「ローン・レンジャー」

上映時間が2時間半。
観る前は「長いなぁ~・・・」と言う印象だったが、実際には次から次へとテンポよく展開するので、あっという間の2時間半だった。
個人的な感想は、ハッキリ言って面白かった。

主人公のジョンは、検事となって生まれ故郷の西部に戻ってくる。
その列車にはお尋ね者のキャベンディッシュと、ネイティブのトントも護送されていた。
そしてキャベンディッシュの部下が、彼を助けるために列車を襲う。
ジョンの兄は父から続く保安官であったが、仲間とジョンを連れてキャベンディッシュを追う。
だがまんまとキャベンディッシュの罠にハマって皆殺しになってしまう。
しかし、トントによってジョンだけが生き返った。
二人はキャベンディッシュを追う事となる。

物語は、とある少年がサーカスの博物館らしきテントを見学するところから始まる。
そこには熊のはく製とともに年老いたネイティブインディアンの置物があるのだが、その置物のインディアンがいきなり昔話を語り始める。
そして「老人の昔話」という形を使って、ストーリー内のご都合主義を処理してしまうところが巧い。
ストーリーの途中で少年が「どうやって牢を抜け出たの?」なんて突っ込むが、トントらしき老人のインディアンは適当にごまかして話を進めてしまったりする。
「シルバー」の白馬もいい味出してるし、後半の列車アクションもかなりの迫力だ。
ちょっと「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」っぽい部分もあったけどね。

ジョニー・ディップのトントは、陸に上がったジャック・スパロウそのものだ、という意見もあるだろう。
たしかにその通りだとも思うが、それでもこの映画は面白いと思う。

もうすぐ上映も終わっちゃいそうだけど、DVDになってもおススメの作品だ。


55.ローン・レンジャー



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by ksato1 | 2013-08-23 22:06 | 映画 | Comments(0)

周防正行作品を2本

沈んだ気分が明るくなるかなと思い、撮り溜めていた周防正行作品を2本見る。
「ファンシィダンス」と「シコふんじゃった。」だ。

「シコふんじゃった。」は過去に何度も見ているが、「ファンシィダンス」は初めて見た。
結論から言えば、「ファンシィダンス」はストーリーの面白さよりも、バブル期を懐かしむ感覚の方が強かった。
主役の本木雅弘は、大学を卒業した後実家の寺を継ぐために1年の山修行に入るのだが、その恋人が鈴木保奈美である。
ストーリーのほとんどが修行中の山寺の中で進行するのだが、鈴木保奈美が現実社会で本木を待ちわびるシーンもある。
それがもろバブル期。
元々原作が少女マンガという事もあり、ストーリーの展開も大笑いさせてくれる、というものではなかった。

「シコふんじゃった。」は、もう解説の必用もないけど、こちらも大笑いさせてくれるシーンはあまりない。
笑えるのは、土俵に上がると腹を下す、竹中直人の演技くらいかな。
ただ、非常にいい気分にさせてくれる映画ではある。
スマイリーがタイツを破るシーンや、間宮正子が自分を入れ替え戦に出してくれと泣いて土下座するシーンは、本当にいいシーンだ。
間宮正子役の梅本律子という女優は、この作品以外に活動はしてないようだが、前半の押さえた演技と後半の積極的な演技を見ると、これで女優をやめてしまったのはちょっともったいないようにも思えた。

ちなみに田口浩正は、「ファンシィダンス」の時はまだ芋洗坂係長とコンビ「テンション」を組んでいたが、「シコふんじゃった。」の頃から役者一本に絞ったらしい。
「シコふんじゃった。」のあと、本木雅弘、竹中直人、田口浩正が出演した「いつか好きだと言って」もいいドラマだったなと、ちょっと思い出した。


53.ファンシィダンス
54.シコふんじゃった。(再)



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by ksato1 | 2013-08-19 21:30 | 映画 | Comments(0)

