2017年 09月 04日 ( 1 )

ジャッキー・チェンの作品で、中国で興行収入歴代1位を記録したと言うので期待して観に行った。
だが最高傑作と呼べるレベルではなかった。
そもそも中国でジャッキー作品が公開されるようになったのはここ10年くらいと思われ、その中で興行収入1位になったのだろう。
だからと言って面白くない訳ではなく、映画として十分楽しめる面白さだ。

香港警察のベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は、相棒のヤンと香港犯罪組織の親玉「マタドール」を追っていたが、ヤンはマタドールの手に寄って爆死させられてしまう。
ベニーはヤンの娘を引き取って、その後もマタドールを追っていた。
9年の時が経ち、ベニーは新たなる仲間とマタドールを追い詰めるチャンスを得た。
ベニー達はマタドールが香港の名士ヴィクターの裏の姿であると考え、その証拠を押さえようとしたのだ。
しかし計画は見事に失敗、ベニーは1カ月の休職となってしまう。

一方ヤンの娘のサマンサも、独自にヴィクターに近づくべくマカオのカジノに潜入していた。
そこでイカサマ師のコナー・ワッツ(ジョニー・ノックスビル)と知り合うのだが、コナーにまんまと乗せられて彼をホテルのVIPルームに案内してしまう。
コナーはロシアンマフィアに追われていて、ホテル内で逃走劇を繰り広げる。
その際にVIPルームのある最上階に逃げるのだが、そこである女性が射殺される現場に遭遇する。
女性からスマホを受け取ったコナーは、ロシアンマフィアに捕まりロシアに連れて行かれた。

サマンサはコナーのイカサマを見抜けなかった事で、その身が危うくなっていた。
そこでベニーに相談し、なんとかコナーをマカオに連れ戻して欲しいと依頼する。
ベニーはコナーを追ってロシアに飛び、ロシアンマフィアからなんとかコナーを奪還する。
そのまま空港に向かおうとするが、コナーがベニーのパスポートを燃やしてしまった。
ベニーは仕方なく、コナーを連れて陸路で国境越えを行おうとする。

コナーは、ヴィクターに関わる情報がスマホの中に入っているので、これを渡すから自由にしてくれとベニーに言うが、ベニーは取り合わない。
二人はトラブルに巻き込まれながらなんとか中国国境にたどり着くのだが、そこでホテルで殺された女性の殺人容疑で、ベニーとコナーは中国警察に逮捕されてしまう。

基本はベニーとコナーによるバディ・ムービーである。
イカサマ師のコナーはなんとかベニーから逃げようとするのだが、途中から二人は相棒となってマカオに戻る。
この過程の描き方はよくあるパターンであるが、脚本がよく練り込まれているので観ていて飽きない。
モンゴル、中国の少数民族の生活風景を取り入れているのもアクセントになっている。

そしてラストの落とし方もいい。
「途中まではいいけどラストはありきたりの大団円で終わるのか」と思わせておいて、一捻りが入ってくる。
この「捻り」の部分はやや設定が強引な部分もあるのだが、個人的には悪くないと思った。

ジャッキーファンなら映画館で観ても損はない作品だ。



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