<   2008年 03月 ( 18 )   > この月の画像一覧

今年の短距離はこの馬中心か、と思われたサンアディユが不慮の死を遂げてしまい、レースは一転して混戦の様相を呈している。

昨年の勝ち馬か新興勢力か。

本命はローレルゲレイロ。
1400m以下の勝ち鞍は前走の阪急杯だけ。
本質はマイラーであるが、昨年のスズカフェニックスもそう思わせて鮮やかに勝ちきっている。
先行馬は同枠のエムオーウィナーだけという点も恵まれた。
それほど速い展開にはならず、平均ペースで逃げ切る可能性は大だ。

対抗はスズカフェニックス。
主戦の武豊がドバイにいるため、鞍上は福永にスイッチ。
しかし前々走の阪神Cは快勝、前走も2kg重い斤量で本命馬と同タイムまで迫っている。

三番手はスーパーホーネット。
昨秋のスワンSを勝ちマイルチャンピオンシップも2着。
休み明けだが十分乗りこまれているので上位に食い込んで来るだろう。

悩んだ末に四番手は、左回り巧者のブラックバースピン。
前走は大敗しているが、今週の追い切りを見ると一叩きして絞られたとみる。
ローカルで活躍する中館が鞍上なのも魅力だ。

それ以外では連勝でオーシャンSを制したプレミアムボックスと同じく連勝でシルクロードSを制したファイングレイまで。

◎ローレルゲレイロ
○スズカフェニックス
▲スーパーホーネット
△ブラックバースピン
×プレミアムボックス
×ファイングレイ


三連単フォーメーションで、1着は◎○、2着は◎○▲△、3着は◎○▲△×の24点勝負。

ただ、午後は雨も降りそうだし、無印の差馬の一発もありそうで、ちょっと自信ないなぁ・・・。
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見ようと思ったのだが、ほとんど見ていない(-_-;;

アイロン掛けながら缶チューハイを飲んだのがいけなかったようだ。
mixiに日記をアップしてテレビの前に戻ったときには、かなり眠気に襲われていた。

しかも11:45になっても中継が始まらずに、田代尚子がニュースを読み続けている。
この段階ですでにウトウト状態。
次に気付いたときには、すでにフォーメーションラップが始まっていた。

スタートまでは気合で見たものの、フェラーリが無事に1-2をキープしたところでまた睡魔に襲われる。
そして次に気付いたのは、中嶋一貴がスーティルをパスしたところだった。

ネットで結果を見ると、中嶋一貴はまたまた完走中の最下位。
それでも序盤の走りは、ルーキーとしてはなかなかいいモノを見せていたと思う。
ウィリアムズの戦闘能力が、まずまずという事もあるだろう。

思えば中嶋悟も、デビュー時のロータスホンダはなかなかの戦闘力をがあり、ホンダエンジンで1-2-3-4を決めたときもあった。
ただし中嶋悟のF1デビューは34歳。
中嶋悟も10年早くデビューしていたなら間違いなくレースで勝てるだけの実力があったと言われていたが、実際に10歳以上も若くデビューした一貴なら、まだまだ成長が見込める。

なにより、初めてのサーキットであれだけ攻める事ができるのは、マシンだけでなくドライバーの能力が高い証拠だ。
正直「2世ドライバー」と馬鹿にしてみていたが、きちんとした評価をせざるをえない。

さて、レースは無事ライコネンが制し10ptを獲得。
ハミルトンとの差を3pt差まで詰めた。
ただしコンストラクターズポイントの方は、マクラーレンも二人できっちり10ptを獲得し、13pt差をキープされてしまった。

そしてちょっと怖いのが、BMWザウバーだ。

昨シーズンも序盤から、表彰台はなかったもののキッチリポイントをキープ。
マクラーレンがポイント剥奪されたので、コンストラクターズ2位につけている。

今年はBMWザウバーとなって3年目。
昨年は6戦目のカナダだったのが、今年は早2戦目でクビツァが表彰台に上がった。
チームとして熟成されている感もあるので、ひょっとしてひょっとする可能性もある。

最後にアロンソ。
途中目覚めたときに見たのだが、アロンソがクルザードに襲い掛かったとき、ウェーバーが後ろから2台を綺麗にパスした。
ウェーバーの上手さもあったと思うが、同じルノーエンジンであっても、どうやらレッドブルの方がマシンが仕上がっているようだ。
やっぱり今年はアロンソにとって、ちょっと厳しそうだね。
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春のセンバツ高校野球が行われているが、注目は高知の明徳義塾だ。

