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「サマーウォーズ」

先週月曜日の話になるが、先々週観られなかった「サマーウォーズ」を観に行った。

夏休みの夕方とはいえ月曜日、そんなに混んでいないのではと思ったが、客席1/3くらいは埋まっていた。
やっぱり結構人気があるんだね、この映画。
ちなみ客層は若いカップルが多かった。

世界中の決済システムにまで波及している、巨大仮想空間「OZ」が何者かに乗っ取られる。
世界は混乱し、やがて地球滅亡の危機にまで発展する。
数学オリンピック日本代表になり損ねた健二は、この「OZ」の末端部分管理のバイトをする高校生だ。
「OZ」乗っ取り犯の嫌疑を掛けられ、「OZ」解放にむけ努力をするが、事態はどんどん悪い方に展開する。
ひょんな事から、上田にある憧れの先輩の本家に訪れていたのだが、本家にいる大家族たちと「OZ」解放、ひいては地球を滅亡の危機から救うための戦いを始める。

柔らかいタッチの画面は、上田の田園風景ともよくあいとても心を和ませてくれる。
一方、戦いが繰り広げられる仮想空間のCGも見事だ。

ただ、前半部の篠原家の家族紹介がわかりづらい。
全家族の2/3くらいしか本家に到着しておらず、紹介シーンも足早で誰が誰やらよくわからないままストーリーが進む。
クライマックスは大家族がそれぞれのキャラクターを生かしながら戦うので、もうちょっときちんと紹介して欲しかった。
そもそも前半部はややダラダラしている感もあり、あの部分をコンパクトにしてキャラクター紹介をしっかり行っていれば、ストーリー全体がもっと締まったようにも思える。

同じ細田守監督の「時をかける少女」を満足度「100」とすると、この作品は「70」くらいかな。

ところで仮想空間のデザインは、村上隆が見たら怒りそうだけど大丈夫なのかな・・・。


64.サマーウォーズ




by ksato1 | 2009-09-04 23:00 | 映画 | Comments(0)