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大晦日までの道

さあ、今年も残すところあと6時間を切った。
今年一年いろいろとお世話になりました。

本当は29日まで勤務だったんだけど、今年は4日と合わせて2日間年休を使い、丸々1週間休むことにした。
でもこの3日間も忙しかった・・・。

まず29日は朝9時に髪を切りに行く。
毎年年末はかなり散髪屋が混みあうが、開店直後は意外と空いている。
10時前に帰宅して、すぐに車を洗いに行った。
近所のホームセンターの中に自動洗車機があるのでそこで車を洗った後、屋上駐車場で車体を拭いて中も掃除。
29日は風もほとんどなく穏やかな陽気だったのでラッキーだった。

帰宅して昼食後は、風呂場でキッチンのゴトクを洗う。
ゴトクを洗うのは初めてだけど、これがかなり難儀した。
ペースト状にした重曹を塗ってしばらくしてからテーブルナイフでこすったが、かなり頑固なこびりつきで4時間も格闘したよ。
その結果ゴトクはかなり綺麗になったものの、結構いいテーブルナイフがボロボロになっちまった・・・。

昨日の30日はカミサンと朝7時に起床して、まずは近所の激安スーパーの朝市に行く。
8時開店に若干出遅れたものの、ほぼ目的通りの品物が買えた。
スーパーを出た後は、そのままコストコへ。
コストコは表向きは10時開店だが、たぶん混みあう時期は9時から空いているのだろう。
実際昨日も、9時15分くらいに到着したらもうこちら側で20mくらい、対向車線で100mくらいの渋滞ができていたが、少しずつ駐車場に車が入っていた。
しかももう、出てくる車もいる。

激安スーパーもそうだったが、開店から少し時間が立ってちょうど第一陣が出てくる時間だから、出入り口に一番近い駐車場を狙った。
案の定、車がドンドン出て行くところで一発で止められた。
店内に入って文房具、肉、パン、ピザなどを手早く購入。
コストコを出たのは10時ちょっと過ぎだったが、20mの渋滞が500m以上になっていた。
早起きは三文の得とはよく言ったものだ。
最後はディスカウントストアに寄って、年末の買い物はほぼ終了。

帰宅して昼食後は、HDDに撮り溜めていた番組を見ながら部屋の中の片付け。
夜は本年最後の忘年会に向かう。
高校系の飲み会だったが、なかなか盛り上がったね~。
1年分のストレスを発散できたよ。
一応目標だった、「記憶を無くさず電車で帰る」もすべての飲み会で達成。
まあ、当たり前の事だけどね(^_^;;

今朝は私はやや二日酔い気味、カミサンも連日の大掃除疲れで起きるのが遅れて10時起床。
朝食後はトイレと洗面所の掃除。
簡単な昼食を食べて、激安スーパーに最後の買い出しに行きマグロなどを買いこむ。
帰宅後は、フック式で掛ける網型の調味料棚3つを洗う。
これがまた洗いづらく、高圧洗浄機を使ってもあまり汚れが落ちなかった・・・。

その後は、サツマイモの裏ごしやゴボウを切るなどカミサンの手伝い。
お節料理の手伝いはまだまだあるみたいだけど、もう後は運転もしないしビールを飲みながらかな。
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写真は我が家のベランダから見える夕景。
スマホの写メなんであまり解像度がよくないけど、遠くに葛西臨海公園の観覧者や東京タワーの灯りも見えて美しい。

何はともあれ、今年も無事に1年が過ごせた。
来年もよい年になりますように(-人-)
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by ksato1 | 2011-12-31 18:22 | 日記 | Comments(0)

「ブラック・サンデー」と「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

今年を締めくくる2作品は、どっちもおススメの作品だ。

まず「ブラック・サンデー」。
競走馬の名前ではない。

TOHOシネマズの一部の劇場で開催されている「午前十時の映画祭」。
近所の市川のTOHOシネマズでも開催されており、今週が「ブラック・サンデー」だった。
制作されたのは1977年なのでおよそ35年前だ。

アラブのテロ組織「黒い9月」が、スーパーボールの会場となるマイアミ・オレンジボウルでのテロを計画していた。
事前にその情報をキャッチしたイスラエル諜報部のカバコフ少佐とFBIが、それを阻止しようとする。

ネットで「パニック・ムービーの最高峰」と書かれていたので、競技場の場面が多いのかと想像していたが、実際にはパニックになった競技場はラスト前の5分くらいしか映らない。
ストーリーの大半は、テロの準備をするテロリストと彼らを追うカバコフ少佐の攻防戦である。
なので個人的にはクライムサスペンスかなと感じた。

しかし内容は非常に面白い。
今だったらテロと言えばABC兵器のどれかになるのだろうが、この映画の殺りく兵器はライフルダーツだ。
私もよくは知らないのだが、釘のようなものである。
それを22万発用意して、競技場上空に飛ばした飛行船からプラスチック爆弾で一気に四方に発射しようと言うのだ。

爆弾のアメリカ国内への持ち込み、飛行船でのアクションなど、当時の状況を考えたら非常にリアリティがあるし、突然の操縦士交代など手に汗握る展開も用意されている。
まさに、サスペンス映画のお手本だ。

年末の忙しい中を縫って観に行ったのだが、ズバリ言ってそれだけの価値はあった。
機会があったら観ておきたいおススメの作品だ。


そして今年最後は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」だ。

一言で言って面白い!
ラストでいい映画がどか~んと来た!

