2017年 11月 27日 ( 1 )

監督がスティーブン・ソダーバーグで、チャニング・テイタムにダニエル・クレイグ、それにSWでカイロ・レンを演じるアダム・ドライバーまで出演しているのに、それほど話題になっていない。
ひょっとして今一つなのかと思いながら観に行ったが、まずまずの内容だった。

ジミー・ローガン(チャニング・テイタム)はかつてフットボールの名選手で、いずれNFLの選手になると思われていたが、試合中のケガで足を引きずるようになってしまった。
今は炭鉱夫時代に培ったスキルを使い、サーキット場の工事現場で働いていたが、足のケガを申告しなかったという理由でそこもクビになってしまう。
携帯の料金も何か月も滞納し、通信を止められてしまった。
さらに、離婚した妻と暮らしている娘と会うのが唯一の楽しみだが、妻が再婚した相手が隣の州で事業を始めることになり、それもままならなくなってしまう。
ジミーは一発逆転を掛けて、工事現場だったサーキット場から金を盗む計画を立てる。

弟のクライド(アダム・ドライバー)はバーテンをしているが、イラクへの派兵時に左腕を失っている。
そのことも含め「ローガン家は呪われている」と、かなりネガティブな人間になっていた。
妹のメリー(ライリー・キーオ)は美容師で、ジミーの娘をかわいがっており、レッスンの送り迎えやステージでのヘアメイクなども担当していた。
だが車好きでややアバウトな性格のため、娘が同乗するときにスピード違反を起こし、警官を誘惑して見逃してもらったりする。

ジミーは弟、妹に加え、金庫爆破の名人ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)を仲間に引き込むことにする。
しかしジョーは服役中だ。
もう少しで出所になるジョーは最初は渋ったが、弟二人も一緒であることを条件に仲間に加わった。
そしてジミーは、クライドを軽犯罪で服役させた上で他の囚人たちの協力も得て、金庫破りの当日だけジョーとクライドを脱獄させる計画を立てる。

「オーシャンズ」シリーズのような、軽快なテンポの作品だ。
ジミーをはじめとするチーム全員が、憎めない悪人ばかりである。
バングの弟二人もいい味を出している。
ラストはみんながいい具合に収まって、観終わった後は「なるほど」と思わせてくれた。

ただ、ちょっと手堅くまとめすぎているかな、と言う気がしないでもない。
起承転結がかなりわかりやすくなっていて、かつ、この後の作品につなげられるような終わり方になっている。
娘が歌うシーンでは、ちょっと泣かせてもくれる。
教科書通りに、映画に必要な要素を綺麗に詰め込んでいるような作品である。
それはそれでもいいと思うのだが、チームの中に一人くらいとんでもない大馬鹿野郎がいて、計画を引っ掻き回してしまう、という設定の方が、より面白くなったんじゃないだろうか。

一方で、バングとローガン兄弟の過去の経緯がわかりづらかったり、ジミーと元妻の今の旦那の見た目が付きづらいなど、もうちょっと工夫した方がよかったんじゃないかと言う部分もあった。
あとちょっとで、かなりの傑作になったんじゃないかとも思う。



132.ローガン・ラッキー



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