2017年 09月 17日 ( 1 )

クリストファー・ノーランが初めて実話を基にして撮った作品だ。
戦争映画かと思って観に行ったが、実際にはパニック映画に近かった。

英国陸軍のトミー二等兵の部隊は、ダンケルクで敗走し撤退している最中だった。
しかし市街地でドイツ軍に狙撃され、行き残ったのはトミー一人となってしまった。
その後トミーは命からがら、撤退作戦を実行している砂浜にたどり着く。
そこで無口なギブソンと出会うのだが、二人は階級が低いためイギリスに戻る船になかなか乗せてもらえない。
負傷兵を担ぎこむふりをしてなんとか船に乗り込もうとするのだが、担架を下した後船から降りろと告げられてしまう。
しかなたく船を降りる二人、しかしその船はドイツ軍により撃沈されてしまう。

イギリスで小さな船を持つドーソンは、イギリス海軍からの要請により船を供出する事となった。
そのために息子と一緒に荷物を降ろしていたのだが、ドーソンはそのままダンケルクに自ら兵士の救出に向かってしまう。

英国空軍パイロットのファリアとコリンズは隊長とともに、撤退の援護として戦闘機に乗りダンケルクに向かった。
撤退する船舶を狙うドイツ軍の爆撃機とその援護の戦闘機と遭遇、隊長機はすぐに撃墜されてしまう。
ファリアとコリンズはドイツ軍機との空戦を繰り広げる。

撤退をするトミー、救出に向かうドーソンとその息子、援護のための空戦をするファリアとコリンズ、この3つの視点でストーリーは展開する。
しかし、実際にはストーリーはほぼあってないようなものだ。
爆撃機、Uボートなど、イギリスの撤退船は次々と撃沈され、そこから脱出する兵士の姿が延々と描かれている。
上映時間は90分だが、そのうち70分くらいは緊張する極限状態のシーンがずっと続く。
兵士がなんとか撤退船にたどり着いても、そこで安心できる訳ではない。
爆撃やUボートの魚雷で船が大破、命からがら船の外に逃れても海上は重油が広がっており、それに火が点く可能性もあるのだ。
座礁船に隠れても激しい銃撃で船体に穴が空き浸水、外に出れば銃撃の的になる。
生き延びるために仲間も犠牲にせざるを得ない極限状態で、人間が取る醜い行動も表現されている。

細かいエピソードがどこまで史実を基にしているかは分からない。
だがこの映画を観ると、イギリスでいまだに「ダンケルクスピリット」という言葉が使われているほど、第二次世界大戦でこのダイナモ作戦が重要な戦いであった事がよくわかる。



106.ダンケルク


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9D%A3%E8%AA%8C-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1404017694&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9
[PR]