前作の「3」は正直ほとんど記憶にない。
上海の高層ビルでトム・クルーズが頑張っていた部分だけ、おぼろ気に記憶がある。
このシリーズは「2」が秀逸だったので、その分「3」はかなりガッカリした。
で、今回はあまり期待しなかったんだけど、いい方に大きく期待が外れた。

ストーリーはかなりシンプルだ。
スウェーデンのIQ190のマッドサイエンティスト、カート・ヘンドリクスは米ロの核戦争を画策する。
イーサン・ハントは極秘に彼を追っていたのだが、クレムリンに潜入した時に彼の仕掛けた罠にハマってしまい、クレムリン爆破の疑いをかけられてしまう。
米ロの関係を危惧した米大統領はゴースト・プロトコルを発動してIMFを解体、イーサンとその仲間は自分達だけでヘンドリクスを追わなければならなくなった。

シンプルなストーリーだが、アイテムは最新だ。
変装用のマスクを作るシステムなんて、観ていてワクワクしてくる。
ただ、GPSで相手の位置を追うにしても、IMFの衛星が使えないので電波が届く800m圏内でなければ追う事ができないなど、デジタルとアナログを非常に巧みに組み合わせている。
だからグイグイ話に引き込まれてしまう。

ドバイの高層ビルのアクションもよかったしね。
高所恐怖症の私には、自分はどんな事があっても絶対にIMFのエージェントにはなれないと思ったよ。
ストーリーの根底に設定された人情話も、ベタだが悪くはない。

この年末年始特にやる事が決まってないのなら、迷わずこの映画を観に行こう!
この映画がどれだけ面白いか、危ぶむなかれ、迷わず観ろよ、観ればわかるさ。
「ステキな金縛り」の時も同じこと書いたけどね(^_^;;

ちなみにヘンドリクスを演じているのは、スウェーデン人のミカエル・ニクヴィストだ。
「ミレニアム」シリーズでミカエル・ブルムクヴィストを演じた役者である。
ハリウッドリメイク版ももうすぐ公開されるけど、ブルムクヴィストはダニエル・クレイグなんだね。


155.ブラック・サンデー
156.ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
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by ksato1 | 2011-12-30 00:17 | 映画 | Comments(0)

「夜明けの街で」と「源氏物語 千年の謎」

朝イチで髪を切りに行った後、午前中は車の掃除、午後は風呂場でゴトクと格闘。
ゴトクは初めて洗ったけど、全部綺麗にするまで4時間も掛かった・・・。
腰が痛い・・・。

さてお蔵出しシリーズ第三段。

まずは「夜明けの街で」。
東野圭吾が原作という事で、もうちょっとミステリアスな展開かと思ったが、ほぼ全編不倫の映画だった。

一度だけなら浮気、継続性があれば不倫だそうだ。
建設会社に派遣された秋葉(あきは:深キョン)は、最初は浮気を絶対否定していた。
歓迎会の席で「旦那さんが浮気したら許す?」と聞かれて「ぶっ殺します」と答えていたほどだ。

しかしひょんな事から上司の和也(岸谷五朗)と親しくなると、だんだん考えが変わって来る。
和也も最初は自分がからかわれていると思っていたが、少しずつ秋葉の事を考える時間が多くなる。
それで結局ズブズブの不倫関係へと堕ちていく。

不倫と言うのは、計画を綿密に立てないとあっと言う間にバレてエライ事になる、と思う。
しかし最初に秋葉が和也をサーフィンに誘った時、なぜか車にはサーフボードが積まれていない。
また、秋葉の実家はどうみても葉山か鎌倉あたりなのに、結構簡単に横浜や東京に出てくる。
こんな感じで細かい部分がやや雑だ。
こんヌルい設定じゃ、不倫映画としてリアリティがなさ過ぎだろう、と思う。
普通の映画なら許せるかもしれない点も、不倫映画のために雑な部分が目立ってしまう分やや完成度は低く感じられた。

深キョンも岸谷五朗も悪くないんだけど、自分があまりラブストーリーが好きじゃないので、やっぱりもうちょっとミステリアスな展開にした方がよかったんじゃないかと思った。
奥さんの木村多江の演技は良かったけどね。


続いて「源氏物語 千年の謎」。

本家の源氏物語の内容は、ハッキリ言ってほとんど知らない。
社会科の教員免許を持っているのに、相変わらずの無知である。
そしてこの映画の原作も読んでいない。

そんな状態で映画を観に行ったのだが、ちょっと驚いた。
若紫はまったく登場しないのだ。
さすがの私も若紫くらいは知っていたし、若紫の存在こそが光源氏の変態性(マザコンでありロリコン)を表現していると思っていた。
光源氏のお相手として登場する女性は、桐壺、藤壺(どちらも真木よう子)、葵の上(多部未華子)、六条御息所(田中麗奈)、夕顔(芦名星)の4人である。
そして葵の上の死後も、光源氏は誰とも結婚しない。
ちょっと拍子抜けしてしまった。

ただ、そもそもが新設の源氏物語であるのだから、本家にこだわる必要はないだろう。
私は本家を読んだこともないので、すぐに「まあ、こういうのもアリか」と思ってしまった。