キャプテンの中山雄太選手は背番号10番。
攻撃中は三塁のコーチャーズボックスに立ち、守備の時は伝令としてマウンドに向かっている。

一応控えの選手ということだが、彼の場合は普通の控えの選手とは異なる。

明徳義塾の中等部時代、ピッチャーとして全国制覇をしているそうだ。
しかし高校1年の練習のとき、ボールを顔面に受け左目の視力をほぼ喪失してしまった。

一時は退部も考えたそうだが、仲間からの引き留めで主将として部を引っ張ることになったそうだ。

今日の試合もピンチの時に、中山選手が伝令にとんで選手を落ち着かせ、見事ピンチを乗り切っている。
選手からの信頼度は抜群だ。

ズバリ言って高校野球レベルになると、その時の団結力で自分たちの能力が倍くらいに引き出される時がある。
中等部で全国制覇をしているメンバーなら、このままかなりいいところまで勝ち進むことも可能だろう。
ぜひとも頑張ってほしい。

ちなみに、中山選手は現在練習中にマウンドに立つところまで回復しているそうだ。

できれば夏の大会では、南野選手とともに、左右のダブルエースで話題になってもらいたいものだ。


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値段も手ごろで、結構いいかも。

いつ必要になるかわからないし(^_^;;
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午前中は雨の中母方の墓参りに行き、午後からギンレイのパスポートを書き換え、ついでに2本映画を観る。

1本目は「パンズ・ラビリンス」

第二次世界大戦中、フランコ政権下のスペイン。
主人公のオフェリアは、母親の再婚相手である大尉が赴任する土地に、身重の母親とともに訪れる。
そこで偶然、自分が地下にある魔法の国の王女の生まれ変わりであることを知る。
魔法の国に帰るためには、パンが与えた3つの試練をクリアしなければならない。

ダークファンタジーという触れ込みだが、実際にはファンタジー部分は半分くらい。
パンが守るラビリンスはほとんど登場しないし、二つの試練とラストシーン以外は、ほとんどが大尉の横暴振りで話が構成されている。

登場人物もほとんどが幸せな結末を迎えられないし、残された者も、その将来を考えるとちょっと暗い気分になってしまう。
もうちょっとファンタジーの部分が多いかと思ってたんだけど・・・。
決してつまらないという訳ではないのだが、観終わった後、ちょっと暗い気分になってしまった。

雨の日に観る映画じゃなかったかもしれない。

2本目は「この道は母へとつづく」
制作はロシア。

孤児院で育った主人公のワーニャは、イタリア人夫妻に養子としてもらわれる事になった。
孤児院には何十人も生活しており、みなから羨ましがられた。

しかしそんなある日、ワーニャと親友で、先に養子となり孤児院を出ていたムーヒンの実の母親が、ムーヒンを訪ねてくる。
もし自分が養子としてイタリアに行ってしまったら、実の母親が訪ねてきても会うことができない。

今までは考えたこともなかったのに、ワーニャの中で実の母親への思いが一気に募ることになってしまった。

孤児院にはショボくれた院長がいるが、それ以外に子どもたちの自治を取り仕切っているのが年長のカリャーンだ。
彼は力で孤児たちを取り仕切っているが、内実は孤児たちの幸せを願っており、実母が訪ねてくるなんて本当の奇跡だ、ここでワーニャが養子の話を蹴ってしまうと後に続く話が無くなってしまう可能性があるので、つまらない考えは捨ててみんなのためにも養子に行くように、ワーニャに強く説得する。

しかしワーニャは不良のイルカの助けを借りて、実母を探す旅に出る。

ワーニャは彼を追いかける養子縁組ブローカーから逃げ、自分と年の変わらない浮浪者に金を巻き上げられ、数々の困難を受けながら旅をするのだが、ここでワーニャの賢さが小気味よく描かれている。

ラストは「まあ、こんなものかな」という気がしないでもないが、「パンズ・ラビリンス」で暗くなった気分がちょっと晴れた。


30.パンズ・ラビリンス
31.この道は母へとつづく
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観たいと思っていた作品だが、予想以上に早く上映が縮小されているようなので、慌てて観に行く。

