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ギンレイホールも行こう、行こうと思っているのだが、どうも最近食指を動かされる作品が上映されない。
そんな中で、今回は「さよなら渓谷」と「ペコロスの母に会いに行く」の2本立てだった。
どちらも昨年、いくつかの映画賞で主演女優賞を獲っている作品だ。

まず「さよなら渓谷」で、こちらは真木よう子が日本アカデミー賞主演女優賞を獲得している。

俊介(大西信満)とかなこ(真木よう子)は都心からそれほど離れていない山間部に暮らしていたが、ある日長屋の隣に住んでいた女が自分の子どもを殺した容疑で逮捕された。
押し寄せるマスコミに辟易しながらも、俊介とかなこは淡々と夫婦の営みを続けていた。
どこかおかしな雰囲気の二人だが、俊介が隣家の女に子どもを殺すようそそのかしたのではないかと疑われ、警察に事情聴取される。
俊介はもちろん否定をするのだが、かなこが突然、俊介と隣家の女が不倫をしていたと警察に通報する。
緊急逮捕される俊介だが、彼はかなこの通報を否定しなかった。

この事件を雑誌記者の渡辺(大森南朋)が追っていた。
渡辺は社会人のラグビーの選手として活躍していたが、ケガで一線を退き会社も辞めてしまっていた。
その事が原因で、妻(鶴田真由)との関係も巧く行っていなかった。

渡辺と共に事件を追うのが、渡辺の後輩記者の小林(鈴木杏)だ。
二人は取材を進めるうちに、俊介とかなこの夫婦の秘密に迫っていく。

とにかく、一にも二にも真木よう子の映画である。
冒頭から気だるい雰囲気でSEXをし、その後もかなこから俊介を誘うシーンが続く。
観ている側も当然、何か事情があるのだろうと勘繰るのだが、最初は真木よう子の淡々とした演技になかなか結末が予測できない。
さらに朴訥な渡辺が不器用に取材を進める部分も効果的だ。
途中からストーリーの全体がなんとなく見え始めるのだが、その頃から取材をしている渡辺の葛藤や小林の感情が重なり合ってきて、見ている物を複雑な心境にする。

そして映画の後半では、俊介とかなこが暮らし始めるまでが描かれる。
そこでは真木よう子が激しく感情をぶつけている。

もっとミステリーの度合いが濃い作品かと思っていたので、少々肩透かしを食らった感もあった。
しかし、ちょっと悪ふざけのつもりだった行為で人生を大きく左右されてしまった人々が描かれている、非常に深い作品である。

最初から最後までかなり重苦しい雰囲気が続くので、人によって好き嫌いは分かれるかとも思うが、いずれにしろ真木よう子の演技が評価されて当然の作品である。


続いて「ペコロスの母に会いに行く」。

こちらは赤城春恵が毎日映画コンクールで女優主演賞を受賞、さらにキネ旬のベストワンにも選ばれている。
ただ、作品としての完成度はどうかというと、私は今一つの印象を受けた。

ペコロスとは玉ねぎの事で、主人公である漫画家の愛称である。
ペコロス(岩松了)は長崎で広告代理店に勤めながら漫画を描き、たまにライブハウスで演奏をしていた。
年老いた母(赤木春恵)と息子と3人で暮らしていたが、母の認知症が進行したため施設に預ける事にした。
物語は、認知症の母が巻き起こすトラブルと、彼女の生涯のエピソードで綴られている。

一つ一つのエピソードはたしかに面白い。
認知症には振込め詐欺も通用しなかったりする。
ペコロスの母の子どもの頃のエピソードや、戦争をはさんだペコロスの両親のエピソードもほろりとさせてくれる。
しかし各エピソードがバラバラで、全体のまとまりが希薄だ。
母の子どもの頃や若いころのエピソードも、現在のエピソードともっと強くリンクしていれば面白くなると思うが、過去のフラッシュバックにつなげるだけの簡単なフックでしかない。
ペコロスの子どもの頃は本人の記憶があるからいいとして、彼が生まれる前の話については、なぜそのエピソードが挟まってくるのか、よくわからなくなっている。
その他にも、ペコロスの父(加瀬亮)の給料日に、若き母(原田貴和子)は目の前にいる亭主をなぜ自ら連れ帰ろうとせず、幼い息子に必ずまっすぐ帰らせるように託したのか、またペコロスの妻はどこで何をしているのかなど、わからない事が多すぎる。

