが、たった13人のトーリンの軍勢が加勢するだけでかなり押し返されてしまう。
さらに、オークは戦いの最中で北からの援軍が駆け付けるのだが、見た目は大軍なのに一気にオークが優勢になるわけではない。
トーリン VS アゾグなど、1対1の対決は非常に見応えがあるのだが、戦い全体を見渡すと、どちらが優勢でどちらが劣勢なのかサッパリわからない。
ラストに登場する援軍もとても強いとは思えないのだが、それで形勢一気に逆転してオーク軍は敗北してしまう。

あんまり細かいところをほじくっても仕方ないかもしれないが、ラスト作品であるのだからもうちょっと整合性を取ってほしかった。
個人的には序盤でスマウグがあっさり倒れてしまった時点で「えーっ?!」だった。


1.ホビット 決戦のゆくえ


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さて、年も開けたところで「2014年オレ的映画総括」である。

2014年は、TOHOシネマズのフリーパスを2回使った事もあり、ロードショウ作品が114本で過去最高となった。
おそらくこの後の人生でも、これを上回ることはできないだろう。
ギンレイで観た映画は23本で、映画館で観た映画は併せて137本となり、こちらも過去最高だ。
TVでの放送やDVD、試写会が合わせて32本で、合計171本も過去最高。
今年はW杯もあったのでかなりキツかったが、もうちょっとで2日で1本ペースまで観ることができた。
でも一般人の生活だとこのあたりが限界だろう。

で、オレ的ベスト10は以下の通りとなる。


1.インターステラー
2.ゼロ・グラビティ
3.スノーピアサー
4.怪しい彼女
5.猿の惑星:新世紀(ライジング)
6.マルティニークからの祈り
7.舞妓はレディ
8.アナと雪の女王(吹替版)
9.思い出のマーニー
10.バルフィ!人生に唄えば

邦画はアニメを含めて2本だが、アジアという括りに広げると半分の5本、さらにアジア人監督まで広げると6本になる。
今年は韓国とインド映画の品質が非常に良かった。

1位と2位はどちらも宇宙モノで、どちらを1位にするかかなり迷った。
「インターステラー」はかなり内容が難しく上映時間も長いのだが、、次元を超えるという映像表現不可能な作品を見事に作り上げたと言う部分で1位にした。

2位の「ゼロ・グラビティ」も見事だった。
こちらは逆に91分という短さの中で、宇宙空間の静けさ、孤独感を完璧に表現し、さらにところどころでSEを巧く組み入れて緊迫感を盛り上げている。
一度、ジョージ・クルーニーが奇跡の帰還をしたと思わせておいて、実はサンドラ・ブロックの幻覚だったという見せ方も巧い。

3位の「スノーピアサー」は、「グエムル-漢江の怪物-」「母なる証明」のポン・ジュノ監督の作品だが日本ではほとんど知られていない。
しかし近未来SF作品としては、かなり斬新なアイディアの作品である。
地球は極寒の世界で、人類は1年で地球を1周する弾丸列車に乗り込んでいる。
先頭車両から後ろに行くに従って、乗り込んでいる人類のヒエラルキーになっている。
過去に何度も、最後方の労働者階級による革命が起きそうになったが、すべてそれは鎮圧されていた。
戦いのシーンではちょっと残虐な部分もあるし、食料がゴキブリだったりとややグロい部分もあるのだが、圧倒的な世界感とスピーディな展開で最後まで緊張感を持って観ることができた。

4位の「怪しい彼女」も韓国映画である。
イメージとしては「カンナさん大成功です!」に近いかもしれない。
口うるさいがため、息子家族に疎んじられている老婆が、あるきっかけで若い頃の姿に逆戻りする。
さらに美声を生かしてレコードデビューし、一躍大スターになるという物語だ。
ある程度観ているうちにストーリーが予測できてしまうが、それでも笑いと涙がしっかりと押さえられているので、誰にでもおススメできる作品である。

5位の「猿の惑星:新世紀(ライジング)」は、期待していなかったがかなり面白かった。
過去に作られた「猿の惑星」への単純なブリッジ的作品ではなく、シーザーがなぜリーダーとなりえたのか、そして争いとは、人間とか猿とかは関係なく、お互いを信じきれないという悲しい猜疑心によって生まれると言う事がわかりやすく表現されている。
そういう意味では、中高生世代に観てもらいたい作品でもある。

6位も韓国作品の「マルティニークからの祈り」だ。
おそらく何かの犯罪に加担していると想像はしながらも、生活に困窮していたため家族にも内緒で運び屋をしてしまう妻は、パリの空港で麻薬所持のため逮捕されてしまう。
言葉が通じないため裁判もできない状態だが、在フランスの韓国領事館の職員がクソ野郎ばかりで、彼女を助けようとしなかった。
そのため彼女は地球の反対側、カリブ海のマルティニークに移送されてしまう。
夫も外務省に掛け合うものの、まったく相手にされない。
韓国に残された夫と娘、そしてマルティニークに囚われた妻の3人は、出口のない暗黒をさまようしかなかった。
事実を元にしていると言うが、どこまでが事実でどこからフィクションかはわからない。
だが観ている者が感情移入しやすいように、かなり作りこまれている作品であった。

