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「G.I.ジョー」

予告編を観て「なかなか迫力満点だなぁ、これは観てみるか」と思っていたのだが、この手の映画にしては珍しく「ハリポタ」の時に一緒に予告編を観ていたカミサンも観たがったので、先週末の深夜一緒に観に行く。
カミサンは半分は、イ・ビョンホン目的だったようだが(^_^;;

で、内容はと言うと、とても面白い。
例えるならば、子どもの頃適当に遊んでいたオモチャをゴージャスにして与えてもらい、「このオモチャ、こんな面白かったんだ」と感動する感じか。

正確には私は「G.I.ジョー」世代ではなく、友達が兄弟から譲り受けたG.I.ジョーのフィギュア(というか人形)を見せてもらったくらい。
稼働する手足をガチャガチャ動かして遊んだ記憶はあるが、それほど思い入れはなかった。
その頃流行っていた超合金ロボットやジャンボマシンダーに比べると、ギミックもやや面白味に欠けたしね。
自分自身が親にねだった事は、もちろんない。

その後学生時代に、やたら「ゴー、G.I.ジョー!」と叫ぶアニメを数回見たが、これも大して面白いとは思わなかった。

でも、映画版「G.I.ジョー」は面白かった。

とにかくアクションシーンが迫力満点だ。
常に黒装束のスネークアイ vs 白装束のストームシャドウなど、対決の構図もわかりやすい。
まあ、ストーリーはあんまり期待できないか、と思いきや、それなりに伏線貼ってメリハリを付けていて悪くない。
もちろん「無理」な設定はここそこにあるんだけどね。
それでもこの手アクション映画としては、むしろきちんとストーリーも作っている方ではないだろうか?

映画版の「G.I.ジョー」は米軍兵ではない。
国際的テロ組織に立ち向かう、多国籍による秘密組織になっている。
設定としては、「007」シリーズに近いと書いた方がわかりやすいか。
秘密兵器や基地も妙にスタイリッシュではなく「いかにも」という感じで、逆に子どもの頃を思い出して興奮してしまった。

女性ファンにはイ・ビョンホンがおススメ。
なかなか激しいアクションをこなしており、彼のファンなら必見の映画だ。

かなり楽しい映画なのに、日本じゃイマイチ話題になっていないのが残念。
夏休みに観るにはもってこいだと思ったけどなぁ・・・。

唯一の不満は、完全に続編を作る終わり方にしているところ。
作るならとっとと作っちゃってよ、早く観たいじゃん。


63.G.I.ジョー





by ksato1 | 2009-08-28 20:43 | 映画 | Comments(0)