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日曜日に観た残りの2本

「パコと魔法の絵本」がすごすぎて、他の作品の事を書くのをすっかり忘れていた!
そもそも3本を選んだ基準は、ちょっと気がめいっていたので笑える作品を選んだ。

で、まず1本目は「ハンコック」
この作品もなかなか楽しませてもらった。

ストーリーの前半部は、超人だが嫌われ者のハンコックの社会適応化の話。
ハンコック自体は、非常に心やさしい男だ。
ただ、方法がちょっと間違っているだけなのだ。
本人は善意で助けているつもりなのに、何かをすると必ず非難をされてしまう。
本当なら嫌気がさして能力を犯罪につかってもよさそうだが、ハンコックはそれをしない。
そして困っている人をみると、やっぱり助けてしまうのだ。
この部分に、彼が根っからの悪人ではなく、むしろ心やさしい男である事が表現されている。

個人的にはこういう、不器用だけど根が真面目な人間は大好きだ。

人間、言葉一つでやる気が出たりなくなったり、嫌だけど我慢しなければいけない事があるなど、かなり教訓的な部分も多かった。
でも決して説教臭くない。
そこがいい。
前半部分は、子どもにも見せてみたいと思った。

そしてハンコックが無事社会復帰できたところで、残り時間が30分以上ある。
どういう展開にするのかと思いきや、そういう展開でしたか。

やや結末がご都合主義的な部分もあったが、クライマックスはかなりハラハラしたし、十分楽しませていただきました。
シャーリーズ・セロンも美しかったし。


続いて「デトロイト・メタル・シティ」

いろいろな人のブログを読むと、結構評価が高かった。
やや期待して観に行ったのだが、こちらは期待ほどではなかったかな。

たしかに松山ケンイチは巧い。
そして松雪泰子には笑わせてもらった。

ただ、全体的にちょっと狙いすぎの感があるかな。
松雪泰子の絡み以外は、ギャグもあんまり笑えなかった。
ジャック・イル・ダークにせっかくジーン・シモンズ使っているのに、ライブ会場がなんかやたら貧乏臭かったのもどうかと思うし。

それと、休日ということもあって、松山ケンイチ目当ての中学生と思わしき女の子がここそこに来ていたが、彼女たちが観るにしては下ネタがストレートすぎ。
下ネタとは言えないかもしれないけど、松雪の「あたしゃ、こんな音楽じゃ濡れねーんだよ!」連発は、中学生にはどうかと・・・。
隣で娘を連れてきていたお母さんが、ちょっと困った様子だった。
まあ作り手側としては、そういう客層は想定してなかったのかもしれないけどね。

3本観た中では、ちょっと落ちるかな。


98.ハンコック
99.デトロイト・メタル・シティ
by ksato1 | 2008-09-16 20:59 | 映画 | Comments(0)