2017年 07月 17日 ( 1 )

3部作が好評だったため4作目を作った本シリーズだが、4作目は陸上のシーンが多かったことでシリーズのファンには不評だったようだ。
で、今回は海上に話が戻った。
だがストーリー全体に大きな矛盾が存在していたため、個人的にはちょっとがっかりした。

フライング・ダッチマン号の船長となり、10年に一度しか陸に上がれないウィル(オーランド・ブルーム)。
その息子ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、父の呪いを解くためにポセイドンの槍を探していた。
そのために、世界中の海の呪いなどを調べまくっていた。

9年後、ヘンリーは英国海軍の船に漕ぎ手として乗り込んでいた。
船が海賊船を追って魔の三角水域に入ろうとしている事を知り、危険だと船長に進言する。
しかし船長はその言葉を聞かず、船は幽霊船の襲撃を受けてしまった。
ヘンリーはその幽霊船サイレントメアリー号の船長サラザール(ハビエル・バルデム)から、ジャックのコンパスを手に入れるように言われる。

その頃ジャックは、カリブ海のとある島で落ちぶれた生活を送っていた。
銀行から金庫を盗もうとするが失敗、部下からの信頼も失ってしまう。
カネがないジャックは酒と引き換えでコンパスを手放すのだが、その事でサラザールが解き放たれてしまった。
その後ジャックは、牢獄でヘンリー、天文学者のカリーナ(カヤ・スコデラリオ)と出会う。
処刑寸前、かつての部下に助けられたジャック達は、ポセイドンの槍を探す旅に出る。
一方、ジャックと異なり勢力を広げていたバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)は、ジャックを捕らえてサラザールに引き渡そうと考えていた。

これまでの集大成と言える作品かもしれない。
シリーズの過去の作品で登場した布石がいろいろと登場する。
そういう意味では、シリーズのファンも満足するのではないか。
アクションシーンもなかなか作りこまれており、海上の戦闘シーンはもちろんの事、金庫を盗みだしたり、ジャック達を処刑から救う陸上のアクションシーンもなかなか見ごたえがあった。

ただ、ストーリー全体に大きな矛盾がある。
今回、ポセイドンの槍の在りかのヒントは、カリーナが持つ彼女の父が残した手帳に記されている。
結構なネタバレになるので詳しくは書けないのだが、ノートに基づいて槍探しが進行している際に、ノートを記したカリーナの父と深くかかわる人間が一行の中にいる事がわかってしまう。
その人物はノートの内容も熟知しているはずなのに、カリーナが天文学を使って手帳のヒントを読み解いてる間もボーっとしている。
ラストの感動を盛り上げるためにストーリーが作られたのだと思うが、この整合性に誰も気づかなかったのか、大きな疑問である。

今回で過去のシリーズの遺産を使い切った感もあるし、これ以上無茶な矛盾をはらむストーリーで作品を作るくらいなら、今回でスッパリとシリーズ終了にしてほしい。


81.パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊


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