映画の日

昨日は映画の日。
どうでもいいが今年はカレンダーがよくない。

私にとって毎月映画の日の1日と、TOHOシネマが1000円になる14日のTOHOシネマズデイはかなり重要な日だ。
会社をフレックスで抜け出して、2-3本映画を観ている。
しかし今年は、今月来月と1日が日曜日、14日が土曜日。
土日は何かと家族の用事で拘束される妻子持ちのサラリーマンにとって、これはかなり痛い。
おまけに新大久保でサムギョプサルを食べる22(ぶーぶー)日も日曜日だ。

しかもここに来て観たい映画が次々封切られている。
ここはなんとか頑張って観に行かないと。

という事で、朝イチで家を出て映画を2本観た。

9時過ぎに家を出て、強い北風の中、ヒーヒー言いながら自転車漕いで近所のTOHOシネマズにたどり着く。

が・・・。
ゲゲっ!
チケット売り場がエライ並んでる!
さすが日曜日の映画の日だ。

当初は「感染列島」と「007」を観る予定だったが、時間に間に合いそうにないので急遽「007」を「誰も守ってくれない」にした。

で、まず「感染列島」から。
2時間を超えるかなり長い作品。
だが典型的な「いろいろと詰め込み過ぎ」な作品になってしまっていた。

タイトル通り、日本で未知のウィルスがアウトブレイクする話がストーリーの基本になっている。
第一号患者が発生した市民病院に、WHOから派遣された檀れい扮するメディカルオフィサーの小林栄子が着任する。
主役の妻夫木は、この市民病院の救急担当医師である松岡だ。

まず、この二人が以前恋人同士だったところでエピソードが多くなっているのだが、まあこの部分はまだいいとしよう。

問題は、話の前半に出てくる鳥インフルエンザを発症した養鶏場の話。
病原体の発生元ではないかという疑惑を受け、まだ原因が解明されてない状態なのに、養鶏場の家族は周りの人間から激しい非難を受ける。
この話が結構重い。
アウトブレイクの話なのか風評被害の話なのか、なんか映画の焦点がボケてくる。
養鶏場の娘が頻繁に話に絡むのだが、バッサリ切って別の少女にしてもいいんじゃないかと思う。

病原菌の発生元を調べに行くエピソードも同様。
もっと簡潔に描けそうなのに、やたら引っ張ったうえ、しまいには「ゾンビ映画かよっ!」って突っ込みたくなる。

政府は機能しているのに、なぜか東京の繁華街周辺だけが無政府状態のように荒れているし、その一方で仁志教授の泊まった都心のホテルは普通に営業してたり、市街地にいる病気以外の市民は切迫した状態もなく、爆笑問題の田中は子どもと一緒にのほほんと街を歩いている。
ライフラインがどの程度止まっているのかわからないが、田中の家はテーブルの上にろうそくを灯しているのに、携帯電話はずーっと使い続けている。
細かい演出が非常に雑だ。
そうそう、男優(佐藤浩市も!)や無名の女優が死ぬときは、目やら口やら顔中から血を噴出して凄惨な状況で死ぬのに、美人女優は綺麗な顔で死んでいくのも、非常に違和感がある。

さらにとどめはカンニング竹山。
役どころは「フリーのウィルス研究者」だって。
そんな職業本当にあるの?
そしてどこでどの程度の研究してどんな論文書いているかもわからない研究者に、妻夫木は簡単に検体を渡しちゃう。
検体を受け取るときに竹山は「(ウィルスを発見する可能性は)わずかな望みじゃない、100%だ!」と妻夫木に豪語するので、実はすごい研究者である事が後で明かされるのかと思うと、結局彼が誰なのかわからないまま。
中途半端の極みで、竹山がちょっとかわいそう。

突然やってきたエリートのメディカルオフィサーと現場との意思の乖離、そして未知のウィルスに対して有効な手段がない事へのいらだちと疲弊。
病院内での治療シーンはかなり迫力があったので、この部分だけに焦点を当てた方がスッキリしていい映画になったんじゃないかと思う。
非常に残念な作品だ。


長くなったので、「誰も守ってくれない」は明日以降に。


9.感染列島
[PR]
by ksato1 | 2009-02-02 19:06 | 映画 | Comments(0)