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ミラクルと絶対的エースの不在

【日本、オマーンと引き分け W杯アジア3次予選】
http://www.excite.co.jp/News/sports/20080608010800/20080608M50.109.html


この男はまたやってしまった・・・。
もちろん一発レッドを食らった大久保の事だ。

画面で見ている限り、飛び込んだ大久保とGKが接触、おそらく大久保は金的を受けた形になったのだろうが、あの場面で故意に金的を入れたとは思えない。
相当な痛みだったのだろうが、交錯後に蹴ってしまっては、一発退場もやむを得ないだろう。

むしろ、その小競り合いで松井が倒され、相手DFが一人退場になった方が幸いだ。
あのバテた状態で、一人少ないままで15分間は、持ちこたえられなかった可能性が大である。
ある意味松井のファインプレイ?

試合自体は、引き締まった前半に比べ、後半はグズグズ。

アナウンサーはしきりに「引いて守るオマーン」と連呼していたが、実際には前半は、引き気味ながらも目の前のボールには執拗なプレッシャーをかけ続け、日本の中盤にほとんど仕事をさせていなかった。
このまま後半まで守り切っちゃうのかよ、と思っていたら案の定、後半に入ってからはプレッシャーがかなり弱くなり、日本のボールが回り始めた。

そもそも中東勢は、伝統的に暑さ対策を甘く見ている節がある。
例えば、フランスW杯予選のプレーオフでのイラン。
ジョホールバルの蒸し暑さを甘く見て、延長の最後は日本よりもバテバテだった。
あの最強チームだったイランでも、である。
そして前回大会最終予選のバーレーン。
ホームで勝つしかなかったバーレーンは、前半から飛ばしに飛ばしまくったが、結局最後にバテて日本が得点している。

暑さ対策を甘く見ているというよりも、日本を甘く見ているのか。
「雪が降るような国のヤツらに、この暑さが耐えられるわけがない」と考えているのかもしれない。

いずれにしろ、前半早い時間に失点して相当ヤバかったが、オマーンがバテてくれて助かった。
前半、1点取った後もカウンター狙いで来てくれていたが、これが1点死守で省エネモードで完全に引かれていたら、追いつけたかどうかわからない。

それと楢崎ね。
川口にしろ、日本はGKの神がかり的ミラクルセーブで絶体絶命のピンチを凌ぐことが多い。
ヤタガラス様、このまま南アフリカまで連れてってくれー!

ただミラクルで助かったものの、日本も残り15分は相当ヤバい状態だった。
どちらの選手も足が上がらず、中盤がまったくなくなってしまった。
そのため、自陣ゴール前でボールを奪うと、そのまま相手ゴール前まで攻め上がれてしまう。
若い内田、長谷部あたりの集中力が切れてよもやの決定打を決められやしないかと、ハラハラしながら見ていた。

しかしなんとか凌いだものの、1週間後のタイとのアウェイ戦までに、きちんと回復できるかどうか、不安である。

そしてもちろん、FWの決定力だ。

これで大久保はもちろん帰国。
よくわからないが、代わりの選手を登録できるのか。
できるのならば、外した高原を呼ぶのか。
個人的には赤嶺あたりも面白いとも思うが、絶対的エースと呼べるFWは、今の日本に残念ながら見当たらない。


その後、アイロンを掛けながらEURO2008の開幕戦を見る。
今回もWOWOWの独占かと思ったら、地上波でも一部放送するんだ。

カードは開催国スイスVSチェコ。

チェコはネドベドが抜けロシツキーが間に合わず、バロシュも控えだったため、先発で知っている選手はコラーとチェフぐらい・・・。
スイスに至っては、そもそも知っているのはフレイとセンデロスくらい・・・。

チェコにロシツキーがいないこともあり、地元スイスが有利という下馬評だったが、途中出場の10番の選手(名前もよくわからない)がオフサイドくさい一発を決めて、チェコが勝った。
スイスもかなり押し込んでいるように見えたんだけどね。

次は月曜日の27:35スタートの、オランダvsイタリアか・・・。
カードとしては非常に魅力的だけど、その時間だとちょっと見られないなぁ・・・。
by ksato1 | 2008-06-08 04:05 | 日記 | Comments(0)