2017年 11月 28日 ( 1 )

元々は西田征史が作った演劇である。
で、この西田征史という人はまったく知らなかったが、アニメの「TIGER & BUNNY」やドラマの「とと姉ちゃん」、映画は「ガチ☆ボーイ」「おっぱいバレー」「信長協奏曲」などの脚本を担当している人だった。
そしてこの映画では、西田征史が脚本と監督を担当している。

施設で育った大貫はじめ(丸山隆平)は、以前先輩に誘われて盗みをし、少年院に入っていたことがある。
しかし今では更正し、金属工場で真面目に働いていた。
そして弁当屋で働く美沙(高畑充希)と言う彼女もできて、同棲も始めるのだった。
だが幸せに暮らしていたはじめの前に、先輩である畠山(宮川大輔)が現れる。
畠山は、彼女に少年院に入っていたことをバラされたくなければ、盗みの仕事を手伝えと脅してきた。
仕方なく畠山に従うはじめ。

盗みに入った家は、瀟洒な洋館だった。
そこに住むのは絵本作家の前園俊太郎(市村正親)。
玄関のカギを開けて二人が屋敷に侵入し、物色をしていると、奥の部屋から前園が顔を出した。
畠山は瞬時に納戸に隠れるが、はじめは見つかってしまう。
だが前園ははじめを、代理で来た編集者と勘違いする。
編集者を装って、なんとかその場を逃れようとするはじめ。
しかし絵画学習DVDのセールスマンの轟(ユースケ・サンタマリア)、本当の代理の編集者である奥(石橋杏奈)が次々と現れ、はじめはどんどん窮地に追い込まれていく。

基本的に舞台は、前園邸のリビングと仕事部屋である。
登場人物の勘違いの重ねあいでストーリーは展開するが、脚本と役者の演技力がカギとなってくる。
そのどちらも巧くかみ合っているので、なかなか笑わせてくれる話となっている。
ただ、主人公のはじめのキャラが、ちょっと弱いような気がする。
最後は男気を見せる部分もあるのだが、クライマックスまでは完全に振り回されっぱなしだ。
長時間あれだけ振り回されているのだから、どこかで一度キレるシーンがあっても良かったかもしれない。
そのはじめを含めて、すべてのキャラが予想通りの行動をするので、全体の流れはやや淡泊な印象も受けた。

DVDで気楽に見るのにはいい作品かもしれない。


133.泥棒役者




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