「映画 謎解きはディナーのあとで」

原作は未読だが、TVシリーズはすべて見ていた。
そして「映画館で見る映画か?」と聞かれれば、ハッキリ言って「行きたければ行けばいいんじゃない?」という感じではある。
だが、個人的には影山(櫻井翔)、宝生麗子(北川景子)、風祭(椎名桔平)のトリオの掛け合いが好きなので、映画館で観る事にした。

宝生麗子は初めて有給を使い、父が所有して自分の名前が付けられた「プリンセスレイコ号」の、最後のクルーズに乗船する。
麗子はバカンスを満喫する気十分だったのだが、そこで殺人事件が発生、さらにたまたま別件で乗船していた上司の風祭に見つかってしまい、この殺人事件の捜査をさせられるはめになる。
風祭は、国立市からシンガポールに寄贈される「Kライオン」という像の警備をしていたのだが、船にはそれ以外にも、麗子がクルーズをする際には必ず守り神として執事が持参する「セイレーンの涙」という秘宝が持ち込まれていた。
そして、ICPOから船内には国際的な盗賊団が潜入しているという情報があったうえ、伝説の怪盗ファントム・ソロスの目撃情報まで出てくる。

そもそも笑いがメインの映画なので、最初からストーリーにはそれほど期待していなかったが、内容もまずまずと言ったところか。
最初の段階で犯人はほぼ二択まで絞られてしまうのだが、脇役陣が豪華なため、そう簡単に展開が読めないようになっている。
一応、そこここに張られた伏線に対しての答えも、すべて出されていた。
もちろん、ちょっと無理はあったけど。
中盤の、麗子が誘拐される盛り上げ方も悪くなかった。
正直、観る前の期待が高くなかったので、個人的には期待以上だったと言えるだろう。

TVシリーズのファンが観れば、十分楽しめる内容だ。
ただ、「TVスペシャルでいいんじゃないの?」と言われれば、返す言葉はない。


52.映画 謎解きはディナーのあとで



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by ksato1 | 2013-08-17 10:04 | 映画 | Comments(0)

「パシフィック・リム」

怪獣とロボットが激しくバトルする映画と聞いて、「トランスフォーマー」や「アベンジャーズ」のように、観てスカッとする映画かと思ったが、そうではなかった。
まあ、監督がギレルモ・デル・トロだから、当たり前と言えば当たり前なのだが・・・。

2013年、突然太平洋の海溝に裂け目ができ、そこから謎の巨大生物が現れた。
生物は「KAIJU」(怪獣)と名付けられ、いくつもの都市を壊滅させるのだが、その時は米軍が総力を挙げてなんとか退治する。
だがその後も「KAIJU」は定期的に出現し、人類を恐怖に陥れた。
そのため、各国は争いをやめ協力して環太平洋防衛軍を組織し、対「KAIJU」兵器であるロボットの「イェーガー」を開発する。
「イェーガー」は各国によって何機も作られたのだが、どれも対「KAIJU」兵器としての効果を発揮し、「KAIJU」は人類の脅威ではなくなった。
むしろ人類は、「KAIJU」対「イェーガー」の戦いをイベントのように考え、おもちゃができたりTVのバラエティ番組になるほどだった。

しかし、最初に「KAIJU」が現れてから7年後の2020年に、進化した「KAIJU」が出現して初めて「イェーガー」が敗れてしまう。
この後進化した「KAIJU」によって「イェーガー」は次々と破壊され、5年後に各国の政府は「イェーガー」への投資をやめ、海岸に高い防護壁を建築する事を選択する。
環太平洋防衛軍も壊滅寸前まで追い込まれていたが、最後のメンバーが香港に集結し、「KAIJU」の出現を根本的に止めるべく作戦を打ち立てていた。

「イェーガー」は、操縦者の脳波とシンクロして動くロボットだ。
考え方は「ヱヴァ」に近いかもしれない。
そして操縦者が一人では脳への負担が大きいので、二人一組で左脳、右脳を使って操縦する、というシステムである。
シンクロの際には二人の脳波が一体化するため、記憶が同じ近親者である事が望ましい。
兄弟、親子などである。