認知症を演じた赤木春恵は評価されるべきだし、ペコロスの岩松了もかなりいい味出していたが、年間のベストワンに選ばれる作品かと言うと、私はそうではないように思えた。
ただ低予算の中、制作者の情熱で一生懸命作られたという熱意は感じられる作品だった。


62.さよなら渓谷
63.ペコロスの母に会いに行く


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この映画を観るためにTVドラマ版を見たのだが、そのTVドラマ版があまりにもつまらなくて結局劇場に観に行くことはしなかった。
でもせっかく我慢してTVドラマを全部見たのだから、映画も地上波で放送したものを録画して見る事にした。

で、感想はと言うと、予想通りに面白くなかった。
原作の漫画はかなり人気のようだが、実写映画となると、ハッキリ言って何が言いたいのかわからなくなってしまう。
2010年にも柴咲コウと二宮和也で実写映画化されているが、まだその時の方が良かった気がする。

流行病により男性人口が激減し、その結果将軍も代々女性が継ぐこととなる。
そしてそれにともない、大奥も女性ではなく男性が囲われて住む場所になっていた。

この設定が、漫画であれば違和感ないのかもしれないが、実写映画となるとかなり生々しくなってしまう。
跡継ぎのため将軍は次々と男と交わるのだが、江戸時代に誰の子どもなのか完全に判別できないのではないかと思う。
それなのに「世継ぎの父親」として大奥に残ると言うのも、何やら違和感を感じる。

ただそれでも、2010年の映画とTVドラマ版は恋愛ストーリーがはっきり描かれていたので、まだ物語としての体裁が整っていた。
特にTVドラマ版の方は、多部未華子の熱演もあり愛憎のメリハリがついていた。
しかしこの[右衛門佐・綱吉篇]は、右衛門佐(堺雅人)と徳川綱吉(菅野美穂)の恋愛もなんだか淡泊、むしろ綱吉は初恋の人の阿久里(榎木孝明)の方が好きだったんじゃないかと思える。
盛り上がりもほとんどなく、正直劇場に観に行かなくて正解だな、と思ってしまった。

この映画が縁で堺雅人と菅野美穂が結婚しなければ、おそらくあっと言う間に忘れ去られてしまった作品だろう。


61.大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]


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先週の桜花賞と違って上位数頭で人気が割れているが、上位馬と下位馬の実力差が大きい部分は一緒かもしれない。
池江厩舎の良血馬2頭が抜けた人気になるかと思ったが、イスラボニータを加えた3頭が人気順を激しく入れ替えている。
今までに見たことがない展開でちょっと面白い。
ただこの3頭もそれぞれ不安点を抱えているので、他の馬の台頭があってもおかしくない。

本命はイスラボニータだ。
不安点は、右回りと2000mの距離の両方が未経験であること。
そもそも飛びが大きい馬なので、トリッキーな中山2000mは合わない可能性がある。
だが、これまで5戦して先着を許したのは桜花賞馬のハープスターのみ。
先行して抜け出す脚があり、内枠に入った事も有利に働くだろう。

対抗は、POG指名馬のベルキャニオンにする。
前走のスプリングSが6着で人気を落としているが、前々走の共同通信杯はイスラボニータよりも0.1秒早い上がりの脚を使っている。
中山2000mも暮れのホープフルSで経験済み、今回は舌を縛って挑むとの事なので、巻き返しも十分あり得る。

三番手はワンアンドオンリーだ。
弥生賞は2着だったが、勝ったトゥザワールドにハナ差まで迫った。
ラジオNIKKEI杯でも鮮やかな差し脚を見せており、どんな展開でもラストは確実に脚を伸ばしてくるだろう。

四番手はトーセンスターダム。
3戦3勝の超良血馬で、前走も強敵のバンドワゴンを降しており実力は間違いない。
もしここを勝てば3冠すべてを獲る可能性すらある。
しかし今の中山は荒れ気味で、ディープインパクト産駒にはやや不利なようにも思える。
初の東上という事もあり、今回は若干評価を落とした。

