「ライフ」

ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ、真田広之が出演している割に、あまり話題になっていない作品だ。
作品自体は手堅くまとまっていて面白かったが、内容的にどうしても既視感が強くなってしまっている。

ISSに乗務していた6人は、火星探査機が持ち帰ったサンプルを回収し、調査をしていた。
主に調査を担当するのは生物学者のヒュー(アリヨン・バカレ)だった。
ヒューはサンプルの中から有機物を発見し、その培養に成功した。
その細胞は「カルビン」と名づけられ、順調に分裂を繰り返していたのだが、ふとした手違いで冬眠状態に入ってしまう。
ヒューはカルビンを再度活性化させるために電気ショックを与えるのだが、その時にカルビンがヒューの手に絡みついてくる。
その力は膨大で、さらに意思を持ったかのような動きをした。

やがてカルビンは実験室から脱出、自らの成長のため、水、エネルギーを求めてクルーを次々と襲いだした。
さらにカルビンとの戦いの中で、地球との交信機能が麻痺してしまう。

基本設定は「エイリアン」に酷似している。
異常なスピードとその大きさに見合わない怪力を持ち、どんな攻撃も通用しない。
燃料がなくなるが、地球との交信が途絶えたため助けも呼べない。
クルーたちは極限状態の中で、カルビンを掃討して脱出をはからなければならない。

カルビンのクリーチャー感やISSの船内のVFXは素晴らしく、最初から最後まで緊迫感が続く演出も非常に良い。
ラストも途中で想像が出来てしまうが、見せ方としては悪くない。
この作品単体として見た場合は、きちんと作り込まれた作品になっている。

ただ、どうしても「エイリアン」の焼き直しに見えてしまう。
あるいは他の誰かが書いていたが、脱出シーンは「ゼロ・グラビティ」に見えなくもない。
内容が悪くないだけに、逆にそのあたりの既視感がやたら気になってしまう。
その部分が、あまり話題になっていない理由かもしれない。

個人的には評価できると思うのだが、ちょっと残念な結果になってしまった作品だ。


84.ライフ


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by ksato1 | 2017-07-21 23:23 | 映画 | Comments(0)