主人公は、兄と一緒に「イェーガー」を操縦していたローリーだ。
ローリーは最初に敗れた「イェーガー」のパイロットで、その時に兄を亡くしている。
そのショックで5年間行方をくらましていた。
だが最後の戦いには彼が必要だと考えた環太平洋防衛軍の司令官が、ローリーを探し出す。
ローリーのパートナーを誰にするか、いろいろと試されるのだが、結果的には森マコ(菊地凛子)が選ばれる。

右脳と左脳のために二人一組のはずなのに、最後の4機の「イェーガー」のうちの1機を3つ子が操縦しているなど、細かい点での粗はある。
しかしストーリーの骨格は悪くない。
バトルシーンも抜群の質量感で迫力満点、観ていて手に汗握る素晴らしさだ。
ただ、やたらと画面が暗い。
ギレルモ監督だから当然と言えば当然かもしれないが、「KAIJU」も円谷プロの「怪獣」とはかなり異なり、「エイリアン」のような気持ち悪さがある。
さらに、バトルシーンも荒天ばかりなので、観ていてスカッとする感じはない。

今回は自分的にはあまりいい印象ではなかったが、体調のいい時にもう一度観てみたい気もする。


51.パシフィック・リム


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by ksato1 | 2013-08-15 21:57 | 映画 | Comments(0)

「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」一気見

2012年の秋から冬にかけて、今は無きフジテレビの「ドラマチック・サンデー」で放送された作品だ。
羽田空港の管制室を舞台にしたドラマなのだが、内容は非常に面白かった。

ただWikiで視聴率を調べると、「ビューティフルレイン」の後枠だったためか初回こそ14.0%だが、平均視聴率は10.2%。
2話目から裏番組で香取慎吾と山Pの「MONSTERS」が始まった事もあってか、それ以降はほとんどが10%以下だった。
そもそも、1話目があまり面白くなかった事も原因かもしれない。

篠田香織(深キョン)がJALのグランドスタッフから航空管制官に転職する。
そこには、厳しい指導員の竹内(瀬戸朝香)がいた。
さらに篠田の恋人の本上(平岡祐太)は、パイロット候補生だったが事故で車椅子の生活を送っている。
竹内から厳しい指導を受けながらも、篠田は管制官としての第一歩を踏み出す。

ここまでは、本当にありきたりのストーリーだ。
篠田と本上がお互いに支え合いながら成長すると言う、ラブストーリーに見える。
舞台が航空管制官というちょっと面白いシチュエーションなのに、あまり興味がそそられない。
深キョンのキャラが、航空管制官という固い仕事のイメージに合わなかった事もあったかもしれない。
でも、深キョンはそもそも滑舌がやや悪いが、今回も英語の発音も悪くなかったし、演技自体も悪くなかったと思う。

さらに、2話目、3話目と、子どもに会うために不法侵入した外国人が空港内を逃げて騒ぎになったり、若き管制官とパイロットのいさかいなど、「まあ、航空管制官をテーマにしたらこんなもんかな」という感じの話が続く。

だが、4話目からちょっと面白くなる。
そもそも羽田の航空管制官がテーマで、篠田がJAL出身なのでJALがメインの航空会社として取り上げあられているのだが、4話目でANAのグランドスタッフがボジョレー・ヌーボー解禁日にワインを輸入する話になる。
そもそも航空管制官は国土交通省の役人なのだが、ここでグランドスタッフ出身だった篠田が、ANAのグランドスタッフに協力をする。
このあたりから、グランドスタッフから転職した航空管制官という設定が生きてきて、なんとなく空港全体をテーマにした話っぽくなってくる。

そして5話目が良かった。
これも航空管制官とはあまり関係のない話だが、かつて近隣の難病の子どもたちを飛行機に乗せた時の写真が出てきた。
篠田たちはその写真を見て、自分たちも同じことを実行しようと考える。
どうもこの話は実話に基づいた話らしいのだが、かなり感動した。