ストーリーはともかくとして、平安時代の世界観を見事に再現した映画である。
登場人物の所作、そしてしゃべり方、と言っても「おじゃる」などの用語ではなく、会話の「間」と言うか時間の取り方が雅な感じがする。
出演している女優陣は大物なので当然いきなり脱いだりはしないが、いかにも平安時代の恋愛物語という感じの、雅な濡れ場が用意されている。
一方、六条御息所大暴れのシーンは、VFXを使って迫力満点に仕上がっている。
田中麗奈が怖かった。
きちんとメリハリが効いている。

ただ、その世界観を表現するための「間」のせいで、上映時間が2時間以上もある。
メインは光源氏の藤壺への思いと、それを書き綴る紫式部と道長の恋の駆け引きなのだが、私はラストはちょっと飽きてしまった。
やっぱり恋愛物語は、あまり得意じゃないんだよね。


153.夜明けの街で
154.源氏物語 千年の謎


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by ksato1 | 2011-12-29 23:30 | 映画 | Comments(0)

「マジック・ツリーハウス」と「ワイルド7」

お蔵出しシリーズ第二弾。

まず「マジック・ツリーハウス」
試写会が当たったので、天皇誕生日に長男を除いた家族4人で観に行った。

原作は児童書で、今回は最初の4話が映画化されたようだ。
偶然森の中でマジック・ツリーハウスを発見したジャックとアニーの兄妹が、仲間の魔法使いにネズミにされてしまったモーガンを助けるため、4つのメダルを探しに行く冒険ストーリーである。
元々が児童書なので、いろいろとご都合主義的な部分はもちろん多い。
例えば、そもそもなんでいきなりジャックとアニーの前に、マジック・ツリーハウスが現れたのかも説明がない。
それでも、子どもがワクワクしながら観るための演出は用意されているので、これはこれでいいのではないかと思う。
絵柄も大きいお友達向けじゃなく、いい感じで子ども向けだったし。

続いて「ワイルド7」。
スゴイ、スゴイよ監督の羽住英一郎は!
もう本当にどうしようもないくらいのダメダメグズグズの脚本を、そこそこ観られる作品にまで仕上げているのはまさしく監督の力量だろう。

原作は私が小学生のころに『少年キング』で連載されていた。
当時は実写でTV化もされていたが、望月三起也作品を読むには私はまだ子どもだったため、TVも見ていないし原作は最終話をちょっと覚えている程度だ。
たしかもうクライマックスもクライマックスで、「夏に雪が降るような奇跡でも起きない限り、飛葉は助からない」というエピソードだったと思う(そして夏にユキが降る)
ただそれでも兄弟の影響で「ワイルド7」にハマっていた友人もいたので、両国とかチャーシューというメンバーは覚えているのだが、なぜか今回は登場していない・・・。
たぶんズブズブにハマっていたファンにとっては、もうそのあたりでイライラするだろう。
そして繰り返すが、脚本自体が本当にダメダメだ。

まず、本間ユキのバックグラウンドがほとんど描かれていない。
子どものころに家族を失った設定はわかるのだが、それ以降から現在までの説明が一切ないので、「お前いったい何者だよ」状態になっている。
ただこれはひょっとすると、原作からそのまま踏襲されているのかもしれない。
今回の映画は原作の「コンクリート・ゲリラ」編がベースになっているようだが、そこでも説明はなかったらしい。
とは言え、原作は70年代だからそういう設定でも許されたかもしれないが、21世紀も10年以上経過した現代ではそういう訳にはいかない。

また細かい面でも、指名手配されたトレーラーがゆっくり逃げているのに、何台ものパトカーが後ろから追いかけるだけ。
前から挟み撃ちにして封じ込める事もしない。
そのトレーラーは外から銃でバンバン撃たれてもすべてはじき返していたのに、中から撃つとあっと言う間にハチの巣だ。
ワイルド7も最初はメチャメチャ強くて敵を倒しまくって内部に潜入したのに、バイクを降りたらからきし弱くなって窮地に追い込まれている。
クライマックスの盛り上げ方も、正直「やっちゃった感」は否めない。

だがそんなグズグズな脚本でも、アクションシーンがキッチリ仕上がっているのでなかなか見応えがあるのだ。
バイクや銃撃戦のアクションとCGは素晴らしい。
そして役者もいい演技をしている。
ズバリ言って、瑛太をはじめワイルド7のメンバーがすごくカッコいい!
深キョンはどちらかと言えばセリフは某読みで、表情や仕草、雰囲気で演技をするタイプだが、かなりいい感じの本間ユキになっていた。

次回作は脚本だけ変更して、同じスタッフ、キャストで作ったら、もうちょっと面白い作品になるんじゃないかな。


151.マジック・ツリーハウス
152.ワイルド7


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by ksato1 | 2011-12-28 23:07 | 映画 | Comments(0)

お蔵出しっ!

もういくつ寝るとお正月。
早くしないと今年が終わっちまう!