最初の触れ込みでは、「部下を守るため、その責任をすべて背負って絞首刑になった」的なものだった。
概略はその通りだが、実際の内容はそんな薄っぺらいものではなかった。

岡田資中将は終戦間近、名古屋で市街地爆撃を行い投降した米兵を、略式裁判で処刑した(一部の米兵は、正式裁判を受けた上で処刑された)。
裁判は、この岡田中将が行った処刑が、違法かつ殺人に該当するのではないかという点から始まる。

本編が始まる前におよそ10分ほど、国際法における戦争と爆撃の解釈について説明される。
当時の写真などを用いて歴史的見地からきちんと解説しており、非常に重要なものだ。
偏った思想を排除しているためと思われるのだが、竹野内豊のナレーションは淡々と流れる。
しかしあまりにも淡々としているため、うっかりするとぼーっと流してしまうところだが、ここをしっかり見ておかないと、物語の焦点となるべき点を理解できなくなってしまう。

本編の冒頭の裁判のシーンで、検事側の証人として当時の軍関係者が証言台に立ち、略式裁判は行われるべきでなかったと証言する。
実際にそうであったかどうかわからないが、自分の保身のためにGHQに取り入り、戦争当時の証言を自分に有利に発言するものが多かったようだ(作品中、その後もその手の発言があった)。

続いて弁護側の証人として、実際に爆撃を受けた被害者たちが証言台に立ち、この爆撃がいかに人道に反するものであったかを訴える。
ここで証言台に立つのは蒼井優、西村雅彦、田中好子の3人。
この3人の証言により、当時の名古屋の爆撃がいかに悲惨なものであったかを表現している。
特にせつせつと語る田中好子の話は、重く哀しい。

弁護側は爆撃が非人道的であったことにより、処刑された米兵は捕虜ではなく戦犯であったと立証しようとする。
だが検事は弁護側に反論する。
「君たちはアメリカ空軍すべてを戦犯と言うのか?」

当初、自分は正しかったと信じていた岡田中将は、この質問から自分の行った行為に矛盾があることに気づく。裁判中、自分は軍律に従って略式裁判を行った、百歩譲って刑に問われることになっても、部下に責任はなくすべては自分の責任である。
こう主張した岡田中将だが、検察側から質問される。
「あなたが処刑した通信員は、たとえ爆撃が非人道的と思っていたとしても、爆撃機の搭乗拒否ができたと思いますか?」

岡田中将は頂門の一針を突かれ、答えに窮する。
しかし、言い逃れも無理な反論もしない。
「爆撃機のメンバーは、あくまでも一つの集合体として責任を取るべきだったと、自分は考える」と答えるが、上官の命令を拒否できない立場であった米兵を処刑した、その自分の判断が本当に正しかったかどうか、ここで迷いが出る。

さらに検事は続ける。
「ヒロシマ、ナガサキの爆撃は市街地爆撃の最たるものです。あなたは命を下した以上責任はすべてあなたにあるといいますが、ヒロシマ、ナガサキ爆撃の命を下した人が、誰だかわかりますか? その人に責任はありますか?」

戦争を早く終わらせるという名目で、終戦間近にはどの国も普通に市街地爆撃が行っていた。
日本も同様に中国で市街地爆撃を行っていたことは、冒頭のフィルムでも解説されている。
そして市街地爆撃は、少なくとも実行者に責任を問うべきではないということが、ここで立証されてしまう。

検事は最後にこう問う。
「あなたが処刑の命を下す立場であったなら、逆に処刑されるべき米兵の特赦を申請して減刑することもできたのではないですか」
ここで岡田中将は「その通りだ」と答える。
岡田中将は、たとえ略式裁判自体は合法であったとしても、その罪として処刑が妥当であったかどうか、考え直すことになる。

この岡田中将の潔い姿勢により、裁判は非常に冷静かつ正しい方向を導き出すために進行していく。
無駄に争う感情はなくなり、弁護側、検事側、裁判官すべてが、当時どんな事が行われたかを明らかにするためだけに、裁判を進行させようとする。

そして、処刑は妥当ではなかったが、終戦当時の混乱の中、悲惨な爆撃を受けた直後に岡田中将がそう判断しても仕方ない状況にあった、という方向に結論が出そうになる。
しかし、裁判官からも情状酌量のための助け船が出るにもかかわらず、岡田中将は逆にこれを拒否し、刑に甘んじる。