さらに6話目が良かった。
これもありきたりかもしれないが、急病の大臣を乗せた航空機と、エンジンに異常をきたした通常の航空機のどちらを優先して着陸させるか。
中堅でエース管制官の近藤(要潤)は、さまざまな要因を検討して通常の航空機を優先して着陸させた。
だが、その無線を傍受したマスメディアから「重病の大臣を危険にさらした」と叩かれてしまう。
VIPと一般人どっちを優先するかという意味ではありきたりかもしれないが、逃げ場のない航空機及び航空管制官の責任という部分で、うまく緊張感を盛り上げていた。

その後も、航空管制官と言うテーマを生かして、なかなか興味深い内容になっていた。
そもそも最初は、1話目のスタート通り篠田と本上のラブストーリーがメインの予定だったのかもしれない。
オープニングも、なんだかほんわかしたイメージのタイトルバックだった。
だが途中から、それも管制塔のタイトルバックに切り替えた。
最初から、骨太な内容にしておけば、もっと話題になったんじゃないかと思う。

Wikiによると、この作品には前作があるそうだ。
2011年にフジテレビの有料チャンネルで3Dドラマとして放送された、「TOKYO コントロール」がそれにあたるらしい。
時任三郎や梶原善はその時からの引き続きで第一話から出演しているが、途中からテコ入れのためか、「TOKYO コントロール」がらみの人物が多数出てくるようになる。
ただそれはそれで面白く、「TOKYO コントロール」の方も見てみたくなった。

いずれにしろ後半の内容が良かっただけに、まったく話題にならかなったのはちょっと惜しいドラマである。


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by ksato1 | 2013-08-13 21:48 | 日記 | Comments(0)

都立城東高校の山口泰弘投手

サンケイスポーツにはここのところ、「乾坤一筆」というベテラン記者のコーナーがある。
ベテラン記者のコーナーだけに、いつもは古き良き時代の話が多いのだが、本日8/7は西村浩一記者の記事で、都立城東高校の今年のエース山口泰弘投手の話だった。

ここからは、ほとんどが記事の引用となる。
都立城東は、都立だがかつて2回夏の甲子園に出場している。
今年も初戦の都大田桜大の後は、3回戦は昨夏の東東京代表の成立学園、4回戦は堀越、5回戦は日台荏原と、甲子園出場代表校を次々と撃破した。
この間投げ抜いたのは、身長1m60cm、体重60kgの小さなエース山口泰弘投手だ。
残念ながら準々決勝で二松学舎大付に敗れたが、全5試合42イニングを一人で投げ抜いている。
これだけの資質を持っているのだから、将来はやはり野球関連の仕事を希望しているのかと、記者も思ったらしい。
すると案の定本人は、体育大学系への進学を希望していたそうだ。

普通に考えれば、教員免許取得→高校野球指導者の道を目指していると思う。
だが、答えは違った。
「将来の目標はレスキュー隊員です。きっかけは東日本大震災。被災地で不眠不休の活動をする隊員の姿に心を動かされました。自分の中で漠然としていた将来像がはっきりしました」との事だ。

西村記者自身、「取材する側、常に冷静でいたいものだが、思わず記者は『偉いっ!!』と声を出しウルっときてしまった。『夏に21世紀枠はないのか』と関係者筋に詰めよった(!?)」と書いている。

今年の高校3年生は、ちょうど中学卒業時に東日本大震災を経験している。
甲子園に出場する選手も、「ドラフトの目玉」と言われた桐光学園の松井投手が出場を逃している事もあり、2年生にばかり注目が集まっている。
だが今年の3年生の中には、震災のショックで野球ができずに、埋もれてしまった才能もあったのかな、という気もした。
でももしそうだとしても、山口投手のように、別の道で力を発揮しようと模索している18歳も多いだろう。

自分の息子くらいの若人の意気込みを聞いて、ウジウジ迷っている自分が本当に恥ずかしくなった。


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by ksato1 | 2013-08-07 21:41 | 日記 | Comments(0)

「天空の城ラピュタ」(再)

