天皇賞(秋)
まず、ウオッカは勝つのか負けるのか。
そしてウオッカを負かすとしたらどの馬か。
どの競馬場でもどの距離でも、無類の強さを発揮したディープインパクトと異なり、ウオッカは何度も負けている。
引退したダイワスカーレットだけではなく、今回出走する馬の中にも過去にウオッカを負かした馬は何頭かいる。
東京コースだけでG1を5勝、昨年の天皇賞も休み明けは負けたものの、ダイワ、ディープと死闘を演じて勝利しているが、よもやの敗戦があってもおかしくない。
今回は、水曜日の栗東坂路で一番時計を叩き出した、キャプテントゥーレを本命に推す。
POGで指名していたので昨年の皐月賞では本命にし、オイシイ馬券をいただいた。
皐月賞そのものもそれほど強さを感じさせていたわけではなく、勝った前走の相手が強かったわけでもない。
しかし、血統がアグネスタキオン×エアトゥーレの超良血、本格化して爆発的な強さを発揮しても不思議ではない。
期待を込めての本命だ。
対抗はダイワスカーレット。
ドバイ遠征がサッパリだったのでこの馬ももう終わったかと思ったが、春先の強さで考えを改めさせられた。
今週の調教もいいタイムを出している。
5歳牝馬であるのに、陣営はまだ引退を表明していない。
この馬の伝説はまだ続くと考えると、対抗以下には落とせない。
3番手はオウケンブルースリだ。
全総は59kgで京都大章典を快勝。
昨年のJCもスローペースだったため届いていないが、上がり3Fはウオッカを上回っている。
今回もペースが極端に速くならないと思うので3番手評価だが、暴走する馬が出て一気にペースが上がれば勝利しても不思議ではない。
4番手はドリームジャーニー。
左回りに不安があると言われているが、本格化した今年はまだ一度も走ってない。
今ならあっさりこなす可能性も十分だ。
5番手はカンパニー。
今回は絶好の内枠を引いた。
ただノリが乗るカンパニーが内枠なら、ジョッキーも馬鹿ではないのでそう簡単に出てこれないようにマークをするだろう。
意外と直線前を開くまでに苦労するとみて、5番手評価。
6番手はマツリダゴッホだ。
この馬も昨年のJCをみると、決して左回りが不得意とは思えない。
鞍上も蛯名に戻り、逃げ馬不在で緩いペースになった時は侮れない。
大外に回って人気の盲点になっているエアシェイディと最後まで迷ったが、スローペースと読んでマツリダを買うことにした。
東京巧者という事で意外と人気になっているのがシンゲンだが、6勝の中身はG3が1回だけ。
前走も右回りとはいえ、マツリダと2kg差もらって0.3秒引き離されている。
G1初挑戦という事もあり、ここはちょっと家賃が高いか。
そのほかでは、木曜の栗東坂路で一番時計を叩き出したエイシンデュピティも気になったが、休み明け初戦で外枠を引いたので今回は買わない。
アサクサキングスあたりも体調は非常にいいらしいが、スクリーンヒーロー、サクラメガワンダーと合わせて今回は休み明けの分を割り引きこれらも買わない。
◎キャプテントゥーレ
○ウオッカ
▲オウケンブルースリ
△ドリームジャーニー
×カンパニー
×マツリダゴッホ
馬券は、◎○1着、◎○▲2着、◎○▲△×3着で3連単24点。