と言う事で、今日からは今年観た映画のお蔵出しだ。

まず、「ヒア アフター」。
実は震災前に観ていたのだが、なんとなく感想を書きそびれていた。

クリント・イーストウッドの監督の割には、ちょっと結末がぼやけた感じの映画だった。
ストーリーは3つのエピソードがオムニバス的に展開し、最後に一つに集約する形だ。

まず一つ目のエピソードは、フランス人女性ジャーナリストの物語。
東南アジアでの休暇中に津波に巻き込まれ、臨死体験をする。
その臨死体験以降、彼女は死後の世界に深く惹かれるようになるのだが、フランスでは宗教の関係なのか、この臨死体験という話を公でするのはあまり良い事ではないらしい。
彼女は臨死体験に関して本を書くのだが、出版社からもあまりいい返事はもらえない。
この部分は日本人にはちょっとわかりづらく、物語をさらにぼんやりしたものにしてしまっているかもしれない。

二つ目は、サンフランシスコに住む霊能力者の話だ。
彼は以前、霊能力者としてマスコミにも取り上げられ、著作も出していた。
しかし他人の霊視をするという事は、他人の触れられたくない過去に足を踏み入れる事も多く、霊視をする事自体に疲弊して引退し、静かに工場勤務をしていた。
そんな彼が料理教室で素敵な女性と出会うのだが、やはり霊視が原因でうまくいかなくなってしまう。

三つ目はロンドンの双子の兄弟の話である。
麻薬中毒患者の母を持つ双子の兄弟のうち、リーダー的存在だった兄が事故で亡くなってしまう。
残された弟は現実を受け入れられず、とまどうばかりだ。
母は治療のため病院に入り、自分は里親のもとに送られる。
そんなある日、地下鉄で不思議な経験をするのだが、その後霊視に強い興味を持つようになる。

それぞれの国で暮らし、なんのかかわりもないこの3人が、導かれるようにロンドンで出会う。
そしてこの出会いによって、それぞれ魂の浄化を得る事ができる。

3人が3人とも悩んで苦しむ、このあたりは巧く表現されていると思う。
特にサンフランシスコのジョージ(マット・デイモン)が、一人で夕食を食べた後皿をぞんざいに流しに投げるシーンはなんとも言えない。
ロンドンの双子の、写真撮影のシーンも好きだ。

ただ全体的に話としてはなんとなくわかるのだが、結局何が表現したかったのかが、最後に伝わってこない。
「運命」とかそういう事を表現したかったのかもしれないが、3人を結びつける布石が途中でほとんどないので、何やら本当に偶然が重なっただけにも見え、あまり心に響いてこない。

「ミリオンダラー・ベイビー」や「グラン・トリノ」あたりと比べると、ちょっと期待外れだったかな


次に「うた魂(たま)♪」。
すでに劇場で見ているが、たぶん関東エリアは初放送のためディスクに落とそうと思い録画。
主演は夏帆で、高校の合唱部をテーマにした学園ものだ。
小さいころから歌が巧くて合唱部でもエースのかすみ(夏帆)だが、ズバリ言って天狗になっていた。
しかし、憧れていた生徒会長の牧村に写真を撮られ「産卵中の鮭みたいだね」と言われてしまい、ショックで合唱をやめようとする。
だがヤンキーをまとめて男子合唱部のリーダーをしている権藤(ガレッジ・セールのゴリ)から、「合唱なめんじゃねぇ!」と一喝され、自分が歌う事が好きだった事に気づかされる。
2人のお伴を引き連れた意地悪なライバルが出てくるなど、青春映画の王道と言った作りだ。
その中で、ゴリと合唱部の顧問役の薬師丸ひろ子が巧く機能しているので、なかなかいい出来だと思う。
夏帆が海に向かって「アイ・アム・ふるちーん」と叫ぶシーンを含め、かなり笑いどころもあったしね。
尾崎の「15の夜」は自分でも合唱で歌ってみたいと思ったよ。
ちなみに監督は「もしドラ」の田中誠だ。


続いて「レイダース-失われたアーク(聖櫃)-」と「インディ・ジョーンズ-魔宮の伝説-」。
イブの夜に放送された「最後の聖戦」はまだ見ていないが、NHKのBSプレミアでここ3週連続でインディ・ジョーンズシリーズが放送されていた。
ちょうどブルーレイ・レコーダーを買った事もあり、ディスクに落とすために録画したのだが、「レイダース」の方は本当に久しぶりに見た。
なので記憶もだいぶ曖昧なのだが、ラストの聖櫃を開ける島のエピソードってあんなに淡泊だったかな・・・。
「最後の聖戦」のラスト前と展開が似ているので、記憶が混ざっているのかもしれない。
「魔宮の伝説」は、やっぱりトロッコでのアクションシーンが楽しい。
以前放送されたときに録画して子どもに見せたら、「ネプリーグだ!」と大喜びしていた。
カミサン的には虫がやたら出てくるのであんまり好きじゃないらしいけどね。

最後は「ギャルバサラ-戦国時代は圏外です-」。
もうタイトルからして、企画モノのアイドル映画だ。
なんでこんな映画を観に行ったのかと言うと、篠田麻里子が出ているから。
で、内容はどうだったのかと言うと、ほぼ想像通りくらいだった。
特段悪くもなく、特段良くもなくって感じだ。

ストーリーは、よくある戦国時代へのタイムスリップモノである。
名古屋の仲良し女子高生が、何年かに一度現れる時空の歪みに飲み込まれてタイムスリップ、信長や秀吉と会って歴史を変えそうになるが、「この機会を逃すと次は10年後だぞ!」という時空の歪みを使って現代に戻って来る。
その間、親友との別れや意見の食い違いのケンカがあったりと、これも青春映画の王道ストーリーだ。
監督は『マジすか学園』の佐藤太という事で、笑いの部分もまずまずと言ったところ。