五番手はトゥザワールドだ。
この馬も超良血、5戦して先着を許したのは新馬戦のバンドワゴンただ1頭。
鞍上は先週の桜花賞を気分よく勝った川田であり、あっさり勝ってもおかしくない。
しかし今回はマークもきつくなり、思った通りのレースは難しいだろう。
前走の弥生賞もスローペースを早めに抜け出してワンアンドオンリーにハナ差まで迫られており、絶対の信頼は置きづらい。
人気になる分上位4頭よりも立ち回りが難しそうなので、5番手評価とした。

最後はアジアエクスプレスだ。
外国産馬のこの馬は、非常に評価が難しい。
ダートはもちろん得意だろうが、朝日杯でも最速の上がりを記録した。
しかし、朝日杯の出走馬はそれほどレベルが高い訳でもなかった。
そもそもアメリカ産のダート馬は日本の芝で好走する事が多いので、このまま芝路線でも通用する可能性もある。
前走のスプリングSが休み明けで1馬身1/4での負けと言うのも、非常に取捨選択に迷う結果なので、ここは一応馬券を抑えることにした。


◎イスラボニータ
○ベルキャニオン
▲ワンアンドオンリー
△トーセンスターダム
×トゥザワールド
×アジアエクスプレス

馬券はいつも通り三連単フォーメーションで、1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の24点勝負。


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チームバチスタシリーズの最終章と銘打たれている。
本来「チーム・バチスタ」は、シリーズ第一作に登場したバチスタ手術を得意とするメンバーに与えられた称号で、原作のシリーズは田口・白鳥シリーズと言われていた。
それがフジテレビがドラマシリーズ化した際に、この二人をチームバチスタと位置付けたため、今回が最終章という事になったのだろう。
実際、原作も田口・白鳥シリーズは、この「ケルベロスの肖像」が最終作になっているようだ。

東城大学医学部付属病院にAIセンターが設立されるのだが、その設立に尽力した厚生労働省の役人と大学病院の医師併せて9名が地下室に閉じ込められてしまう。
発見されたときには8名が死亡し、唯一助かった1名も意識不明のままだった。
そんな中、大々的にAIセンター開設のセレモニーが行われようとしていたが、東城大学に対してテロを匂わせる脅迫文が届く。
地下室の事件とともに、テロに対しても真相を解明すべく、田口・白鳥コンビが動き始めた。

田口・白鳥シリーズの過去の映画2作品は、TBSにより制作されている。
田口を女性にして竹内結子が演じ、白鳥は阿部寛だった。
そして監督が中村義洋と言う事でどちらも秀逸、特に「ジェネラル・ルージュの凱旋」は堺雅人の演技にしびれた。

フジテレビのドラマ版も「チーム・バチスタの栄光」は素晴らしかったが、それ以降は今一つ感は否めなかった。
そして今回の映画も、かなり頑張ってはいるものの過去2作のTBS版の映画には残念ながら及ばない印象だ。

とは言え、映画自体が面白くなかった訳ではない。
今回はキャスティングが抜群で、特に東堂役の生瀬勝久の演技が素晴らしかった。
「ストロベリーナイト」を見たばかりなので井岡のイメージが残っていたが、怪しさは残したまままったく逆の説得力のあるキャラを見事に演じている。
さすが生瀬勝久である。
その他にも、松坂桃李の押し殺した演技も巧い具合にストーリーの伏線になっていたし、桐谷美玲もよかった。

一方、過去のシリーズから引っ張ってきたキャラクターの使い方が、ちょっともったいない感じがした。
西島秀俊の速水はそこそこ出番があったものの、その他の「ジェネラル・ルージュ」のメンバーは顔見せ程度の出演だけ。
非常に消化不良で、この程度の出演だったら、逆に「ジェネラル・ルージュ」のメンバーはスッパリ切り離した方が良かったと思う。

また、直前まで放送していたドラマの「螺鈿迷宮」から栗山千明の桜宮すみれが登場したが、クライマックスに一瞬盛り上がりを見せるものの、その絡み方が強引なため不発感が漂ってしまう。
ドラマの「螺鈿迷宮」自体、本来登場しない田口を絡ませるために主役の天馬大吉を脇役にし、さらにこの「ケルベロスの肖像」からは天馬を消し去ってしまっている。
その代わりとして桜宮すみれを登場させたのだと思うが、彼女が逃げのびた先で、かつて東城医大の手術でミスをされた患者が発見されるなど、展開そのものがちょっと強引過ぎた。

