「後妻業の女」

小夜子(大竹しのぶ)はシニア向けの結婚紹介所に登録している。
見た目も仕草も小可愛い小夜子はいつもお見合いパーティで人気となり、すぐに相手も見つかる。
しかし小夜子と結婚した相手は、必ず数年以内に命を落としていた。

現在の9番目の夫である元女子大教授の中瀬(津川雅彦)も、そこそこの資産を持っていた。
ある日小夜子は外出先に中瀬を置いて帰り、中瀬はそのまま倒れて病院に運び込まれる。
しかし中瀬はなかなか渋太く、病院で回復しそうになっていた。
小夜子のブレーンである結婚紹介所所長の柏木(豊川悦司)は、まず中瀬の資産を現金化してから中瀬の命を絶つように入れ知恵する。

なんとか資産を現金化して山分けした小夜子と柏木だが、不審に思った中瀬の次女朋美(尾野真千子)が二人の身辺の調査を始めた。
調査を担当するのは、元大阪府警の刑事で私立探偵をしている本多(永瀬正敏)だ。
本多は、小夜子がまだ中瀬と籍を入れておらず、その理由が前夫の財産を手に入れていないためである事まで突きとめる。
さらに柏木の情婦である繭美(水川あさみ)の発言から、小夜子と柏木がかつての夫たちを殺害した証拠を付きとめる。

ストーリー自体はいい意味で想像通りだった。
また、大竹しのぶと豊川悦司の、カネに執着する演技も見事だ。
相続にまつわる殺人事件だけに、ややもすると作品全体に重苦しいムードが漂いそうだが、小夜子の突き抜けたキャラクターと、随所にお笑いをちりばめた脚本で、見事にダークな部分をマイルドにしている。
ただそれでも、30代以下の人は生々しくて嫌悪感を覚えるかもしれない。

そろそろ人生のゴールが見え始めた、40代以上の人にオススメの映画である。

60.後妻業の女


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9D%A3%E8%AA%8C-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1404017694&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9
[PR]