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地上波で放送された「借りぐらしのアリエッティ」を録画して見る。

この作品の優れたところは、作品の前半にアリエッティたちが「借り」のために洋館を探検するシーンが組まれている所である。
あたかも冒険映画のように、わくわくするシーンである。

また、初めて家族以外の人間と会話したアリエッティのドキドキ感や、若干自信過剰のため自分でなんとかしようと試みるアリエッティの行動などがよく描けている。
改めて見直して、企画、脚本を宮崎駿が担当しているだけの事はあるなと思った。

今回の放送は、同じく米林宏昌監督の「思い出のマーニー」の宣伝のためであるが、監督自身が繊細な映画を作る人なので、「マーニー」の方もかなり期待できそうである。


94.借りぐらしのアリエッティ(再)


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もう終わっちゃったギンレイの2本。

観たいと思える映画がなかったりすでに観た映画だったりで、約3カ月振りのギンレイだ。
今年もう6回行っているので元は取れているのだが、会社からも近いのでもう少し通いたいところだ。

さて、観たのは「旅人は夢を奏でる」と「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」の2本。
どちらも父と息子の心の交流モノである。

まず「旅人は夢を奏でる」。

ピアニストのティモ(サムリ・エデルマン)のところに、突然父レオ(ヴェサ・マッティ・ロイリ)がやってくる。
レオはティモが物心つく前に家を出て行ったきりで、実に35年ぶりの再会だ。
今さら何をしに来たのかと、父を邪険に扱うティモ。
レオはそんなティモにお構いなしで、マイペースで話を進めてティモを連れ出してしまう。
ティモを腹違いの姉のところに連れて行き、レオの母親、ティモの祖母に会わせる。
また、強引にティモと別居中の妻と娘のところに会いに行ったりもする。
トラブル続きの珍道中を続けて行くうち、バーで出会った母娘を二人でナンパするなど、二人はだんだんと打ち解けて行く。

妻子と別居したためマンションのローンが払えないなど、最初はちょっとシビアな展開で始まる。
その後二人で旅を続けるにつれて、面白可笑しいエピソードが続く。
そして最後は、ちょっと感動させる結末となる。

単純な父と息子の触れあい、あるいはロードムービーにせず、ストーリーにきちんとメリハリが付いているため観ていて飽きない。
途中途中で出てくるラストへの布石についても、なかなか巧い埋め込み方である。
それほど期待しないで観に行ったのだが、かなり満足した作品であった。

続いて「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」。

モンタナ州で音響専門ショップを営んでいるデヴィッド・グラント(ウィル・フォーテ)は、近所に暮らす父親(ブルース・ダーン)が軽い認知症でたびたび徘徊をするようになっていた。
ある日父親が国道を歩いてたのでどうしたのか聞いてみると、宝くじで100万ドル当たったから換金に行くと言う。
場所ははるか遠いネブラスカ。
母、兄も含めて必死に父を止めようとするのだが、父は頑固で言う事を聞かない。
根負けしたデヴィッドは仕方なく父を連れて、車でネブラスカに向かう。
だが旅の途中で父がケガをしたため、仕方なく父の兄弟の家に立ち寄る事にした。
その家は父の生家でもあったため、せっかくなので週末に家族全員が集まる事にして、母と兄も別便で合流する事になった。

この映画も、真面目な息子と無茶苦茶やらかす父のロードムービーである。
だが単なるロードムービーではなく、父の生まれ故郷に着いてから、両親の若き日の話や当選金に群がろうとする古い知人たちのエピソードが展開する。
父の家族、旧友たちが、本当にあったかわからない昔の因縁を持ちだしてなんとかデヴィッドにカネを出させようとする。
デヴィッドや母と兄が「当選はインチキで父は騙されていて、本当はカネなどない」と何度言っても、誰も信用しない。
このあたりの、人間の醜さを表に出したドタバタ劇の展開の仕方が巧みだ。
ちょっとホロリとさせられる結末も、個人的にはかなり好きだ。
完成度の高い映画と言えるだろう。



92.旅人は夢を奏でる
93.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅


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原作は桜庭一樹で直木賞受賞作だ。

映画もモスクワ国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞しているが、個人的にはどうかな、という感想だった。

奥尻島に住んでいた花は、10歳の時に地震の津波で家族を失う。
中学の頃に花の家族に世話になった遠縁の淳悟(浅野忠信)が島を訪れ、やはり遠縁である大塩(藤竜也)と話した結果、淳悟が花を引き取って暮らす事になった。

