「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」<自由部門>

やっと「ローグ・ワン」を観た。
なぜこれほど遅くなったかと言うと、MX4Dで観ようと思ったからだ。
諸般の事情で、近所のMX4Dの映画館に行く機会が延び延びになってしまっていた。

で、まず初のMX4Dの感想だが、映画を観ると言うよりテーマパークのアトラクションと考えた方が近いだろう。
その価値を感じてもらうためか、それほど大きなアクションではない所でも座席が動くので、慣れないうちは集中力を欠いてしまった。
この「ローグ・ワン」で言えば、3Dの迫力もあまり伝わってこなかったので、画面さえ大きければ通常の上映でも良かったかな、とも思った。
同時期に上映されている「バイオ・ハザード」だったらもっと過激に座席が動いたと思うので、そちらは意味があったかもしれない。
ただ、座席が動き過ぎで酔いそうな気もするが。

それはそれとして映画の感想だ。
ズバリ言って、今回は「荒野の七人」である。
映画の制作が発表された段階で「エピソードIVの10分前までのストーリー」と聞いていたので、だいたいの予測はついていたが、ほぼそのままのストーリーであった。
ただ予測はしてたものの、見せ方の巧さで感動させられた。

デス・スターの主要開発者だったゲイレン・アーソは、帝国軍から逃げ出して辺境地に家族と隠れ住んでいた。
しかし開発責任者のクレニックに居場所を発見されてしまう。
妻と娘のジンを逃してクレニックと対峙するゲイレンだが、妻が戻ってきてクレニックに発砲してしまう。
妻は倒れ、ゲイレンは失意のままクレニックと共に帝国軍へと戻る事になった。
隠れていたジンは、その後彼女を救出しに来たゲイレンの親友ソウ・ゲレラに助け出された。
そして長い年月が流れた。

ジェダイの騎士ゆかりの惑星ジェダに、帝国軍の貨物パイロットが逃亡してきたと言う噂が流れる。
彼の名はボーディー、ゲイレンのホログラムを預かり、独自にレジスタンスを指揮するソウに渡そうとしたのだ。
だがソウはボーディーを簡単には信じずに尋問に掛けてしまう。

一方、反帝国勢力として同盟を結んだ反乱軍は、ソウと接触するためにジンを捜していた。
ジンは帝国軍との抗争の最中にソウとはぐれ、その後は偽名を使っていたのだが、帝国軍の捕虜となっていた。
帝国軍からジンを救い出した同盟軍は、ジンにアンドー船長とソウの元に行くように伝える。
ジンはあまり気が進まなかったが、その後は自由の身になれるという条件を聞き、ソウとの橋渡し役を引き受ける。

アンドーとジンがジェダに到着した頃、ちょうど帝国軍もジェダに飛来していた。
ジェダの寺院から、デス・スターの動力源となるクリスタルを徴収しようとしていたのだ。
聖都はただならぬ緊張感が漂い、一触即発の雰囲気だった。
その中で、アンドーとジンはソウの情報を得ようとするが、ついにソウの反乱軍が帝国軍の兵士に攻撃を始めてしまう。
二人は小競り合いに巻き込まれるが、その場にいた寺院を護っていたチアルートとベイズの助けもあり、帝国軍兵士を倒して反乱軍にソウへの面会を申し込む。
しかし反乱軍は4人を捕らえ隠れ家の牢に入れてしまった。
牢から出たジンはソウと再会する。
そこで父ゲイレンのホログラムを見て、父がデス・スターの開発にあたり、ジェネレータ部分にわざと弱点を仕込んだ事を知る。

時を同じくして、クレニックはターキン総督にその威力を確認してもらおうとしていた。
聖都ジェダに、スーパーレーザー砲を発射したのだ。
ジン、アンドー、チアルート、ベイズ、そしてパイロットのボーディーたちは脱出してなんとか難を逃れるが、義足のソウはそのまま隠れ家に残った。

その後一行は、ゲイレンに会うために研究施設のある惑星イードゥーに向かう。
ただしアンドーは、デス・スターを完成させないように反乱軍からゲイレン抹殺の指令を受けていた。
さらに宇宙船が故障して連絡が取れなくなったため、反乱軍はイードゥーに攻撃軍を送りこむ。
アンドーはゲイレン狙撃を躊躇するものの、飛来した反乱軍との交戦中にゲイレンは命を落としてしまう。
反乱軍基地に帰還後、ジンはデス・スターに致命的な欠陥がある事を指導者たちに告げる。
しかし帝国軍の開発者として働いていたゲイレンの言葉を信じない者も多く、かつデス・スターの威力に恐れをなして降伏を唱える者すら出てきた。
反乱軍はバラバラになり、意見が集約出来ない状態になる。

それでもジンは、惑星スカリフにデス・スターの設計図があるという父の言葉を信じて、設計図を奪取しに行こうとする。
アンドー、チアルート、ベイズ、ボーディー、元帝国軍のドロイドK-2も加わり、チームは「ローグ・ワン」を名乗って許可なしに反乱軍の基地を飛び立った。

脇役のキャラをきちんとカッコよく描けば映画が面白くなると言う、お手本のような作品だ。
小説やマンガでは、キャラ設定をキッチリ行えば自然にキャラが動いてくれる、という作家が多い。
映画についても同様なのだろう。
ジェダイを崇拝するチアルートのキャラは強烈だし、C3POよりも人間に近いK-2も味があっていい感じだ。
この作品でライトサーベルを持つのはダースベーダーだけ、つまりフォースを持つ者は一人だけしか登場しない。
一人いればすべての問題を解決してしまう究極の戦力、ジェダイの騎士はいないのだが、それでも普通の人間とドロイド1体が巨大な帝国軍に挑むのだ。
そのストレートな「努力、友情、勝利」に、感動せずにはいられない。
「七人の侍」同様次々とメンバーが倒れて行くのだが、すべて見せ場が作られて倒れて行く。
その最期のシーンも、それぞれ感動させてくれる。
スピンオフ作品としては、究極の完成度だ。

ルーカスはエピソードIIIの制作後、エピソードIIIとIVをつなぐ作品をいくつか作るつもりだと言っていた。
今回はその作品のうちの一つだとは思うが、シリーズ最大の謎である、なぜオビ=ワンはアナキンの弟にルークを預けたか、という部分は明らかにされなかった。
TVシリーズでもアニメでもレゴでもいいから、ぜひその部分を明らかにしてもらいたい。

また基本的にこの作品は完全にスピンオフで、エピソードIVにつながる部分以外は本編からは完全に独立しているらしい。
しかしながらチアルートはここで終わりにするには非常に惜しいキャラで、聖都ジェダの寺院とチアルートの流れを汲む僧については、この後のVIII、IXにぜひ組み込んでもらいたい。


5.ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー



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by ksato1 | 2017-01-19 08:20 | 映画 | Comments(0)