テーマ自体は悪くない。
逆に、桜宮すみれを登場させなければ、ストーリー展開ももっとスムーズで違和感を感じなかったかもしれず、、もっと評価も高かったかもしれない。
ドラマシリーズの製作者目線で制作された結果、過去のシリーズにとらわれ過ぎ、単体の映画としてまとめきれなくなってしまったような気もする。


60.チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像


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地上波で放送された「ストロベリーナイト」を録画して見る。
この放送のために、SP版を含めドラマの再放送をしていたので、ついでにそれも全部録画してお取り置きにした。
「ソウルケイジ」と「アフター・ザ・インビジブルレイン」は、少しカットが入っていたような気がするが、まあ仕方ないだろう。

SP版のドラマから続けて見ると、この作品がいかに秀逸であるかがわかる。
一つにはやはり、キャスティングがズバリハマっているという事だろう。

高校時代に傷害、レイプされた事がずっと姫川玲子のトラウマになっている部分が、一貫してシリーズの根底にある。
そこに菊田の西島秀俊、井岡の生瀬勝久、ガンテツの武田鉄矢、日下の遠藤憲一がキャラを生かして絡んでくる。
ゲスト出演の役者を含めて、すべてがピタリとハマっていた。

劇場で観た時の感想にも書いたが(「ストロベリーナイト」)、「インビジブルレイン」の最後が余韻を残した終わり方だったので、この後の続編もできれば製作して欲しい。

ただ、すべての役者を揃えて新作を作るのは、やっぱりちょっと難しいかな・・・。


59.ストロベリーナイト(再)



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もう1週間以上前の話になってしまうが、次男と一緒に4月上旬に無料上映された「鷹の爪7(なな) ~女王陛下のジョブーブ~」を観に行く。
「鷹の爪団」もいろいろありすぎてもうかなり記憶がごちゃごちゃになりつつあるが、前回の無料上映だった「ハイブリッド刑事」にいたっては、トヨタがスポンサーだった事以外はほとんど覚えていない。
で、今回は「ジョブーブ」が入っている事でわかるとおり、リクルートがスポンサーとなっている。

豚のジョブーブは、意思を持って働こうと人間界に現れるがなかなか仕事が見つからない。
副業でトイレのエアタオルの風圧点検師をしている鷹の爪団と知り合い、そのまま一緒に風圧点検の仕事をする事になる。
ジョブーブは不思議な力を持っていて、その力で風圧点検の仕事は大繁盛、やがて大手メーカーと提携の話が持ち上がった。
しかしメーカーには産業スパイが潜入しており、ジョブーブ達の新製品を横取りしようとする。
さらに、ジョブーブは罠にはめられて汚名を着せられてしまうのだった。

とここまで書いたが、基本はいつもの鷹の爪団なのであまりストーリーを追いかける必要はない。
吉田君がボケて総統が突っ込み、レオナルド博士が無茶苦茶な発明をする。
今回フィリップと菩薩峠くんは出番が少なかったが、いつも通りの鷹の爪団である。

本田翼の声優もそれほど悪くなかった。
ただ、いきなり7人分の声を担当すると言うのは無茶だったと思うが、それもまあ鷹の爪団だからアリなのかなという感じである。

おそらく前回の「ハイブリッド刑事」同様DVD化もしないと思うが、この作品は現在YouTubeに映像がアップされているらしい。
30分以上なのでちょっと長いが、それでも見る価値はあると思う。


58.鷹の爪7(なな) ~女王陛下のジョブーブ~


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そもそも桜花賞は、条件を勝ったばかり、あるいは抽選をくぐりぬけてきた馬よりも、トライアルの重賞やオープン特別で好走してきた馬の方が圧倒的に有利だ。
今年はさらに上位馬と下位馬の実力差が大きく、ほぼ人気馬で決まりそうな気がする。
良血のレーヴデトワールも抽選をかいくぐって出走してきたが、ここでは家賃が高そうだ。
雨が降って馬場が渋ったらコーリンベリーやペイシャスフェリスにもチャンスがあるかと思ったが、天気も持つようなので無印でいいだろう。