その後も処刑までの間、何度も減刑請求の話がでるのだ、彼自身がこれに応じない。
「裁判は公正に行われるべきだ」

ああ、この作品の「肝」はここなのだ。

決して部下を守るためだけではなく、信念を持って行動したことであれば、その行為に対してきちんと責任を取らなければならない、それこそが人間としての道であると説いているのだ。
また、自分が間違っていると判断した場合には、潔く反省することも肝要なのだ。
岡田中将が誰からも尊敬されたのは、こういう事なのだ。

タイトルの「明日への遺言」は、妻の温子さんに遺されたものだ。
家族との絆の部分は、裁判が始まる数分ずつしか描かれないが、その数分とこの遺言の朗読を聞くだけで、岡田中将がまた、家族を心から愛していた人だということが十分に伝わってくる。

この作品を観ていると、このように信念を持って行動し、それに対してきちんと責任を取るという考えの人が戦争当時や終戦後にほとんど亡くなってしまい、他人を犠牲にしてまで自分の事しか考えない人ばかりが生き残ったから、今の日本が迷走してしまっているのではないかと思ってしまう。

今のところ、今年私が観た映画ではベスト1なのだが、惜しむべくは最初の解説フィルムをかなり集中して観ないと、本当に伝えたい部分がわからなくなってしまうことだ。

本当はこういう映画は若い人にこそ観てもらいたいのだが、劇場にいた人はほとんどが私よりも年上だった。
やっぱりとっつきにくい映画は敬遠されちゃうんだろうな・・・。
私自身も20代の頃はそうだったし。


29.明日への遺言
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もちろん私自身の事ではない。


【親ばかと言われそうですが、この春幼稚園に入園する4才の娘がいます。この子は、...】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q127522517?


今日、Yahoo!のトップでたまたま発見した「Yahoo!知恵袋」の質問だ。
質問自体がネタ臭いが、それに対しての答えも批判的なモノが多い。
真面目なものも、一様に「本を与えなさい」ばかりだ。

まあ、質問から具体的に何を教えてもらいたいかが読み取れないので、答えも批判的な意見や抽象的な意見しか出てこないのは無理ないけど。

ちなみにちょっと考えみると、4歳で幼稚園に入園と言う事は2年保育、上に子供がいたら普通は3年保育を選択するので(この少子化の時代、2年保育だけの幼稚園は少ないと思われる)、第一子ではないだろうか。
第二子以降なら、上の子の教材を見て自然に覚えることもあるだろうが、第一子なら教材を親が与えるしかないので、おそらく質問者はすでに子供にある程度の教育を施しているはず。

それでいてこの質問なので、おそらくはネタ、もしくは自慢の類と思われる。

どうでもいいっちゃー、いいんだけど、今から2年以上前の質問を、なんで今さらほじくり返したんだろう、Yahoo!は。
ランダムで質問がトップに掲示されるシステムなのかな。
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ハミルトンV、中嶋6位入賞 F1豪州グランプリ決勝
http://www.excite.co.jp/News/sports/20080316171834/Kyodo_SP_CO2008031601000401.html


今年から大幅にレギュレーションが変更になったF1。
そもそも毎年開幕戦は波乱含みの展開となるが、今年はもうしっちゃかめっちゃかだった。

その中で、中嶋Jrの一貴が7位入賞。
完走した車の中で最下位という見方もあるが、終盤クビサと接触してフロントウィングを失うまではかなりアグレッシブな走りをしていたので、後ろをトロトロ走って完走というわけではない。
同僚のロズベルグが表彰台という事を考えると、ウィリアムズの車自体が速かったのもあるだろう。
今後の他のチームの仕上げ次第だが、今シーズンそこそこ楽しめそうな気がする。

問題はフェラーリ。

冬のテスト期間はかなり速いタイムを出していたが、スタートしてみればトラブルだらけ。
単純に、トラクションコントロールがなくなった事だけが原因とは思えない。
セッティングがあわずにかなりのアンダーが出ているのではないだろうか。

ただ、シャシーおよび空力の問題だけならまだなんとかなるだろう。
エンジンの問題だと、開発凍結に入っちゃったから、向こう10年間尾を引きずる可能性があるからね。
来週までにどこまで仕上げてくるか。

若き天才ハミルトンが、危なげなくポール・トゥ・ウィン。
アロンソは気合いで追い上げるものの、ルノーの戦闘力を考えると、やはりワールドチャンプを狙うのはちと厳しいか。