淳悟と大塩は紋別で暮らしており、淳悟は海上保安庁で勤務をしていた。
大塩の娘である小町(河井青葉)と付き合っていて、小町も周囲も二人は結婚するものと思っている。
淳悟は一度勤務に出ると、1週間から10日間ほど家を空ける事が多かった。
中学生になった花(二階堂ふみ)はその間、一人で淳悟を待ち続けるのだった。

淳悟と花の仲の良さは、周囲から見ても少々異常であった。
小町はその事に気付き、紋別を離れて東京に出る。
そして大塩は淳悟の家に様子を観に行った際に、淳悟と花が男女の関係である事を目撃してしまう。
大塩は慌てて、他の遠縁に花を預けようとする。
しかし花は淳悟に対して父親以上、そして恋人以上の愛情を抱いており、二人を引き離そうとする大塩を流氷に乗せて流してしまった。

その後、二人は紋別にいられなくなり東京に出る。
ひっそりとして暮らしていた二人の元に、紋別の警官だった田岡が訪れた。
田岡は、花が犯した罪の事を知ったのだ。
花を護るため、淳悟は田岡の首に刃を突きたてる。

身寄りのない二人が肩を寄せ合い、やがて禁断の関係になってしまう。
二人は単純な愛欲ではなく、お互いの存在を確認するかのように交わり合う。
紋別までのシーンでは、未来のない二人がこの先どうなってしまうのか、観ている者を切なくさせる。

だがシーンが東京に移ってからは、一点して二人は退廃した関係になる。
花自身が、「紋別では淳悟のすべてがわかっていたのに、今はさっぱりわからない」と告げている。
二人の心が完全に離れているのだが、何がその原因となったのかがわかりづらい。
花の二階堂ふみは、紋別まではエキセントリックな演技が非常にハマっていたのだが、東京に来てから花が普通の娘になってしまうため、二階堂ふみである意味があまりなくなってしまう。
淳悟が花の恋人(高良健吾)に行う行為も、意味がわかりづらい。
またストーリーのキーとなりそうな田岡の存在も、描き方がかなり中途半端であった。

紋別のシーンのトーンで最後まで描き切ればいい映画になったんじゃないかと思うが、東京に来てからの二人があまりにも変わり過ぎて、観ていてとまどいを感じざるを得なかった。
淳悟と花の因縁についてもきちんと決着が付けられていない事もあり、まとめ方が少々雑に感じてしまった。


91.私の男


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ディズニーの手にかかると、「眠れる森の美女」もこんな話に変わるのかと言う作品だ。
「アナと雪の女王」に続く、悪役フィーチャリングシリーズの第2弾と言ったところか。

「アナと雪の女王」はアニメと言う事もありコミカルに描かれていたが、今回は実写なので生々しいのかなと予想していた。
実際、予告編のアンジーはかなり迫力があって、子どもが観たら泣くんじゃないかと思った。
だがさすがにディズニー、序盤でややおどろおどろしいシーンが続くものの、全体を通してはきちんとファンタジー作品に仕上げられていた。

妖精の国と人間の国は隣り合っていて、非常に仲が悪かった。
その妖精の国を治めていたのが、猛々しい翼を持つマレフィセントだった。
マレフィセントは小さい頃人間のステファンと出会って仲良くなり、マレフィセントが16歳の誕生日にステファンが真実の愛のキスをプレゼントしたのだが、大人になって二人は違う立場になり会う事がほとんどなくなっていた。
しかもあろうことか、ステファンは人間国の国王のために、マレフィセントを騙して彼女の翼を盗んでしまう。
その褒美として、王女と結婚して次期国王となるステファン。
マレフィセントは翼を奪われた悲しみとステファンへの恨みで、ステファンの娘オーロラ姫に呪いをかけるのだった。

ここまではかなりシビアな展開である。
特に、マレフィセントがオーロラ姫に呪いをかけるシーンは、かなりおどろおどろしくなっている。
だがその後の展開はディズニーらしい。