一番人気はハープスター。
4戦して唯一負けた阪神JFは、無理に内をこじ開けようとして仕掛けが遅れたため。
前走休み明けでスローペースを大外一気、現段階ではちょっと実力が抜けすぎている。
大外に回った事も、逆に不利なくレースが進められて有利に働くか。
単勝倍率が1倍台前半というのは逆に気になるが、ここは本命で

問題は、そのハープスターを負かしたレッドリヴェールだ。
ここ10年で桜花賞3着までに入った馬は、例外なく年内に1走以上していた。
阪神JFから直行して連対したのは、1999年のマヤノメイビーまでさかのぼらなくてはならない。
普通に考えれば非常に不利である。
しかしレッドリヴェールは、新馬戦のあと3カ月の休養明けで札幌2歳Sを勝ち、同じく3カ月の休養明けで阪神JFを勝った。
馬格のない馬だけに、間を開けて使った方が成績を残せる可能性もある。
非常に判断が迷うところだが、もしここを勝ったらとんでもない化け物と考えることにして、今回は無印にする。

そこで対抗はベルカントだ。
休み明けの前走は番手から抜け出して完勝。
今回は逃げる馬が多く、外枠に回った事もありやはり無理なく番手に付けるだろう。
サクラバクシンオー産駒で、朝日杯で逃げバテして惨敗した事もあり距離に限界があると言われているが、桜花賞は後にスプリンターとして活躍する馬でも対応している。
鞍上武豊は、昨日も出遅れたスマートレイアーを直線一気で差し切り絶好調。
巧く流れに乗れればハープスターの追撃を振り切る可能性もある。

三番手はフォーエバーモアにする。
阪神JFは早めに抜け出して3着だったが、上位のハープスター、レッドリヴェールともほとんど差は無かった。
クイーンCの勝ちっぷりも見事で、今度も好勝負になる事は必至だ。

四番手はヌーヴォレコルト。
前走はハープスターに完敗、しかし今週の追い切りは目を見張るものがあった。
中間の上昇度で今度はさらに差を詰めてくる可能性が高い。

五番手はアドマイヤビジン。
前走のフィリーズレビューは4着だったが、上がり3Fは勝ったベルカントと同じ35.3だった。
こちらも追い切りの動きがよく、あわよくば逆転まであり得る。

最後はホウライアキコにする。
前走のフィリーズレビューは5着で、アドマイヤビジン同様ベルカントと同じ35.3の脚を使っている。
追い切りの動きもよくなっており、暖かくなって復調していれば、レコード勝ち2回の豪脚を見せるかもしれない。


◎ハープスター
○ベルカント
▲フォーエバーモア
△ヌーヴォレコルト
×アドマイヤビジン
×ホウライアキコ


馬券はいつも通り三連単フォーメーションで、1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の24点勝負。


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アメリカ海軍特殊戦コマンドのネイビー・シールズが展開した「レッド・ウィング作戦」。
タリバン指導者暗殺作戦として行われたこのミッションは、ネイビー・シールズ史上最大の悲劇と言われている。
この「レッド・ウィング作戦」を元に製作された映画だ。
どこまで真実に忠実なのかはわからないが、なぜたった一人の兵士が生還できたのか、そこにはほとんどの日本人が知る由もない驚愕の真実がある。

主人公のマーカス・ラトレルは、マーフィ大尉の部隊に入り4人で「レッド・ウィング作戦」のための偵察を行っていた。
タリバンの幹部が隠れている集落を見つけ、そこで幹部の姿を確認して本体に連絡をする任務だった。
首尾よく幹部を見つけるのだが、山岳地帯でうまく通信ができない。
そうこうしているうちに、現地の山羊飼いたちに見つかってしまった。
4人はこの山羊飼いたちをどうするか議論をするが、隊長のマーフィは無益な殺生を行わず彼らを解放してしまう。
しかしその事により偵察隊の存在がタリバンに知られ、彼らはタリバンに追われることになる。

