「グレートウォール」

監督は「HERO」「LOVERS」のチャン・イーモウで主演がマット・デイモン。
これで話題にならないという事はあまり期待しない方がいいのかと思って観に行ったが、期待以上の出来であった。

ウィリアム(マット・デイモン)とトバールの一行は、火薬を求めてシルクロードを東に進んでいた。
しかし地図もなく、自分たちがどこにいるのかもわからない。
さらに馬賊にも襲われてしまう。
馬賊から逃げたその夜、ウィリアムズとトバール不思議なバケモノに襲われる。
なんとかバケモノを退治してさらに進むのだが、今度は宋の禁軍に捕まってしまった。
二人は万里の長城内で取り調べを受けるが、その時ウィリアムズたちを襲ったバケモノが、万里の長城を襲撃し始めた。
バケモノは饕餮(とうてつ)と呼ばれ、60年に一度現れて人々を襲うと言う。
禁軍は備えをしていたものの、饕餮は大群で襲ってくる上に、りーだーとなる女王のもとよく訓練され統率されていた。
少しずつ押されて、ついに長城への侵入を許してしまう禁軍。
ウィリアムズとトバールは饕餮を何頭か倒して信頼を得ることになる。

饕餮は女王の合図で撤収を始めた。
信頼された二人は先に捕らえられていたバラードと結託し、火薬を盗んで城を脱出する計画を考えた。
だがウィリアムズだけは、必死に饕餮と戦う禁軍に共感を覚え、一緒に戦おうと言い出す。
そんなとき、宮中からの使者が現れ、饕餮は磁石の力で女王との交信が不能となり、動くことができなくなるはずだと言う。
禁軍はそれを試すために饕餮を生きて捕らえることにした。
そしてまたまた饕餮捕獲に多大な協力をしたウィリアムズとトバールは、禁軍から信頼を得る。
トバールとバラードは火薬を奪って逃げだす用意を始めるが、ウィリアムズは二人を止めようとする。
その時、饕餮が長城の壁に穴を開け、すでに群れが都に向かっていることが発覚する。
禁軍は熱気球を使って饕餮の群れを追う計画を立てた。

チャン・イーモウ作品の特徴である、色彩の協調は本作品でも健在だ。
禁軍の各部隊が、4色の鎧で色分けされている。
それに加えて、クリーチャーである饕餮のCGが素晴らしい。
デザイン的にはやや古臭い感もあるのだが、逆にそれが宋の時代のクリーチャーっぽくもなっている。
そして動きが秀逸だ。
長城から打ち出される火玉や、城壁の途中に設置されている裁断機、そして熱気球など、武器の動きにもセンスを感じる。

ストーリーは非常にわかりやすく、死亡フラグが立っているキャラが一人ずつ離脱する。
アクションとCGが素晴らしいだけに、ストーリーもこれくらいシンプルの方がわかりやすくていい。
映画館の大きなスクリーンじゃないと迫力は伝わらないかもしれないが、アクション映画としても評価されていい映画だ。

3D施設がある映画館では2D上映がなく、そのためあまり観客が動員できなかったのかもしれない。
個人的にはこのまま忘れられてしまうのは忍びないと思った作品だった。


52.グレートウォール


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by ksato1 | 2017-05-05 07:33 | 映画 | Comments(0)