2017年 08月 03日 ( 1 )

1932年の「ミイラ再生」のリメイク作品であるが、「ダーク・ユニバース」の第1作でもある。
「ダーク・ユニバース」とはなんぞや、と思って調べたところ、かつてユニバーサルスタジオが制作したモンスター映画をリブートするシリーズのようである。
ということはいずれ、フランケンシュタインや狼男などもリメイクされるということなのだろう。

舞台は古代エジプト。
アマネット(ソフィア・ブテラ)は女性ながら王位を継承する素養を兼ね備えており、父親からも厚い信頼を受け誰もが次期の女王であると考えていた。
しかしその後、父親に腹違いの男児が生まれたため、アマネットは王位継承者ではなくなってしまう。
悲しみに暮れたアマネットは暗黒の神セトと契約、宝石を付けた刀剣で父、腹違いの弟、そしてその母を次々と殺害してしまう。
さらにその刀剣で、パートナーに自分と同じ力を得させようとしたとき、神官たちに取り押さえられてミイラにされ、エジプトから遠く離れた地に埋められてしまった。

時は流れて現代。
イラクで従軍していた米軍偵察兵のニック(トム・クルーズ)は、相棒のヴェイルとともに命令を無視し、宝物を盗んで横流ししようとしていた。
だが企みは巧くいかず、考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)と一緒に遺跡を発掘することになる。
そこで石棺を発見し、イギリスに運ぶこととなった。

だがその石棺はアマネットが収められており、イラクを出発した段階からおかしな事が起き始める。
まずヴェイルが、突然飛行機内でナイフを振り回し始めた。
その後大量のカラスが出現し、バードストライクで飛行機は墜落する。
ニックはなんとか一つだけパラシュートを確保し、ジェニーに着けさせ脱出させた。
飛行機ともに墜落したニックは、一度は死体として病院に安置されるのだが、そこで息を吹き返す。
やがてヴェイルの幽霊が現れ、これはアマネットの呪いだという。
ニックとジェニーは飛行機の墜落現場を訪れるが、そこにいたのは復活したアマネットと、アマネットに生気を吸い取られミイラ化した人々だった。
二人はアマネットに襲撃されるが、すんでのところで救援部隊に救われる。
救援部隊は「プロディジウム」と言い、ロンドン自然史博物館の地下に本部がある対モンスターのための組織であった。
組織を統括するのはヘンリー・ジキル博士(ラッセル・クロウ)、ジェニーもプロディジウムの一員で、ミイラを本部に運ぶことが彼女の任務であった。
目覚めたアマネットの体内にマイナス38度の水銀を注ぎ込み、解剖を行おうとするジキル博士。
だがそうこうするうちに、ジキル博士の態度がおかしくなる。
彼の中にいるもう一人の人格ハイドが目覚めたのだ。

そしてハイドとニックたちが争っている間に、アマネットは拘束を解いて脱出してしまった。
アマネットは周囲の人間の生気を吸ってどんどん復活、そしてニックにかつてのパートナーにした儀式と同じ儀式を行おうとする。
ロンドンの地下に眠っていた十字軍のミイラたちも目覚め、街はパニック状態になった。

「ミイラ物」という事でホラー要素の強い作品かと思ったが、主演がトム・クルーズという事もあってか、アクションシーンがメインの映画であった。
どれだけ元の作品に忠実なのかはわからないが、特にどんでん返しがあるわけではない。
ストーリーとしては、あまり見どころはなかった。

ただ冒頭でも書いたが、「ダーク・ユニバース」シリーズの第一作という事であれば、これでいいのかもしれない。
この後は、ラッセル・クロウのジキル博士を中心に、「プロディジウム」が次々とモンスターたちを引っ張りだしてくれるようだ。
詳しく書くとネタバレになってしまうのだが、ジキル博士の部下のジェニーは当然ほかの作品にも出演するだろうし、その恋人役であったニックのトム・クルーズも、他の作品に出演する可能性を残している。

アベンジャーズやジャスティスリーグのようにシリーズ化すると予測するのであれば、この第一作は見逃してはいけない作品と言えるだろう。


89.ザ・マミー/呪われた砂漠の王女


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