金曜ロードショウで放送された「天空の城ラピュタ」を録画して見る。
もう、何度も録画して見ているが、何度見ても飽きない。
どのシーンも、一箇所も無駄がない。

今回見ていて、やっぱりこの映画はドーラがキーパーソンだという事がわかった。
知識、視野の広さ、決断力、包容力、どこから見ても理想のリーダーである。
要塞に捕らわれたシータを奪還するシーンで、ゴリアテから砲撃を受けブラッターを操縦していたドーラが一瞬気を失う。
しかしそこからギリギリで意識を取り戻すシーンもカッコイイ。
ラピュタが崩れ落ちる時も、ギリギリまでパズーとシータを待っている。
パズーを連れていくときは計算高いようなセリフがあるのだが、実はとても人情深い人間だと言う事もわかる。

「もののけ姫」のエボシ御前も強烈なリーダーシップを発揮するキャラだ。
だが、タタラとその仲間だけにしか愛情を注がないエボシ御前より、やはりドーラの方が人間的に魅力的だ。
ナウシカにしろ、こういう人間的に魅力的なキャラを巧く描ける事によって物語が面白くなり、それこそが宮崎駿の才能と言えるのかもしれない。


50.天空の城ラピュタ(再)


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by ksato1 | 2013-08-06 22:04 | 映画 | Comments(0)

「終戦のエンペラー」

「風立ちぬ」の直前に観たのだが、「風立ちぬ」を引き立てる映画になってしまった。

日本がポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した直後の話である。
焼け野原の東京に到着したマッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)は、アメリカからの指示で天皇の戦争責任を調べることになっていた。
その任に就いたのが、開戦前に日本にいた事もあったフェラーズ准将(マシュー・フォックス)である。

マッカーサーは、神格化された天皇を処刑すれば新たなる火種になると考え、天皇には戦争責任を負わせない方がいいと言う考えだった。
知日派のフェラーズも同意見である。
しかしマッカーサーの本当の狙いは次期大統領の座であったため、天皇には戦争責任がなかったと証明する事で、世界中をあっと言わせたたかったのだ。
このあたりで、マッカーサーとフェラーズの微妙な考えのズレが生じている。

フェラーズは与えられた10日間で、東条英機(火野正平)、近衛文磨(中村雅俊)、関屋貞三郎(夏八木勲)と対面するが、誰からもその証言は得られない。
一方この任務と並行して、かつての日本人の恋人あや(初音映莉子)の捜索も行っていた。
しかしどちらもうまくは進まず、フェラーズは自棄になりバラックの店で日本人と喧嘩をしたりする。

天皇に責任がないことを証明できそうにないと諦めた瞬間、もっとも天皇に近いと思われていた木戸幸一(伊武雅刀)自信が出頭してくる。
しかし木戸は開戦時の天皇の責任については語らず、終戦を決断したのが天皇である事だけを告げた。
フェラーズはそれをマッカーサーに報告するものの、納得のいかないマッカーサーは天皇との面談を要求する。
その面談の結果、マッカーサーは天皇に戦争責任はなかったと判断することとなった。

基本的には史実に基づいた作品である。

占領軍と言えども、来日にあたってはパルチザンの逆襲を警戒し、敬意を評して許可なくしては皇居内に立ち入りできなかったというのは初めて知った。
だが日本人からみると、おごそかしさはあってもあまり目新しさは無い。
物語を単調にしないために、フェラーズのラブストーリーを織り込んだものの、インパクトに欠けるためあまり機能していなかった。

最近わかった史実では、アメリカとの開戦を避けたい当時の日本軍上層部は、開戦を熱望する現場の軍人をストップさせなければならないと考え、あえて東条英機を首相にしたと言われている。
東条は開戦派であったものの、昭和天皇を崇拝しており、昭和天皇が戦争を避けたいと思われているとわかれば、東条が現場をストップしてくれると目論んだのだ。
しかし東条自身は昭和天皇の考えに沿おうと努力するものの、すでに東条をもってしても軍をストップできなかった、というのが真実らしい。

日本映画であれば、そのあたりまで踏み込んでもよかったのかもしれない。
ただ、アメリカで作られた映画だけに、終戦時の天皇への責任追及についてが、淡々と語られるだけになってしまった。
むしろ、フェラーズのラブストーリーを取り除いて、ほぼドキュメンタリー的な映画にした方が面白かったのかもしれない。