ただ、メーテレ50周年を記念して作られた映画にしては、ちょっと予算の少なさが見えすぎ。
一応、主役は売り出し中の有村架純を使っているが、それ以外はほぼ無名に近い。
織田信長の松方弘樹はたぶん1日で撮影を終えており、特別出演程度しか映ってない。
名古屋と言う事でSKE48のメンバーを使っているのだが、メインのW松井は出ていないのでなんだかショボショボな感じだ。
映画としては、間違いなく「うた魂(たま)♪」の方が上だろう。

とは言え、最初からあんまり期待しないで観に行ったから、そこそこ満足はしたけどね。
ちなみに篠田麻里子はねね役だった。
「サラリーマンNEO」でも思ったが、笑いを取る演技は巧いものの、シリアスな演技はもうちょっと勉強が必要だね。


146.ヒアアフター
147.うた魂(たま)♪(再)
148.レイダース-失われたアーク(聖櫃)-(再)
149.インディ・ジョーンズ-魔宮の伝説-(再)
150.ギャルバサラ
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by ksato1 | 2011-12-27 21:44 | 映画 | Comments(0)

2011年有馬記念回顧

展開予想も馬券も当たらなかったし、近年稀に見るスローペースの有馬記念だったけど、ジョッキーや陣営のいろいろな思いが垣間見られるなかなかいいレースだった。

まず展開。
あり得ないくらいのスローペースで、最初の100mのラップが6.8秒、その後も残り4Hになるまで1Hあたり12秒を切っていない。
しかもあろう事か100m+5H目はなんと14.4秒、100m+6H目も14.3秒である。
現場でターフビジョンを見ていたが、実際2コーナーを回る時にはどの馬もあまりにもゆったり走っているので思わず「これじゃレースじゃなくてキャンターだよ!」と叫んでしまった。

帰宅した後に中継のVTRを見て、このあたりの様子はよくわかった。
まずスタートでオルフェーヴルが出遅れる。
外からアーネストリーが先行するものの、なぜか佐藤哲三は3~4コーナーにかけて馬場の5分どころを回っている。
先行しているのにコースロスを承知で内を空けて、他の馬に行ってもらうつもりだったのだろう。
しかしどの馬も行かないので、しかたなく1週目の直線からそのままアーネストリーが先行した。

アーネストリーはこれまで、ハイピッチで逃げて後続になし崩しに脚を使わせる戦法で勝ってきた。
実際宝塚記念も、最初の3Hを33.6と言うハイペースで逃げたナムラククレセントを追走し、その後2Hは息を入れるもののすぐにペースを上げ、12秒前後のラップを刻んでブエナビスタの追撃を振り切っている。
だから今回も、タメ逃げしないでラップを刻めば良かったのだ。
しかし、勝ちを意識するあまりついつい最後の脚を貯めたくなってしまい、落とせるだけペースを落としてしまった。
タップダンスシチーで何度も重賞を逃げ勝っている佐藤哲三をして、判断を誤まらせた。

トーセンジョーダンのウイリアムスは、レース後に展開が予想と違っていたと話している。
おそらくアーネストリーが、少なくとも平均以上のペースで引っ張ると考えたのだろう。
しかしアーネストリーは行こうとしない。
これも結果論だが、トーセンジョーダンも思い切っていけば2着はあったかもしれない。
だがウイリアムスの頭には、ピンナで勝った天皇賞秋があったのだろう。
最後の切れ味勝負になっても、あの時の脚が使えれば勝てる、と。
だが天皇賞秋は、逆に近年稀にみるハイペースだった。
他の馬がみなスタミナ切れで脚が上がってしまう中、スタミナ自慢のトーセンジョーダンにはリザーブタンクのスタミナが残っており、それゆえ切れる脚が使えたのだ。
だがスローペースで直線ヨーイドンでは、他の馬にも切れる脚が残ってしまう。
単純な切れ味勝負はトーセンジョーダンには不利だ。
冷静に考えればすぐに思いつくのだろうが、アーネストリー、ヴィクトワールピサ、ブエナビスタが周りにいる状況では、そこまで瞬時に判断ができなかったのだろう。

ヴィクトワールピサにとっては、理想的な展開だったはずだ。
向こう正面あたりで鞍上のデムーロは、連覇を確信していただろう。
しかし4角で沈んでしまった。
やはり体調が万全ではなかった事に加え、あまりにもペースが遅すぎる事に馬がストレスを感じ、徐々にスタミナを消耗して行ったのかもしれない。

ブエナビスタも同様だ。
スタートを決めてすぐに好位を取りに行った。
ヴィクトワールピサやヒルノダムールに内を締められ、直線で閉じ込められる事を防ぐためだ。
しかしこれがやはり仇になる。
勢いよく出たのにいきなりペースはスローに落ちる。
ブエナビスタの闘志に火が付いてしまい、レース後の岩田の話では道中ずっとハミを噛みっぱなしで外すことがなかったらしい。
ヴィクトワールピサ同様、スローペースゆえにストレスでスタミナを消耗してしまったのだろう。
ブエナビスタの上がりタイムは34.1。
前が詰まった訳ではないのにこのタイムと言うのは、それ以外の理由は考えられない。
これも本当に結果論であるが、スタートをソロっと出して1週目のゴール前で外目を取る戦法を取っていれば、結果はまったく変わっていただろう。