7位は「舞妓はレディ」。
個人的にはかなり面白い作品であったが、興行的には失敗だったようだ。
思うに、TVCMがちょっとよくなかったように思う。
ただ、内容的にはいい作品なので、機会があったら是非観てもらいたい。

8位は「アナと雪の女王(吹替版)」だが、あえて「吹替版」の方を選んでいる。
とにかく、神田沙也加のアナが素晴らしかった。
とても2世アイドルとは思えず、もう何年も声優をやっていたんじゃないかと言うレベルの出来栄えだ。
本人はアニヲタらしく、この作品の吹替えができたことがかなり嬉しかったとコメントしている。
松たか子は歌は素晴らしいものの、作品ではエルザが引きこもってしまうためセリフは少ない。
映画として見た場合、神田沙也加の独壇場である。

9位もアニメ作品の「思い出のマーニー」だ。
ジブリだが宮崎作品ではないだけに、評価する人はあまり多くない。
しかし最初から最後まで一貫した透明感は、個人的にはかなり好きである。
思春期特有の少女の心情が、よく表現されている良作だ。

10位はインド映画の「バルフィ!人生に唄えば」。
昨年は1位にインド映画の「きっと、うまくいく」を選んだが、それに近い人生賛歌作品である。
インドにはいろいろな人生観があるのだと思うが、本当に大切な物が何か、面白可笑しくシンプルに表現している。
こちらも誰にでもおススメの作品なので、機会があったら是非観てもらいたい。


それ以下、20位まで以下の通り。


11.荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて
12.マダム・イン・ニューヨーク
13.ゴーン・ガール
14.ダラス・バイヤーズクラブ
15.アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
16.キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
17.神さまの言うとおり
18.さよなら渓谷
19.WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
20.ホビット 竜に奪われた王国


11位の「荒野はつらいよ」は、下品なおバカ映画好きには超おススメである。
監督は「TED」のセス・マクファーレンだが、下品という面では「TED」をはるかに超えている。
付き合って間もないカップル、あるいは子どもと一緒には、絶対に観てはいけない作品だ。

12位の「マダム・イン・ニューヨーク」もインド映画だが、やはり人生賛歌の作品である。
こちらは主婦の人に観てもらいたい。

13位の「ゴーン・ガール」は完成度はかなり高いのだが、そのため逆に怖すぎて順位を下げてしまった。
この作品も、付き合って間もないカップル、あるいは結婚間近のカップルは絶対に観てはいけない作品だ。
そうじゃない人でも、しばらく人間不信に陥る可能性がある。

14位の「ダラス・バイヤーズクラブ」はマシュー・マコノヒーの熱演が良かった。

15位の「アバウト・タイム」も、人生で本当に大切な物は何かを問う作品である。

16位の「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」もかなり下品な作品ではあるが、クロエ・グレース・モレッツがとにかくかわいい。
2012年から、「世界で最も美しい顔」で4位→3位→2位と3年連続で順位を上げているのもうなづける。
アクションもかなりのものなので、アンジェリーナ・ジョリー、ミラ・ジョボヴィッチを継ぐアクション女優を目指してほしい。

17位は「神さまの言うとおり」。
今年は「渇き。」「喰女-クイメ-」「TOKYO TRIBE」など、期待していた作品が軒並みイマイチだった。
その中ではこの「神さまの言うとおり」だけがまずまず良くできていたと思われる。
原作とはかなり相違点があるらしいが、映画単体としてはきちんとまとまっていた。

18位の「さよなら渓谷」も、「ゴーンガール」と同じ意味でかなり怖い映画である。
真木よう子が日本アカデミー賞の主演女優賞を獲ったが、個人的には「そして父になる」の演技より全然よかった。

19位は「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」だ。
個人的には「テルマエ」とは比べ物にならないほど面白かった。
「ハッピーフライト」で急失速した矢口史靖監督が「ロボジー」で復活、この作品で完全復活を遂げたと言っていいだろう。
特に、平野勇気役の染谷将太の使い方が巧かった。
どちらかと言えば無表情で押し殺した演技が似合っていた染谷将太が、見事にコミカルな演技をしていた。

20位は「ホビット 竜に奪われた王国」。
こちらも美しいCGで、クライマックスシーンのドラゴンの目覚めはハラハラした。
ただ、「おおっ!」と思った瞬間に「続く」で終わるのは、やはりちょっと卑怯だと思う。

昨年はかなり本数を観たものの、記憶に残っている作品は半分くらい。
あんまり本数をたくさん観ても、結局面白い映画はそれほど多くないという事を再認識した。
今年はちょっとペースを落として、面白そうな作品をじっくり選ぼうかと思う。



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