オリンピック終了
オリンピックで言えばいろいろな事があったけど、結局気迫が感じられた人だけがメダルを獲ったような気がする。
柔道も、井上、棟田と代表争いをした石井は金を獲ったが、その下の階級の鈴木は敗退。
水泳も北島は気迫で金を取ったが、柴田あたりはすでに燃え尽きていた感もあり敗退。
帰国してすぐにリーグ戦に参加しなければならないサッカー、野球はいわずもなが。
そのあたり、やっぱりスポーツは最後は気力がものを言うのかな、という気がした。
ソフトの上野の気迫はすごかったもんね。
400mリレーチームもしかり。
それと今回ちょっと惜しかったのは、射撃やトランポリン、カヤック、トライアスロンなど、日本ではマイナースポーツに入る分野での入賞者が多かった事。
フェンシングは銀メダル獲ったけど、それ以外は新聞での取り扱いを考えても、銅メダルと4位入賞の差はかなり大きい。
でも入賞した人たちの年齢を考えると、次のロンドンでは十分メダルを狙えそう。
ただこれらの競技でも、やっぱり女性の方が有望なんだよね。
日本の競技レベル全体が世界に追いつかれて下がっていることもあり、その中ではイスラム社会ではなかなか優秀な選手が育ちにくい女子の方が、まだ世界レベルで戦えているってことなんだろうけど。
世界で戦うためには、やっぱり男女ともジュニアからきちんと育成しないとダメだよね。
小さいころから専門に特化して、と言うことだけではなく、食育や生活習慣から始まる基礎体力という意味でも。
それは家庭でもできるはずだから。
一方、マラソン女子で優勝したトメスクをはじめ、トップランナーのヌデレバ、ラドクリフはみな30代で出産経験者。
アメリカの水泳選手には、40歳の銀メダリストもいたっけ。
以前は30代になるとアスリートとしてのピークは、なんて感じだったけど、日本人でも朝原ががんばったし、競技によっては40歳でもまだまだ、と言う感じもした。
それはトレーニング方法や食事の摂り方などで、どんどん競技寿命も延びているからだと思う。
なので、10代でオリンピックを目指す育成ではなく、30代でメダルを獲る育成法を考えてもいいのかもしれない。
日本人には、身体能力的にもそちらの方が合いそうな気がする。