そもそもマレフィセントの設定は、無垢でピュア、どこまでもノーブルな妖精である。
一度は悲しみと恨みでオーロラ姫に呪いを掛けてしまうが、少しずつ冷静になって、自分の行為を後悔し始める。
ステファン王の命により森の中で育てられているオーロラ姫の事が気になり、目を離せなくなってしまうのだ。
そしてこのオーロラ姫を育てる3人の妖精の、間抜けぶりも面白い。
3人がいい加減で適当な部分を、陰でマレフィセントがカバーする。
オーロラ姫もその事を感じていて、「フェアリーゴッドマザー」が自分を守ってくれている信じていた。
やがてマレフィセントと出会うと、彼女をフェアリーゴッドマザーと呼び慕うようになる。
オーロラ姫は16歳の誕生日になったら、3人の妖精に育てられた家を出て妖精の国で暮らす事を決意するが、マレフィセントがかけた呪いはマレフィセント自身にも解く事ができない。
このマレフィセントの後悔と焦りを、アンジーが見事に演じている。
エル・ファニングのオーロラ姫の、ピュアな演技もいい。
妖精の国やクライマックスの城内でのドラゴンなどCGも素晴らしく、見応え充分だ。

唯一、ステファン王の末路がちょっと残酷かなという気もする。
そこまでハッピーエンドにしてしまうとやり過ぎなような気もするが、オーロラ姫がステファン王を実の父だとわかっているだけに、父が悲惨な目に遭っているのにラストでオーロラ姫がニコニコ笑っているシーンでやや違和感を覚えた。
夏休みに親子で観に行く家族も多いと思うが、微妙な空気にならないか。
また非常に細かい部分で言えば、マレフィセントが羽を盗まれて痛みを感じないのかと不思議にも思う。

とは言え、そこはファンタジー作品。
オーロラ姫が目覚めるシーンはかなり感動するし、ラストもほとんどの登場人物がハッピーエンドを迎えるので、大人も子供も楽しめる作品と言う事でいいのかもしれない。


90.マレフィセント


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原作は日本の小説「All You Need Is Kill」。
だから邦題もそのまま「オール・ユー・ニード・イズ・キル」なのだが、ちょっと内容がイメージしずらいタイトルだ。
英語はニガテだが「お前が求めるすべては殺戮だ」になるのか。

近未来、地球は突如地球外生命体の襲撃を受け、あっという間にドイツ、フランスを占領されてしまう。
人類は全世界合同防衛軍を編成、敵を「ギタイ」と名付け迎撃するものの、まったく歯が立たなかった。
しかしそこに、リタ・ヴラタスキ軍曹(エミリー・ブラント)という女性兵士が現れ、鬼神のごとく活躍し一気に形勢を逆転してしまう。
戦場の女神と呼ばれるリタを先頭に、防衛軍は巻き返しのためのノルマンディー上陸作戦を展開しようとする。

その作戦に無理やり放り込まれたのが、米軍少佐のウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)だ。
彼はそもそも広告代理店に勤務しており、戦意高揚のPRを担当していた。
ところが、合同防衛軍の将軍の命により、いきなり最前線に放り込まれてしまう。
しかも上陸作戦の前日で訓練の期間もない。
必死に自分は戦闘要員ではない事を説明するも、パワードスーツを着せられ上陸作戦に参加させられてしまうケイジ。
安全装置の解除の仕方もわからないまま戦場に立ったケイジは、右往左往している間に大きなギタイに襲撃され、地雷でギタイを倒すものの自らも死んでしまう。
だがその次の瞬間、ケイジは最前線に送り込まれた時間に戻って目を覚ます。
何度戦場で死んでも必ず同じ時間に戻って時間はループするため、しだいにケイジは能力を高め、少しずつ戦場で生き残る時間が長くなっていく。
ある時リタの命を救うのだが、死ぬ直前に彼女が「私を訪ねてきなさい」と言う。
リタが何かを知っていると直感したケイジは、次に目覚めた時にリタに会いに行く事にした。

ストーリーはアドベンチャーゲームに近い。
シナリオを進んでゲームオーバーになると、ある時点まで遡って前回のミスを避けて次のシナリオへと進む。
いわゆる「覚えゲー」というヤツである。
ケイジは自分が置かれた状況を理解するものの、上陸作戦の戦闘が厳しいため何度ループしてもなかなか先に進む事ができない。
時には軍から逃げ出したりもするのだが、それも根本的な解決にはならなかった。

この映画の秀逸なところは、このループする演出が素晴らしい事。
「今度はこういう展開になるのか」「でも、また元に戻るのか」というループが、非常に分かりやすく、かつクドくなく展開する。
また、CGも素晴らしい。
近未来的なメカ、そして戦場の迫力も違和感がまったくない。

