「茄子 アンダルシアの夏」
監督、脚本、キャラクターデザイン、作画監督を担当した高坂希太郎と言う人は、宮崎駿の右腕と呼ばれた人らしい。
なるほどキャラクターの絵柄や動きなどは、宮崎アニメに酷似している。
なので子どもも夢中になってみるかと思いきや、食いついたのは長男だけだった。
ロードサイクルレースという題材が、ちょっとハードル高かったか。
「アンダルシアの夏」の方は、主人公のぺぺが地元でアンダルシアで勝利をあげる物語。
自転車競技はそれほど詳しくはないが、レース展開もなかなかリアルである。
「スーツケースの渡り鳥」はその続編。
こちらは劇場公開されずにOVAで発売されているらしい。
ぺぺがチームのエースとなり日本のレースに遠征してくる。
前作同様激しいレース展開をアニメならではの手法で表現しているが、前作が平坦コースのレースであったのに対して今回は日本の山岳部、さらに荒天のレースになっている。
雨の中の選手視点のカメラワークは迫力があり、長男も「こりゃ大変だ」と感動していた。
全体の長さは「アンダルシアの夏」が47分で「スーツケースの渡り鳥」54分。
どちらも短い作品なのでやや物足りなさも感じるが、子どもと観るには十分な作品だった。
88.茄子 アンダルシアの夏