「G.I.ジョー」
カミサンは半分は、イ・ビョンホン目的だったようだが(^_^;;
で、内容はと言うと、とても面白い。
例えるならば、子どもの頃適当に遊んでいたオモチャをゴージャスにして与えてもらい、「このオモチャ、こんな面白かったんだ」と感動する感じか。
正確には私は「G.I.ジョー」世代ではなく、友達が兄弟から譲り受けたG.I.ジョーのフィギュア(というか人形)を見せてもらったくらい。
稼働する手足をガチャガチャ動かして遊んだ記憶はあるが、それほど思い入れはなかった。
その頃流行っていた超合金ロボットやジャンボマシンダーに比べると、ギミックもやや面白味に欠けたしね。
自分自身が親にねだった事は、もちろんない。
その後学生時代に、やたら「ゴー、G.I.ジョー!」と叫ぶアニメを数回見たが、これも大して面白いとは思わなかった。
でも、映画版「G.I.ジョー」は面白かった。
とにかくアクションシーンが迫力満点だ。
常に黒装束のスネークアイ vs 白装束のストームシャドウなど、対決の構図もわかりやすい。
まあ、ストーリーはあんまり期待できないか、と思いきや、それなりに伏線貼ってメリハリを付けていて悪くない。
もちろん「無理」な設定はここそこにあるんだけどね。
それでもこの手アクション映画としては、むしろきちんとストーリーも作っている方ではないだろうか?
映画版の「G.I.ジョー」は米軍兵ではない。
国際的テロ組織に立ち向かう、多国籍による秘密組織になっている。
設定としては、「007」シリーズに近いと書いた方がわかりやすいか。
秘密兵器や基地も妙にスタイリッシュではなく「いかにも」という感じで、逆に子どもの頃を思い出して興奮してしまった。
女性ファンにはイ・ビョンホンがおススメ。
なかなか激しいアクションをこなしており、彼のファンなら必見の映画だ。
かなり楽しい映画なのに、日本じゃイマイチ話題になっていないのが残念。
夏休みに観るにはもってこいだと思ったけどなぁ・・・。
唯一の不満は、完全に続編を作る終わり方にしているところ。
作るならとっとと作っちゃってよ、早く観たいじゃん。
63.G.I.ジョー