唯一の欠点は、ストーリーの基本となる「ループ」の整合性だ。
ケイジが死んで最初の時間に戻る事を、ケイジとリタは「リセット」と呼ぶ。
だがタイムリープ物で常に問題となる、「主人公が違う時間に行った後の世界はどうなるのか」という部分にまったく触れられていない。
あまり詳しく書くとネタバレになるので書けないのだが、「ループ」自体が地球外生命体との戦闘のカギにもなっているので、単純にパラレルワールドとして処理する事もできない。
そのあたりが気になる人なら、映画を見終わるまで若干モヤモヤした気持ちが残るかもしれない。
しかしスピーディーな展開と画面の迫力で、映画としては十分楽しめた。

いかにもハリウッド的な作品で、夏休みに観るにはもってこいの映画と言えるだろう。


89.オール・ユー・ニード・イズ・キル



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連続してHDDの在庫整理だ。
ちなみに「1」の方は劇場でも観ている。

ニコラス・ケイジの人気シリーズである。
どちらも同じ、暗号をたどって宝を探しだすと言う構成になっている。

「1」は、十字軍遠征の際にテンプル騎士団によってヨーロッパに持ち帰られた秘宝を探す。
秘宝はフリーメイソンによって新大陸に運び込まれ、イギリスから隠されたままになっている。

ゲイツ家は代々歴史的秘宝を探すトレジャーハンターの家系だった。
考古学者のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)も相棒のライリー(ジャスティン・バーサ)と組んで、日夜宝を探している。
ある日、ベンは祖父から教えられた宝物のヒントを北極海で発見する。
そこまでは出資者のイアンと組んでいたのだが、次のヒントがアメリカ独立宣言書に記されている事がわかると、い案は独立宣言書を盗み出そうと提案する。
イアンは、断固として盗みを断るベンを殺害しようとして、二人は袂を分かつ。
その後は、独立宣言書、宣言書に書かれた地図を読むためのアイテム、地図に記された宝をめぐって、ベンとイアンの争奪戦が繰り広げられる。

ただ、ちょっと無理があるのは独立宣言書をイアンの手に渡さないように、ベン自身が盗んでしまう事だ。
だったら最初から二人で組んで盗んで、独立宣言書を傷つけないようにベンが丁寧に扱えばよかったんじゃないの?と思ってしまう。
ベン自身が「矛盾になってしまうが、これが一番いい方法だ」と言い続けるものの、やっぱり違和感はある。


代わって「2」は、リンカーン暗殺にまつわる秘宝である。

「1」でテンプル騎士団の秘宝を見つけたベンたちは、考古学会でも一目置かれる存在になっていた。
だがそこに、ミッチ・ウィルキンソン(エド・ハリス)という男が現れる。
彼はゲイツ家の先祖であるトーマス・ゲイツが、初代大統領リンカーン暗殺を企てた証拠を持っていると告げた。
ベンたちは今度はトーマスが残したメモを元に、南北戦争時に南軍が隠したネイティブアメリカンの秘宝を探す事になる。

今度は途中までウィルキンソンが敵対するのだが、途中から仲間となる。
どちらの作品も、「なんちゃってインディ・ジョーンズ」と言ってしまえばそれまでだが、謎のヒントとギミックはまずまず面白い。
そしてアメリカの歴史にかかわる秘宝であるのだが、マニアックではなく日本人にもわかりやすい程度の歴史をベースにしている。

だがヒントの争奪戦と言う構図を作るため、敵対する勢力を強引に設定している部分に興冷めしてしまう部分が唯一にして最大の欠点だ。
一つ一つの謎が面白いだけに、もう少し全体を整理すれば、少なくとも「ハムナプトラ」並みに人気になったんじゃないかと思う。


87.ナショナル・トレジャー(再)
88.ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記




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これもHDDの在庫整理だ。

もう説明する必要もない、青春映画の金字塔である。
それでも改めて見ると、この映画が本当に秀逸な作品である事を再認識する。

それはもちろん、当時16歳くらいだった小林聡美が何度もパンツ1枚になり、さらに自分で胸を揉むというシーンがあった事は間違いない。
しかしそれ以外にも、季節、自転車、教室、制服など、さまざまなアイテムの使い方が巧みで、誰もが青春時代の甘酸っぱさを思い出させる作品となっている。

おそらく、脚本段階では内容的にかなり抵抗する声が出ただろう。
特に、まだ昭和の時代である。
だが映像化されるといやらしさは微塵もなく、清々しさだけが残る作品に仕上がった。

国内外を含め映画賞はほとんど獲っていないようだが、21世紀のこの時代になっても、どこかで何かの賞を獲ってもおかしくない作品である。


86.転校生(再)


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HDD在庫整理第二弾。
さそうあきらが原作の作品だ。
さそうあきら作品で言えば、原作の「俺たちに明日はないッス」、映画化された「コドモのコドモ」が面白かったのでそこそこ期待していたのだが、イメージしていた作品とはちょっと違った。