ちなみにこのスローペースの一番の被害者はローズキングダムだ。
1週目のゴール前ではすでに思いっきり掛かってしまい、鞍上の後藤が立ちあがるくらいに引っ張っていた。
もちろんそれでレースは終了。

ではオルフェーヴルはどうだったかと言うと、やはり掛かっていたようだ。
だが現場のターフビジョンでも中継のVTRを見ても、後方を回っておりそれほど引っ張っているようには見えなかった。
向こう正面の時にはこのままではアーネストリー逃げ切られてしまうと思い、思わず「池添追っかけろ!」と声が出たが、その時すでにオルフェーヴルは動いていた。
そしてオルフェーヴルが動くと同時に一気にペースも上がる。
直線勝負に掛けていた馬が、どんどん前に取り付こうと上がってくる。

直線に入ってオルフェーヴルは、掛かりながらも外を回って王道の競馬をした。
その段階ではもう、先行していた有力馬のジョッキーがどれだけ懸命に手綱をしごいても、そこから伸びてくる馬はいなかった。
後は道中無理をしなかった馬が、オルフェーヴルと一緒に脚を伸ばすだけだ。
佐藤哲三も岩田もデムーロもウイリアムスも、ゴール後はみな「しまった」と思ったに違いない。
まあ仕方がない、それが競馬だ。

それにしてもオルフェーヴルは強かった。
着差は3/4馬身だが、どれだけ走ってもこの差が詰まる気がしない。
岡部がシンボリルドルフに騎乗していた時、ここから行こうと合図を送ったら「何を焦っているんだ、まだ早い」とばかりにルドルフが動かず、直線に向いたら自分からギアを上げたと言う。
しかしオルフェーヴルに至っては、池添がなだめようと何しようと「とにかく勝てばいいんだろ!」とばかりに、自由奔放に走っている気がする。
もしこのまま強くなったら、本当に凱旋門賞を制するかもしれない。

ただ、春も秋もオルフェーヴルが海外遠征しちゃったら、日本の競馬はだいぶさびしくなっちゃうかな。
オルフェーヴルが留守の間に、これまたとんでもなく強い馬が出現してほしいものだね。
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by ksato1 | 2011-12-26 21:25 | 競馬 | Comments(2)

有馬記念予想(お楽しみ馬券付き)

JCが終わった時点で考えていたのは、今年の有馬は事実上3頭立てだな、という事。
その3頭は、ブエナビスタ、トーセンジョーダン、オルフェーヴルである。
それ以外でもし可能性があるとすれば、JCをスキップして立て直しを図ったアーネストリーとヒルノダムールだろうと考えた。
JCに出走した馬については、上位2頭とはすでに今期は勝負付けが済んだと思う。
オルフェーヴルも含めて、この3頭をまとめて負かす馬はいないだろう。

そして何度頭の中でシミュレーションしても、直線抜け出したオルフェーヴルとブエナビスタが、他の馬をドンドン引き離していく図式しか思い浮かばない。
しかも2頭がどれだけ走っても、オルフェーヴルが頭差くらい前に出ているイメージだ。

なので予想はシンプルに以下の通り。

◎オルフェーヴル
○ブエナビスタ
▲トーセンジョーダン

トーセンジョーダンに関しては、激走の反動が心配だった。
実際この中間はあまり強い調教を行っていない。
かつて天皇賞→JCと両方3着以内に入った馬は、2007年のメイショウサムソンや2005年のゼンノロブロイなど、有馬記念で力尽きた馬もいる。
しかしそもそもこの馬には、底知れぬ素質がある。
それゆえ、去年の有馬記念でも今年の天皇賞秋でも6番手だけど印を打った。
鞍上はウイリアムスだ。
外国人ジョッキーは2005年のルメールのように、ファンの期待を見事に裏切るKY騎乗をしてもおかしくないので、あっさりオルフェーヴルとブエナビスタに先着してしまうかもしれない。
なので3頭の3連単ボックス6点を、厚めに買う事にする。

ただ、直線でトーセンジョーダンが力尽き、3着は別の馬が突っ込んでくる可能性がある。
考えられるのは勝ちに行って自ら動く馬ではなく、道中死んだふりをして直線勝負に掛け猛烈に突っ込んでくる馬だ。
ヴィクトワールピサはすでに日記に書いたが、グラスワンダー産駒のアーネストリーもスタミナはありそうだが、先行して格好の目標にされそうなので今回は印を外した。
そこで考えたのが、過去に2400m以上の長丁場のレースで上がりタイム1位を記録したことがある馬だ。
それは以下の4頭である。

△エイシンフラッシュ
△トゥザグローリー
△ローズキングダム
△ジャガーメイル

意外だが今年の春の天皇賞馬ヒルノダムールは、上がりタイム1位が2000mまでしかない。
そもそも今年の春の天皇賞は稍重だった事もあり、ここ10年で一番遅いタイムである。
本質的には長距離馬ではないのかもしれない。

馬券としては、◎○1,2着固定、△3着固定の3連単を8点追加で押さえる。
ただしひょっとしたらレース前に、ヒルノダムールとレッドデイヴィスの3着馬券を追加するかもしれない。

