「SING/シング」

ユニバーサル・ピクチャーズの配給で、あまり期待しないで観に行ったのだが想像以上の酷さだった。

コアラのバスター・ムーンは6歳の時に見たヒツジのナナの演技を見て感激し、劇場の興行主を目指す事にした。
大人になって見事に劇場をオープンするが興行は振るわず、銀行や従業員から支払いの催促を受ける状態だ。
一発逆転を狙ったムーンは、賞金を掛けた歌のオーディションで出演者を募集する。
なけなしの賞金1000ドルで募集する予定だったが、事務員のイグアナのクローリーの手違いで賞金が10万ドルになってしまう。
すると翌日、劇場前にはオーディション参加者が長蛇の列をなしていた。

ムーンはそこから豚のロジータ、ゴリラのジョニー、ネズミのマイク、ヤマアラシのアッシュらをオーディション参加者とした。
しかもオーディションなのに、ムーンは一人ひとりの歌い方やパフォーマンスに演出を入れた。
さらにムーンは、10万ドルに跳ね上がった賞金をひねり出すために、親友の祖母であるかつてのスター、ナナを担ぎ出そうとした。
そのために劇場も大幅に改装する。
そしてナナを招いてリハーサルを始めるのだが、ハプニングの連続で劇場まで壊れてしまう。
ナナは呆れて劇場を後にするのだった。

映画を見てまず感じたのが、内容が散漫でストーリーの軸がないことだ。
ムーンが劇場経営をしたいと考えているのなら、一発勝負のオーディションのショーではなく、何度も上映できる演目を考えるべきだろう。
どちらにしろ集まったのは素人だけで、そこにムーンが演出を入れているのだから、ハッキリ言ってオーディションである意味がわからない。

オーディンション参加者がそれぞれバックグラウンドを抱えているのだが、そのバックグラウンドがかなり薄っぺらい。
唯一ゴリラのジョニーだけ、父がリーダーである盗賊団を裏切ってしまう形になるのだが、それもかなりのアクシデントなので、ドラマとしての盛り上がりに欠けている。
そして最後はハッピーエンド。

なんだか観ていてかなりイライラする作品だった。


37.SING/シング



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by ksato1 | 2017-04-06 08:26 | 映画 | Comments(0)