2017年 10月 11日 ( 1 )

「スイス・アーミー・ナイフ」のように、サバイバルでいろいろと使える便利な男ということで、「スイス・アーミー・マン」と言うタイトルになっている。
かなりのおバカ映画かと思って期待して観に行ったが、思っていた内容とは異なっていた。

ハンク(ポール・ダノ)は航海中に遭難し、小さな無人島に流れ着いていた。
絶望して首をくくろうとした瞬間、波打ち際に人影を見かける。
慌てて駆け寄るものの、男(ダニエル・ラドクリフ)はすでに息絶えていた。
再び絶望して首をくくろうとするハンク。
しかしハンクの目の前で、死体は体内のガスを噴出しながら島を離れようとしていた。
おならのようにガスを噴出する死体に乗って、島を脱出するハンク。
そして二人は海岸に打ち上げあられた。

ハンクは死体を背負って海岸から森に進んだ。
そこで死体が水筒の代わりになる事を発見する。
さらに、体内からの空気の流れの関係で、死体がしゃべり始めた。
死体は自らを「メニー」と名乗った。

メニーはだんだんと、意志を持つような動きを始めた。
生前の記憶がないメニーに対し、ハンクはいろいろなことを教える。
ハンクはメニーを担いで、さらに森の中を進んだ。

メニーがアーミー・ナイフのように重宝する点については、なんの説明もない。
この部分は、非現実的な完全におバカ映画である。
個人的には、この部分を突き詰めて欲しかった。

しかしこの映画では、だんだんハンクがメニーの家庭教師のようになって行く。
自分の経験をメニーの経験のように教え込み、人生がいかに楽しいかを語るようになるのだ。
自殺を考えた人間が人生の素晴らしさを再認識するという点では、意味があるのかもしれない。
だが、メニーのためにハンクが映画館やバスの車内を再現するシーンはファンタジー色が強すぎて、おバカシーンとのメリハリになっていない。
非常に中途半端な感じになってしまっている。
ラスト近くでクマに襲われるシーンも、おバカシーンではなくかなりシリアスにまとめられているので、ちょっと引いてしまった。

ラストのまとめ方もありがちで、観終わった後に残るものはほとんどなかった。
ダニエル・ラドクリフの死体の演技だけが見所の映画であった。



113.スイス・アーミー・マン


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