なお、今回のお楽しみ馬券は以下の通り。

・AKB系の3連複
12-6-1(Aーネストリー、Kングトップガン、Bエナビスタ)
1-11-2(AKBのアルファベットの順番)
2-3-8(全部掛けると「48」)
1-7-8(ファン投票1位、12位、4位→全部掛けると「48」)
・AKB系馬連
10-13(ファン投票5位、43位→足すと「48」)
・池江厩舎3連複
7-9-10
・外人騎手馬連ボックス
2、5、10、14
・自分のPOG馬券3連複
8、14から総流し

奇しくも、去年と今年の春の天皇賞馬馬券となった馬連3-11は、やっぱりそこそこ売れている。
この2頭の関係者と馬券を買った人には申し訳ないが、この馬連だけは来てほしくないな・・・。
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by ksato1 | 2011-12-25 01:50 | 競馬 | Comments(0)

最終予想はディナーの後で

最終予想もほぼ決まっているが、それはディナーよりももっと後、日付が変わってからに。
その前にオカルト馬券を検証する。

まず相性。
これはそれほどオカルトとは言えないかもしれない。
有馬記念はレース適性がはっきり出るレースだ。
コース適性ではなくレース適性と書いたのは理由がある。
そもそもあまり設定のない2500mと言うレースで、しかも中山の重賞となると他には春の日経賞しかない。
では、春の日経賞を好走した馬が有馬記念で好走するかと言うと、さにあらん。
暮れの有馬記念を好走した後、翌春の日経賞を好走する例は多いが、その逆はほとんどない。
有馬で2年以上連続で好成績を残した馬を除けば、2007年のマツリダゴッホの春の日経賞3着→暮れの有馬記念優勝があるくらいだ。

しかし有馬記念の相性というのは、間違いなく存在する。
コースが独特で、年末最後のレースで各厩舎の仕上げ方の差も出るからだろう。
ここ10年でもシンボリクリスエスの連覇をはじめ、複数回3着までに入った馬はリンカーン、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、ディープインパクト、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、エアシェイディ、ブエナビスタと全部で9頭もいる。
そう考えると、過去2年2着に来ているブエナビスタはやっぱり3着以内に入る可能性は高いと思う。
でもやっぱり2着だったりしてね。
3年連続3着だったナイスネイチャのように、3年連続で2着、しかもドリームジャーニー、オルフェーヴルの兄弟には勝てませんでした、というオチ。

まあ相性は相性として、有馬記念と言えばやはり世相を反映するレースなので、今年を象徴する事象から馬券を占ってみたい。
今年はやはり「3.11」なのだが、月日以外だと被害の多かった県のJISコードで言えば、3、4、7である。
でも、あんまり思い出したくない事なので、ちょっと馬券を買うのはやめておこう。

楽しいことで言えば、やっぱりなでしこJAPANの世界一だろう。
水曜日の日記にも書いたが、牝馬はブエナビスタだけである。
でもそれはちょっと安直で、買うなら澤と川澄の背番号の10と9かな。
これはトーセンジョーダンとオルフェーヴルだから、十分考えられるよね。
でも配当は低そう。

それと今年はやっぱりAKBだろう。
そうなると、アーネストリー、キングトップガン、ブエナビスタだ。
これは結構気付く人多いと思うけど、それでもキングトップガンが入ればそれほど配当も下がらないだろうから、ちょっと押さえてみようかな。


48の方に注目すると、ペルーサ、ローズキングダムだが、残念ながらペルーサは回避してしまった。

ちなみにファン投票48位の馬は出走しない。
レッドデイヴィスの43位とトーセンジョーダンの5位を足せば48だ。
基本的に上位馬ばかりが出走するので、それ以外は足しても48に届かない。
ちょっと捻って掛け算にすれば、ローズキングダムの4位とトゥザグローリーの12位がある。
そこに、さらにブエナビスタの1位を掛けると言うのもありかな。
オルフェーヴルの2位、ヴィクトワールピサの3位、ペルーサの8位も全部掛けると48で、これは面白そうだったんだけどなぁ・・・。

それと、今年はホークスが優勝し、琴奨菊が久しぶりに日本人の大関となり(直後に稀勢の里がすぐ続いちゃったけど)、AKBでは福岡出身の篠田麻里子がジャンケン選抜で優勝した。
その流れで福岡つながりで言えば、かつて海援隊で「JODAN」を歌っていた武田鉄也が福岡出身なので、トーセンジョーダンという説もある。
これは当たりそうだけど、ちょっとなぁ・・・。

マツコ・デラックスが活躍したからレッドデイヴィスって言うのもあるかもね(^_^;;
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by ksato1 | 2011-12-24 17:15 | 競馬 | Comments(0)

武豊は燃えているか

ノリの騎乗停止によりアンカツがペルーサに騎乗する事になった。
その結果最後の最後で、武豊の騎乗馬が決まった。
それもレッドデイヴィスだ。

メンディザバルがローズキングダムを降ろされており、武豊騎乗という選択肢もあったはずだ。
しかし今年の前半結果を出せなかったので、今回も京都大賞典で乗り換わっていた後藤に決まったのだろう。
24年連続JRAG1制覇がかかっている武豊としては、砂を噛む思いだったかもしれない。

だがオーラスで海底自摸が回ってきた。
そこに当たり牌は眠っているのか。

データから言えば、12月に出走して中2週というローテーションで連に入った馬は、この10年でいない。
去年のトゥザグローリーも、中日新聞杯から中2週だったが3着までだった。
ではレッドデイヴィスに勝機はあるのか。