スーパーアグリはこのままでは、インドの企業に売却されるだろう。
佐藤琢磨がいいパフォーマンスをしていただけに、むしろその方がいいのかもしれない。
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昨日はTOHOシネマズが1000円になるので、「えいや!」と入稿物を手荒に印刷所に投げ込んで、映画を観に行った。

まずは「ライラの冒険 黄金の羅針盤(字幕版) 」
原作を未読な事もあるのだろうが、正直な感想は消化不良だ。

画面はよく作りこまれていて世界観はわかったが、人間関係や種族同士の相関図などがよくわからない。
ジプシャンの王と湖の魔女の女王が昔付き合っていたことはわかるのだが、陸の人間とジプシャン、陸の人間と湖の魔女たちがどういう関係で、このあとすんなり手を結ぶのか。
でもジプシャンは下働きしているということは、陸の人間とあんまり友好な関係じゃないのかもしれないね。


3部作の1作目ということで、今回はいろいろと布石の部分が多いのだろうが、なんか長い予告編を見せられたような気がする。
それはそれで悪くないのだが、来週あたり本編が観たい感じだ。


続いて「バンテージ・ポイント」

スペイン訪問中の米大統領が狙撃されるのだが、まずはTV中継車に乗るシガニ―・ウィーバーのディレクター視点でストーリーは進行する。
大統領が現場に向かうのが正午、ここから時間軸が始まり、ある時点でストップ。
画面はVTRを巻き戻すように戻り、今度はSPであるトミーリー・ジョーンズの視点で、正午から再び物語が始まる。
これが何度か繰り返され、キーポイントとなる時点に到達すると、また正午に戻り、別の登場人物の視点で物語は再スタートする。

一つの事件について、異なる立場の複数の人間の視点で描くという手法は、ちょっと「クラッシュ」にも似ているかもしれない。
だが「クラッシュ」のように、時間軸が行ったり来たりして、複数の登場人物の視点が最後に交差する形ではない。
一人の視点を直線的な時間軸で描き、巻き戻し、次の人の視点もまた直線的な時間軸で、と言った具合だ。
時間を戻す際に、あたかもビデオテープを巻き戻すかのような演出を使っている。

時間軸を巻き戻すとうい点では、「ミステリー・トレイン」の見せ方にも似ているかな。
いや、少しずつ全体像が見えてくるという点では、「運命じゃない人」に似ているか。
もちろん「運命じゃない人」とは比べ物にならないほどのペースで、物語は進むんだけどね。

話はなかなか作りこまれており、逆にこれなら最後のカースタントは必要ないような気もする。
それから、ちょっと大統領の生命力が強すぎかな。

でも始まった瞬間からトップギア、最後までダレる事無く楽しめた作品だった。


さあ、2本観終わった段階で、23時30分を回っている。
24時から始まる「魔法にかけられて」を観ようかどうしようか・・・。
終わるのは26時、途中で寝ちゃいそうな気もするけど1000円だしいいか、と、ストレスが溜まっていたことも手伝い勢いで観ることにしてしまった。

で、これが面白かった。

ディズニー自身がディズニーをネタにする映画だが、想像通りの出来栄えだった。

おとぎの国から来たプリンセスとプリンスの天然振りと、それに翻弄されるニューヨーカー。
単純にベタな笑いを取るだけでなく、ちょっとディズニーらしからぬブラックなネタも仕込まれている。
しかもこれが実写だからかなり「キテいる」。

それでいて、ストーリーの落とし所はディズニーならではのラブロマンス。
この部分もいい出来だ。
途中、「ありえない」展開やご都合主義な部分も多数あるが、そもそもディズニーのおとぎ話を笑いのネタにしているのだから、そんな事いちいち気にしても仕方ないだろう。

この手の作品をバカにする輩も多いかもしれないが、素直にこの作品を楽しめた自分が、結構好きだ。
少なくともディズーランド&シーが好きな人なら、たっぷり楽しめる作品だ(ブラックな部分に眉をひそめるかもしれないが)。
公園で行われていたフェスティバルが、いつのまにかディズーランドのパレードになっちゃうのも、予想通りで楽しかったし。

でも、ヒゲ面のいい年したオッサンが一人で観に行く映画ではないね。
24時スタートで観客が少なくてよかったよ。
ちょっと恥ずかしかった。



26.ライラの冒険 黄金の羅針盤(字幕版)
27.バンテージ・ポイント
28.魔法にかけられて
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かなり忙しいのだが、終了しそうな「奈緒子」と、ついでに観たかった「ガチ☆ボーイ」を観に行く。

