オレ的日本アカデミー賞最優秀賞予測<自由部門>

第一回プラチナブロガーコンテスト

第40回日本アカデミー賞の各賞が発表された。
個人的な印象で言えば、「永い言い訳」が助演男優のみと言うのは少なすぎるし、逆に「怒り」が多すぎるような気がする。

それも踏まえて、今年もオレ的最優秀賞を予想してみる。

まず作品賞。

 「怒り」
 「家族はつらいよ」
○「シン・ゴジラ」
◎「湯を沸かすほどの熱い愛」
 「64-ロクヨン-前編」

この部門は「家族はつらいよ」は観ていない。
が、「家族はつらいよ」は評判から考えてもないだろう。
また「怒り」もないと思う。
「怒り」は重厚な作品ではあったが、中盤の盛り上がりに比べると、最後は「そこでしたか」という感じであっさり終わってしまう。
沖縄編の二人や東京編の妻夫木聡は、もう少し余韻を残す終わり方もあったんじゃないかと思う。

一方、「シン・ゴジラ」と「湯を沸かすほどの熱い愛」は、どちらが取ってもおかしくない。
今までの映画とはまったく異なる手法の「シン・ゴジラ」と正攻法の「湯を沸かすほどの熱い愛」、最後はどちらを好きか、という選択になるだろう。
「64」に関して言えば、なぜ「前編」なのかという疑問も残る。
個人的にはラストを原作と変えた「後編」の方がよかった。

続いてアニメーション作品賞

○「君の名は。」
 「聲の形」
◎「この世界の片隅に」
 「ルドルフとイッパイアッテナ」
 「ONEPIECEFILMGOLD」

この部門は「この世界の片隅に」と「君の名は。」しか観ていない。
ただ評判を聞いても、この作品のどちらかだろう。
そしてこの部門も、最後はどちらの映画が好きかと言う選択になるのだろうが、アカデミー賞会員が選ぶとなるとわかりやすい大ヒット作の「君の名は。」より、作品の完成度でじわじわと話題になった「この世界の片隅に」の方が賞を取りそうな気がする。
「聲の形」もテーマは良かったと聞いているが、上記2作品と同じ年に公開されたのが、ちょっと不運だったかもしれない。


次は監督賞

◎庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)「シン・ゴジラ」
 新海誠「君の名は。」
 瀬々敬久「64-ロクヨン-前編」
○中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」
 李相日「怒り」

この部門はすべての作品を観ている。
中でもカット割り、洪水のようなセリフ、そして圧倒的なCGという部分で考えると、やはり「シン・ゴジラ」の二人が順当だろう。
これまでの日本映画の概念を大きく変えた作品だ。
ただ、初監督作品で非常に完成度の高い作品を撮った中野量太も侮れない。
今回受賞できなかったとしても、いずれ必ず日本の映画界を背負う監督になるだろう。
新海誠は、投票するアカデミー賞会員がアニメを軽視しそうなので無印。

続いて脚本賞。

○新海誠「君の名は。」
◎中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」」
 久松真一/瀬々敬久「64-ロクヨン-前編」
 山田洋次/平松恵美子「家族はつらいよ」
 李相日「怒り」


この部門は、新海誠と中野量太のどちらに取らせるかだろう。
そもそもこの部門こそ「シン・ゴジラ」じゃないかと思うのだが、ノミネートされていないのなら上記2人のうちどちらかだ。
中野量太の方がアカデミー賞会員受けしそうなので、本命とした。


次は優秀主演男優賞。

 綾野剛「日本で一番悪い奴ら」
 岡田准一「海賊とよばれた男」
 佐藤浩市「64-ロクヨン-前編」
◎長谷川博己「シン・ゴジラ」
○松山ケンイチ「聖の青春」

この部門は「日本で一番悪い奴ら」は見逃してしまった。
オレ的2016年映画総括の時にも書いたが、この部門は激戦だ。
「海賊とよばれた男」がギリギリ今年の作品に入っていると言うのは気付かなかったが、この中に入ると岡田准一はないと思う。
難しい役と言う点では長谷川博己か松山ケンイチだが、将棋と言うテーマがマニアックな分、松山ケンイチはやや不利になりそうだ。


続いて優秀主演女優賞。

 大竹しのぶ「後妻業の女」
 黒木華「リップヴァンウィンクルの花嫁」
 広瀬すず「ちはやふる-上の句-」
 宮崎あおい「怒り」
◎宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」

この部門もすべての作品を観たが、前提として宮崎あおいが主演なのかという疑問を持つ。
ただいずれにしろ、ここは宮沢りえで鉄板だろう。
予想上は対抗もなしにする。
ちなみにこの部門は、10~50代まですべての女優が揃っているとの事。


次は優秀助演男優。

 竹原ピストル「永い言い訳」
 妻夫木聡「怒り」
◎東出昌大「聖の青春」
 森山未來「怒り」
○リリー・フランキー「SCOOP!」

この部門もすべての作品を観ているが、「怒り」の二人はないだろう。
ただ、残る3人は激戦だ。
竹原ピストルは本当にいい演技をしていたが、まだ役者としての歴史が浅い分軽く見られてしまいそうな気がする。
東出昌大の羽生善治はかなり実物に近く、作品の中でも彼の演技が非常に効果的だった。
「SCOOP!」のリリー・フランキーもなかなか強烈なキャラだったので、受賞の可能性も十分ある。
ただリリー・フランキーの場合、あまりにも演技がうま過ぎて今後は逆によっぽどの演技じゃなければ賞は取らせてもらえないかもしれない。
現段階ですでに、日本映画には欠かせない役者だと言ってもいいだろう。


最後は優秀助演女優賞。

○石原さとみ「シン・ゴジラ」
 市川実日子「シン・ゴジラ」
◎杉咲花「湯を沸かすほどの熱い愛」
 広瀬すず「怒り」
 宮崎あおい「バースデーカード」

この部門は「バースデーカード」は観ていない。
その他の3作品で比較すると、やっぱり杉咲花が本命だ。
「とと姉ちゃん」のよっちゃん役も良かったが、「湯を沸かすほどの熱い愛」の前半部では杉咲花の演技がかなり効果的に機能している。
「シン・ゴジラ」の二人で言えば、やはり石原さとみだろう。
石原さとみは「進撃の巨人」で黒歴史を作ってしまったが、ここで見事に挽回している。


新人俳優賞は最優秀賞がないため、以下の8人がそのまま受賞する。

杉咲花「湯を沸かすほどの熱い愛」
高畑充希「植物図鑑運命の恋、ひろいました」
橋本環奈「セーラー服と機関銃-卒業-」
岩田剛典「植物図鑑運命の恋、ひろいました」
坂口健太郎「64-前編-」「64-後編-」
佐久本宝「怒り」
千葉雄大「殿、利息でござる!」
真剣佑「ちはやふる-上の句-」「ちはやふる-下の句-」


新人俳優賞で言えば、もうすでに何本もの映画に出演している杉咲花、高畑充希、橋本環奈が受賞しているのに、この部門を竹原ピストルが受賞していない点も、やや納得がいかない。
奇しくも竹原ピストルも出演していた「さや侍」で、野見隆明が新人賞を受賞していたのだから年齢は関係ないと思うのだが。


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by ksato1 | 2017-01-20 06:42 | 映画 | Comments(0)