そもそもこの馬は、非常に判断が難しい。
骨折していた京都新聞杯は度外視するとして、シンザン記念でオルフェーヴル、マルセリーナに完勝し、続く毎日杯もNHKマイルC2着になったコティリオンや休み明けでアイルランドTを快勝した素質馬トーセンレーヴに勝っている。
どちらも時計も上々だ。
休み明けの鳴尾記念のタイムも悪くない。
ただシンザン記念以前のレースに関しては、1位入線降着になったレースを含めて、時計的にも内容的にも見どころはない。
さらに不安なのは、これまで2000m以上を走ったのは故障した京都新聞杯の2200mだけ。
そしてまだ長距離輸送を一度も経験してない。
初コースの上、前走からいきなり700mも距離が延びて、果たして対応できるだろうか。
アグネスタキオン産駒はダイワスカーレットが有馬を勝っており、ブルードメサイアーがトニービンならこなせそうな気もする。
しかし他の馬は王道路線から参戦しており、常識的に考えればかなり苦しいだろう。

来年以降はかなりの強さを発揮すると思うし、競馬には科学で説明できない「相性」が存在するので、オルフェーヴルはレッドデイヴィスだけには一度も勝てなかった、なんて事になるかもしれないが、現段階ではちょっと厳しいかなと言う気もする。
武豊がラストチャンスで力が入りすぎる事も含めて。
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by ksato1 | 2011-12-23 00:30 | 競馬 | Comments(0)

最強馬伝説はすでに始まっているのか

今年のメンバーは本当に豪華である。
出走15頭中G1勝利がある馬が10頭、海外のレースも含めると10頭でG1を20勝している。
しかもここ2年の国内2000m以上の主要G1の勝ち馬が、ほとんど顔を揃えた。

皐月賞:ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル
ダービー:エイシンフラッシュ、オルフェーヴル
菊花賞:オルフェーヴル
天皇賞春:ジャガーメイル、ヒルノダムール
宝塚記念:アーネストリー
天皇賞秋:ブエナビスタ、トーセンジョーダン
JC:ローズキングダム、ブエナビスタ
有馬記念:ヴィクトワールピサ

いないのは昨年の宝塚記念を勝ったナカヤマフェスタと昨年の菊花賞馬ビッグウィークだけ。
有馬記念を過去2年と考えてドリームジャーニーまで入れても、ドリームジャーニーとナカヤマフェスタはすでに引退しているので出走できる訳がない。
エ女王杯を連破したスノーフェアリーもいないが、まあこれも仕方がない。

いやー、すごい豪華なメンバーが集まったねー、とも考えられるが、冷静に考えると抜けて強い馬がいないのでみんなでG1をかわりばんこに獲っている、と言う見方もできる。
ヴィクトワールピサがドバイWCを勝っているから出走メンバーのレベルが低いとは思わないが、どの馬も連勝する底力に欠けるのかもしれない。

その中で、唯一の例外はやはりオルフェーヴルだ。
これまでの成績は10戦6勝、2着と3着が1回ずつで、10着が1回だ。
10回中7回は上がり最速を記録し、2番目のタイムも2回ある。
末脚がさく裂しなかったのは、10着に敗れた京王杯2歳Sだけで、春以降はすべてのライバルを蹴散らしている。

では、オルフェーヴルの同期が弱い世代だったのかと言うと、そうでもない。
きさらぎ賞を含めて4回負かしたウインバリアシオンは、JCでブエナビスタの0.5秒差5着だ。
早めに動いて勝ちに行っての着順なので、ウインバリアシオンが弱いと言う事は決してない。
最近で言えばレッドデイヴィスが勝った鳴尾記念は、1~4着までを出走した3歳馬が独占した。
先週の阪神Cも、グランプリボスが2着でマルセリーナが4着だった。
黄金世代と呼ばれている現4歳世代よりも、ひょっとしたらレベルが高いかもしれない。

今考えてみると、ウインバリアシオンは菊花賞の後すぐにJC出走を決めていた。
そしてJC後は早々に休養入り宣言しているが、現時点ではオルフェーヴルに敵わないと考え、有馬記念を回避した可能性もある。
登録してもファン投票なので出走できるかどうかわからないという面もあるが、オルフェーヴル以外の3歳馬で登録してきたのはただ1頭しかいない。
オルフェーヴルを負かした事のあるレッドデイヴィスだけである。

なおオルフェーヴル以前の三冠馬は6頭いるが、戦前のセントライトの時代はまだ有馬記念がなかった。
それ以外の5頭では、シンザン、ミスターシービーは三冠を獲った年には有馬記念は出走していない。
シンボリルドルフとナリタブライアンはその年の有馬記念を獲っている。
最後のディープインパクトはハーツクライに敗れて2着だったが、連帯率は100%だ。
以上から、やはりオルフェーヴルは間違いなく強いと考えていいだろう。

あのオグリキャップも、古馬との初対戦の毎日王冠から、歴戦の勇士をことごく蹴散らしてきた。
古馬と初対戦となるオルフェーヴルだが、最強馬伝説はすでに始まっている可能性が高い。
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by ksato1 | 2011-12-22 00:35 | 競馬 | Comments(0)