2017年 10月 12日 ( 1 )

「ワイルド・スピード」は最新作の「ICE BREAK」だけ観たので、シリーズ全体の面白さがよくわからなかった。
この「スクランブル」はかなり面白かったが、「ワイルド・スピード」に近い作品なのかもしれない。

アンドリュー(スコット・イーストウッド)とギャレット(フレディ・ソープ)は異母兄弟で、二人ともプレミアムカー専門の窃盗を行っていた。
運転技術もさることながら、車に関する歴史や知識も持ち合わせていた。

ある日二人は依頼により、世界に2台しかない1937年製のブガッティを盗み出す。
だが依頼人に車を引き渡そうとした瞬間、元の持ち主の襲撃にあってしまう。
元の持ち主はマルセイユを仕切るマフィアのモリエール。
二人は命を助けてもらう代わりに、敵対するドイツマフィアのクランプからフェラーリ250GTOを一週間以内に盗み出すことを約束させられてしまう。

二人には、もう一仲間のステファニー(アナ・デ・アルマス)がいた。
ステファニーはアンドリューの恋人だが、あまりにも危険なミッションのためアンドリューはステファニーの合流に難色を示す。
しかしステファニーは自分だけではなく、天才的スリのデビンまで仲間に引き入れてしまう。
さらに爆弾ヲタク、その他のドライバーたちが仲間に加わり、クランプから250GTOを盗み出す計画を立てる。

だがその間、アンドリューとギャレットたちはインターポールからもマークされていた。
ただでさえクランプは冷徹非情の男で、失敗すれば確実に殺されてしまう。
そのうえインターポールのマークも振り切られなければならず、チームは絶体絶命の状態になっていた。

アンドリューたちがなかなか作戦を前に進められないうちに約束の時間となってしまい、今度はステファニーがモリエールに拘束されてしまう。
モリエールは約束通り250GTOを盗み出せない場合は、ステファニーの顔を車のタイヤで削ると脅してきた。

冒頭のブガッティを盗むシーンから、アドレナリン全開のカーアクションである。
もちろん全編を通して流れるカーアクションシーンもこの映画の見所ではあるのだが、個人的にはこの映画の本当の見所はカーアクションというよりも、全体のストーリー展開だ。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けないが、起承転結がきっちりと描かれており、かなり爽快なストーリーとなっている。
日本ではあまり話題になっていないが、カーアクション好きなら必ず押さえておきたい1本だ。

上映時間は94分と短め、饒舌な部分はなくスピーディーに展開して心地よい。
主演のスコット・イーストウッドをはじめ、悪役を含めたキャストもバッチリはまっている。
制作陣の名前はほとんど聞いたことがないが、非常にセンスを感じる作りで次回作にも期待したい。


114.スクランブル


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9D%A3%E8%AA%8C-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1404017694&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9
[PR]