音大のピアノ科を目指す浪人生、ワオこと菊名和音(松山ケンイチ)は、公園のボートで昼寝をしている時に成瀬うた(成海璃子)と出会う。
うたは中学生ながら天才と言われるピアニストで、母親(手塚理美)から英才教育を受けていた。
その後ワオは、うたの指導を受けながら音大を受験して合格する。
自分のやりたい事も制限されてピアノを弾くうたは、元々ピアノを演奏する事に疑問を感じていたのだが、のびのびとピアノを弾いているワオを見ているうちに、もっといろいろと考えるようになった。

基本は、普通の音大性のワオと天才ピアニストのうたの交流である。
年の差があるためズバリの恋愛感情よりも、「同士」という形で二人は共鳴し始める。

成海璃子と松山ケンイチ、その他の脇役陣も非常に芸達者なので、作品としての完成度は高い。
ただ、非常に繊細な作品かつ抑揚が少ない映画なので、途中で少々飽きてしまう。

もうちょっとドタバタのお笑いを期待していたため、個人的には少々拍子抜けしてしまった。

85.神童


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この1カ月はW杯を見ていたために、録画した番組でHDDが一杯になりつつある。
なので、W杯も一段落したので録画番組の在庫整理を行う事にした。

まず最初は、いつ録画したかも覚えていない「二百三高地」だ。
1980年公開で監督は舛田利雄。
ちなみに舛田利雄はたしか、この作品と同日に公開された「ヤマトよ永遠に」も監督をしている。

作品は、乃木希典(仲代達矢)と市井から服役した軍人の小賀武志(あおい輝彦)の二人を主人公にして、乃木希典を中心に迷走した軍上層部の動きを、小賀武志を中心に最前線の悲惨さを表現している。
ストーリーはほぼ史実に忠実だと思えるのだが、いかんせん3時間を超えるため上映時間のため、見ていて非常に疲れた。
戦場のシーンは本当によくできていて、人が死ぬシーンはやや過激でもある。
大金を費やして作っただけの価値はあると思うが、反面ストーリー展開は大河ドラマの総集編のようでもあり、感動と言うよりは見終わった後に疲労感が大きかった。
歴史を勉強する上ではとても参考になるのだが、作品として堪能するのであれば、同じ題材を取り扱った「坂の上の雲」の方がオススメである。

最後に特筆すべきは、夏目雅子の美しさだ。
30年以上を経た今見ても、その美しさに目を奪われる。
夏目雅子が出演していなければ、途中で見るのを断念してしまったかもしれない。


84.二百三高地


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「思い出のマーニー」の前宣伝として、3週連続ジブリ作品を放送するらしい。
その第一弾の「もののけ姫」を録画して見る。

「もののけ姫」も公開されてから17年、劇場で観た後は、家にDVDはあったがあまり見る機会がなかった。
理由は内容がやや教条的であるから。
シシ神を殺しに来たジコ坊はともかく、たたら場のエボシを悪役的に扱っている事がちょっと納得いかなかった。
作品の結論としては、自然も人間も優先されるものなどない、それぞれが精一杯生きればいい、である。
よそ者であるアシタカは、事実を見届ける者としてエボシもサンも否定をしていない。
自分はたたら場で生き、サンにも山で生きることを勧めている。
だがストーリーをそのまま見ると、開発を進めた人間が神の怒りを買ってたたら場を潰されているようにも見える。
ジブリ作品だけに、そう見る人も多かったのではないかと思う。

だが今この時代に見直すと、やはり奥の深さを感じる。
最初にタタリ神となったイノシシをはじめ、乙事主とその一族を決して肯定的に描いていない。
それどころか山犬やサル、コダマやシシ神に至るまで、よく見ると肯定的に描かれている物は何一つない。
むしろ女達を護っているエボシの方が肯定的に描かれているような気もする。

片面から見れば「善」であっても逆から見れば「悪」に見える、しかしどちらもそこに存在する同じ事象なのだ。
その部分をきちんと描いている。

そして秀逸なのが、キャッチコピーの「生きろ」だ。
たたら場の人々、自然、すべてに対して言えることが「生きろ」だ。
時には見苦しいほど生に執着することが、ある意味唯一絶対の「善」と言えるかもしれない。

宮崎駿はそこまで考えていないかもしれないが、見れば見るほど考えさせられる奥の深い作品だ。



83.もののけ姫(再)


※こんな本書いてみました。
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