途中、救援部隊がヘリで到着するのだが、タリバンに対空ミサイルで撃ち落とされてしまう。
4人は崖から転げ落ちてやがて一人ずつ絶命してしまう。
最後に生き残ったラトレルも、太ももから大たい骨が飛び出すほどの重傷を負っていた。
もうこれまでかとラトレルが観念した時に、現地のパシュート村の人々が彼を見つけて助けてくれる。
しかも彼を追ってきたタリバンたちとも戦い始めた。

かつて聞いた事がある話であったが、ラトレルを助けるためにパシュートの住民がタリバンと激しく交戦した事は知らなかった。
同じアフガニスタンの国民で同じイスラム教徒でも、民族が違えば考え方も違うのだとは思うが、そこでは我々日本人の考える「正義」がとても薄っぺらく感じた。
自らの命が危険にさらされている、と言うか村民がタリバンに攻撃されて死者まで出ているのに、愚直なまでに村の教えを守る彼らだけが、「正義」という言葉を使う資格があるのではないかと思った。

ラストはとても感動させられた。
ただ映画としては、導入部分がやや冗長なのと、部隊の4人が似ていて途中まで誰が誰だか区別が付きづらかったなど、完成度はイマイチか。
非常にいい話なので、世界中の誰でもがわかりやすく、かつ子どもにもわかりやすい構成にすべきだったんじゃないだろうか。
アラブ馬が高いとか、あんまり必要のないエピソードだったような気もする。


57.ローン・サバイバー


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この作品も、制作にTV局が絡んでいない。
そのためか、なかなか個性的な役者陣なのに露出も控えめであまり話題にもなっていない。
あるいはジャニーズをクビになった田中聖が出ているため、どのマスコミもジャニーズに気を遣って取り上げないのか。
理由はよくわからないが、作品自体はかなり面白かった。

ジャンルで言えば、コンゲームであろう。
銀行強盗を企てた清原(藤原竜也)、小島(田中聖)、金森(小杉竜一)の3人が、奪った金を均等分けにせず自分の取り分を多くしようと駆け引きをする。
もちろん3人にはそれぞれ引くに引けない事情がある。

清原はキャバクラの雇われマスターだが、店のオーナーである破魔(窪塚洋介)に渡すカネを盗まれてしまった。
小島はキャバクラの店員で、バカラ賭博にハマって莫大な借金がある。
そして格闘技が異常に強く清原に心酔しているが、ハッキリ言ってあまり頭はよくない。
金森は焼き肉チェーン店のオーナーで一時期は羽振りが良かった。
しかし世間では食中毒などの騒ぎがあり店は火の車、夜逃げ寸前の状態だった。

物語の冒頭は3人による駆け引きが行われるのだが、小さいエピソードをきっかけに時間軸が巻き戻り、少しずつ3人が置かれた本当の状況がわかるようになってくる。
特に清原は闇金を仕切る渋柿(池畑慎之介☆)に借金を作ってしまい、同じく借金があるキャバ嬢の茉莉亜(中島美嘉)と共謀して二人を出しぬかなければならない立場にあった。
最後に笑うのは誰か、5分おきに登場人物すべての優劣が入れ替わり、一瞬たりとも気の抜けない展開になっている。

話としては、あまりにもどんでん返しが多すぎて、途中でやや食傷気味に感じる人もいるかもしれない。
しかし監督の品川ヒロシの見せ方が巧い。
スローと早回しを組み合わせる手法は、最近の映画ではそれほど珍しくない。
日本でも中島哲也あたりが多用している。
だが品川ヒロシのこの手法には、かなりセンスを感じる。
下手をすれば単純なドタバタ喜劇になりかねない脚本を、最後まで緊張感ある映像に仕立てている。

演じている役者陣もいい。
「カイジ」「インシテミル」と、主演作品は負け犬役ばかりが続く藤原竜也だが、こういう演技はもう彼の十八番と言っていいだろう。
追いつめられた焦燥感、逆転策を考えた時の閃きなど、この手の役で彼を上回る役者は今の日本にはいないと思われる。
また直情径行で格闘技がやたら強いコジ役の田中聖、ハッキリ言ってジャンキーでクレイジーで危険な男破魔の窪塚洋介、そして謎の女帝渋柿の池畑慎之介☆の3人が、この映画の緊張感を終始盛り上げている。
ラストは健さん役の小杉竜一だ。
言ってしまうと彼の場合は演技ではなく、普段のブラックマヨネーズのネタをやっているだけという感じがしないでもない。
しかしかなりシビアな展開の中、小杉のボケと突っ込みが軽快に炸裂する。
早口で突っ込む小杉だからこそ、笑いとシリアスが見事なメリハリとなっているのだ。