49.終戦のエンペラー



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by ksato1 | 2013-08-04 11:18 | 映画 | Comments(0)

「風立ちぬ」

映画を観ている時は、私は泣かなかった。
むしろ観終わった後は、清々しさを感じた。
だが時間が経つにつれ、宮崎駿がどんな思いでこの映画を作ったのか、それを考えるととても素晴らしい映画である事がわかり、どんどん感動が深まっていった。

まず、堀辰雄の「風立ちぬ」と「菜穂子」、そしてトーマス・マンの「魔の山」を読んでいるかどうかで、泣けるかどうかわかれるんだと思う。
「魔の山」はともかく、「風立ちぬ」を読んでいる人は多いと思うから、そういう人は泣けるのだろう。
残念ながら私はどの作品も未読のため泣けなかった。

結論から言えば、宮崎駿は戦争は反対するものの、戦争の時代でも一生懸命生きた人達の事を考えなければならない、そうでなければまた同じことが繰り返される、という事が言いたいのだと思う。
表現はかなりギリギリだが、作品のここそこに、当時日本は戦争を目指さざるを得ない状態にあった事が表現されている。
端的に表れているのは、「この国は技術もカネもない」という本庄のセリフだ。
また、駄菓子屋の前で親の帰宅を夜遅くまで待っている兄弟たちも、当時の日本がいかに貧困で、みんなが豊かになろうと必死に頑張っていた事がわかる。
だから全世界が帝国主義だった時代に、結果として日本も帝国主義へと進んでしまったのだ。
そして飛行機が大好きで戦争が大嫌いな宮崎駿自身、帝国主義が飛行機技術の進歩に寄与した部分が大きい事もわかっていて、その矛盾に迷いを感じていたはずだ。

堀越二郎があまり感情を表に出さず、常に淡々と表現している部分が秀逸である。
二郎は日本の状況を肯定も否定もせず、常に冷静に自分の夢だけを追い続ける。
日本が迷い、間違った道へ進んでいる時代を、主人公が感情を込めて語る訳にいかなかったからだ。
だから、二郎の声を庵野秀明にしたのも正解なのである。

今秋に公開されるスタジオジブリのドキュメンタリー映画で、そのあたりの経緯が語られている。
先日TVで少し放送されたが、宮崎駿と鈴木敏夫は二郎の声を「その時代に正直に生きていた人」という設定にこだわっていた。
しかし現在の声優、役者では、それを再現できそうな人はいなかった。
「だったら素人か」「だったら庵野か」という流れで決まったらしい。
だが、ズバリ言って正解であった。

二郎は何度も夢の中で、憧れの人カプローニと会う。
そこでは二郎の迷いにカプローニが答えを出してくれる。
その二郎の迷いこそが、宮崎駿の迷いでもあったのだろう。

たくさんの人が幸せになろうと一生懸命生きて、その結果たくさんの人が死んでいった。
綺麗ごとではない事実を、二郎と菜穂子のピュアな恋愛でうまく調和を取っている。
何度もタバコが出てくるのも象徴的だ。
昭和の頃までは、どこでも普通にタバコが吸われていた。
宮崎駿は、できるだけ戦争以外の当時をリアルに再現する事により、戦争に直面している人々がどのように生きていたのかを表現したかったに違いない。

一度観て「よくわからなかった」という人には、何度でもこの映画を観てもらいたい。
関東大震災で東京が焼け、復興し、そして戦争で日本はまた焼け野原になった。
苦しい時代に誰もが一生懸命に生きようとし、小さな幸せや喜びに希望を見いだし、ピュアな恋愛で心をときめかせた。
二郎ももちろんのこと、たくさんの悲しみのどん底に落ちた人たちが、そこから一筋の希望を見いだしてもう一度歩きだしたからこそ、今の日本があるのだ。
キャッチコピーの「いきねば。」とは、そういう意味であるはずだ。

最初想像していたストーリーとはだいぶ違うが、満足度は高かった。
何度でも観てみたい作品である。


48.風立ちぬ



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by ksato1 | 2013-08-03 10:30 | 映画 | Comments(0)