「GANTZ:O」

二宮が主演した実写版映画はラストがグズグズになってしまい、その後終了した原作も、カタストロフィ編がグズグズで評価を落とした形になっていた。
今回は原作の中でも一番人気が高い大阪編を、CGアニメで映画化している。
なので、タイトルも「ガンツ:ゼロ」ではなく「ガンツ:オー」である。
人間の肌の質感はツルツルして違和感があるが、モーションキャプチャで取りこんだ人間の動きはかなり良く、それ以外のCGも美麗な作品に仕上がっていた。

渋谷でオニ星人と闘っていた東京チームのメンバーは、なんとかボスオニ星人を倒すもののリーダーの玄野を失ってしまった。
数日後、高校生の加藤勝は小学生の弟である歩の誕生日にケーキを買って帰る途中、地下鉄のホームで通り魔に襲われて命を落としてしまう。
勝は両親を亡くし、歩と二人暮らしだった。
そして、勝が次に気付いた時には「GANTZ部屋」にいた。
部屋には西、レイカ、鈴木、そしてヤクザがいたが、ヤクザは西によってすぐに殺されてしまう。
加藤は状況を飲みこめない状態でミッションが始まってしまうのだが、レイカ、鈴木に促されてなんとかスーツを着用して転送された。

転送された先は大阪の道頓堀だった。

そこでGANTZのルールを教えられる勝。
だが、ガタイはいいものの争いを好まない勝はGANTZのルールに馴染めない。
そうこうするうちに、日本の古の妖怪たちに襲われてしまう。
西は一匹狼で、レイカと鈴木は戦闘能力が低いため、押し出される形で勝がリーダーのようになってしまった。
しかし妖怪たちの攻撃力は高い。
勝たちが戸惑っているところに現れたのが、大阪チームだった。
大阪チームは強烈な武器を所有し、戦闘能力も高く次々と妖怪を倒していった。
だが彼らが敵を倒す目的は、一般人を護る事ではなく、GANTZをゲームとして楽しむことだった。
そんな大阪チームの中に、山咲杏がいた。
杏は勝を偽善者と呼ぶが、なぜか勝たちと一緒に行動をする。

大阪チームはリーダーの室谷と島木を中心に、次々と妖怪を倒していく。
しかし彼らの前に、強烈な敵烏天狗が現れる。
大阪チームのメンバーが次々と倒されるが、室谷がZガンの連続攻撃でなんとか撃退した。
そしてGANTZが与えたミッションであるぬらりひょんが、彼らの目の前に現れる。

基本は、GANTZファン向けの作品と考えていいだろう。
さすがにGANTZのルールは説明されるが、闘っている相手が何なのか、勝以外の東京チームのメンバーのバックボーンがどうなっているか、などの説明は一切ない。
観客は基本的な知識があるという事が前提となっている。

だが、ファンにはなかなか見応えのある作品である。
勝と杏の関係、大阪チームのイカレ具合、ぬらりひょんの異常な強さなど、大阪編のキモとなる部分はしっかり押さえられている。
冒頭の、玄野を失うシーンの挟み方も悪くない。
個人的に好きだった大阪チームの花紀京が出演していないのはやや残念だが、GANTZチームの出演メンバー構成もスッキリしており、ラストのまとめ方もまずまずだった。

単体の映画として評価する事はできないかもしれないが、ファン向けの作品としては評価していい作品だ。


83.GANTZ:O



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by ksato1 | 2016-11-06 23:15 | 映画 | Comments(0)