唯一、茉莉亜役の中島美嘉の演技だけが浮き上がって見えた。
見た目は色っぽいが、セリフは棒読みが多かった。

とは言え、本職はお笑いである品川ヒロシの監督作品としては、十分合格点だろう。
品川ヒロシの3作品は全部観ているが、今回が一番面白かった。
そして個人的には、北野武、松本人志、板尾創路、木村祐一、桂三度(旧世界のナベアツ)よりも、品川ヒロシの方が監督してのセンスがあると思う。


56.サンブンノイチ


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原作が湊かなえで監督が中村義洋、これで面白くない訳がない、オレ的「今年前半の最大の期待作」だった。
で、感想はどうかと言うと、期待にたがわぬ面白さであった。

信州の山中で焼死体が発見される。
被害者は三木典子(菜々緒)、日の出化粧品に努める美人OLだった。
容疑者は、事件のあった日から行方不明になっている城野美姫(井上真央)で、城野は三木典子の同期でもあった。

TV制作会社の派遣社員である赤星(綾野剛)は、大学時代の友人からこの事件についての連絡を受ける。
日の出化粧品で三木典子とパートナーであった狩野里沙子(蓮佛美沙子)だ。
里沙子は警察から事情聴取を受けていたが、駆け付けた赤星に城野が犯人の可能性が強いと告げる。
そこから赤星は関係者に取材を始め、里沙子にも内緒でワイドショウで放送をしてしまった。

赤星は取材の間もtwitterで事件についてつぶやき続けるのだが、里沙子がリツィートした際にうっかり城野の本名を出してしまう。
そこから、twitter内で勝手に城野美姫に対する議論が沸騰し始める。

警察が捜査を進める中、赤星は取材のネタが尽きかけていたのだが、twitterに彼女の学生時代の友人前谷みのり(谷村美月)のリツィートが入る。
前谷は城野が無罪だと主張し、TV局に抗議の手紙を書いた。
その事も赤星のtwitterにリツィートし、さらに事件の要因と思われる城野と三木の上司、篠山についても言及してしまう。
赤星は取材のネタをツィートした事を後悔し、以降つぶやきをやめるのだが、赤星なしでもtwitterでは事件について勝手な意見を述べる者が増え続けていた。
そして赤星はさらに事件を追うため、城野の過去を調べるのだった。

まず、ストーリー全体の構成が秀逸だ。
ストーリーの前半は、赤星の取材により関係者が事件について語るシーンが続く。
一つの事象に対し、複数の人間が主観で語って少しずつ真相に近づくと言う意味では、「告白」に似ているかもしれない。
「主観」とは恐ろしい物で、たしか劇中のセリフにもあったが、人は自分の記憶をどんどん自分の都合がいいように書き変えていく。
そのため赤星は、「主観」に振り回され続ける事になる。
そして後半では城野美姫本人が登場し、小学生から現在まで、彼女の思いと真相を切々と語っていく。
ここから散乱した事実がつながりはじめ、事件の真相に近づく伏線も貼られる。

さらに役者がみな素晴らしい。
主役の井上真央は、「八日目の蝉」でも思ったがこういう押し殺した演技がとても巧い。
そして赤星役の綾野剛も、見事にしょうもない間抜けキャラを演じている。
後輩に達観した染谷将太を配する事によって、赤星の間抜けぶりをさらに強調するなど細かい部分にも丁寧な演出がなされている。
原作を読んでいないのでどこまで忠実なのかわからないが、ワイドショウやtwitterなど、ゴシップ好きのツールの取り込み方も巧みだ。

「告白」と異なり、ラストはやや「希望」的な部分があるのも個人的には好みである。
制作にTV局が絡んでいないせいかあまり目立っていないが、かなりオススメな作品だ。

55.白ゆき姫殺人事件

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