まず「奈緒子」
原作の連載時はかなり好きだった作品なので期待していたのだが、正直ガッカリ。
1ヶ月足らずで次々公開終了するのもうなづける。

とにかく作りが雑だ。

突っ込みどころはいろいろあるが、雄介以外の駅伝選手の走りがどうみても陸上選手の走りではない。
このあたりの演技指導をする時間もなかったのか。

また、長距離走りながらしゃべったり、あるいはレースの途中でカットが切り替わると天気が変わったりする。
もっと苦しそうな表情のアップなんかを入れると臨場感も盛り上がりそうなのに、アングルも中途半端なショットばかり。
ストーリーを見ても、クライマックス直前に西浦が意味ありげに「(雄介を応援に)一人で行ってくれ。オレは腹が痛いからここでもう少し休んでいく」と言って、二人で乗っていた車から奈緒子を降ろす。
奈緒子は一人で雄介を応援に行くので、ここで西浦は力尽きるのか、と思いきや、少し後で車を運転して再登場し、また奈緒子を乗せて走り出す。
おいおい、本当にちょっと腹が痛いだけだったのかよ、そんな無駄なカット挟むなよ・・・。

しかも、雄介以外のキャラがまったくよく分からない。
負けず嫌いの奥田先輩、映画には登場しない兄大介の親友の宮崎キャプテン、どんどん成長する吉崎など、雄介を盛り立てるはずの脇役が、みんなチョイ役程度の出演で終わっている。

予算が少なかったのか時間が足りなかったのかその両方だったのか、とにかく雑な作りで、上野樹里の演技以外見所のない映画だった。


続いて「ガチ☆ボーイ」
こちらは期待以上の出来だった。

学生プロレスの映画という触れ込みだが、根底のテーマは家族愛だ。
(原作の演劇はちょっと内容が違うようだ)

大学生のうちに司法試験の1次を通ってしまう秀才の長男と、その出来のいい息子が自慢の銭湯のオヤジ。
気の優しい妹を含めて、母親を早くに亡くしてしまったため3人力をあわせて生きてきた家族に、突然の不幸が訪れる。
秀才の長男が事故のため記憶障害になり、新しいことを何一つ覚えられなくなってしまうのだ(事故以前についての記憶はすべてある)。

自慢の長男がいきなり記憶障害になった事にとまどう父と、障害の兄を心配する妹、毎朝起きて現状を把握するたびに、自分はこれから一生父と妹のお荷物になるのかと悩む長男。

冒頭は、学生プロレスと言うお笑い要素を見せながら、だんだんとこの家族の問題部分をクローズアップしてくる。
笑いと泣かせる部分の織り交ぜ方が絶妙で、観ているうちにどんどん引き込まれてしまう。

「本当の映画評論家のブログ」とかいうタイトルのブログでこの映画の評を見たとき、「佐藤隆太の熱演度、★4つ」とあり、みどころは彼の演技だけみたいな事が書いてあったが、どっこい、泉谷しげると仲里依沙だってとてもいい演技をしていた。
家族の微妙な関係を直接示すセリフはほとんどなく、間接的なセリフ、表情、仕草などできちんと表現されている。
特に私はオヤジとしての視点でも映画を観てしまうので、日記を読む泉谷しげるの背中を見ているうちに涙がこぼれそうになったよ。

もちろん、学生プロレスの部分も丁寧に描かれている。

危険であるがゆえにシナリオがあるのが学生プロレスの前提だが、その部分をうまく使ってストーリーを展開している。
実況の面白さがまた、学生プロレスにとっては重要な要素でもあるのだが、その役にチュッパチャプスの宮川大輔を配している点も見逃せない。

格闘シーンもおそらくほとんど吹き替えナシで、出演者が実際に演技していると思われるのだが、一つ一つの技の動きもキチンとしていて丁寧だ。
敵役のレスラーなどの脇役も含めて、みんなよっぽど練習したに違いない。
同好会のメンバーもさまざまなキャラが書き分けられていたし、プロレスはしなかったが、ダル妻サエコの演技も非常によかった。

制作が「ROBOT」だから、これくらいのクオリティは当たり前なのかもしれないけど、「奈緒子」に比べると出来は雲泥の差だった。
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