「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

宮藤官九郎ワールド大爆発、非常に面白い作品だった。

大助(神木隆之介)は同級生のひろ美(森川葵)が大好きで、彼女の気を引くためにバンド活動を始め、帰り道を待ち伏せするなどややストーカーチックな行動をしていた。
しかしひろ美もその事を悪く思ってなく、修学旅行のバス車中で大助が告白をして、ひろ美がOKをしたかのように思えた。
しかしその直後、バスは崖から転落、大助は一人地獄に堕ちて行った。

地獄で待ち受けていたのは鬼のキラーK(長瀬智也)。
地獄専属のロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル兼ギターだった。
「地獄図(ヘルズ)」には他に、ギターの邪子(清野菜名)、ドラムのCOZY(桐谷健太)が所属していた。
キラーKは、週に1回の閻魔大王(古田新太)の前で楽器の演奏をし、彼に認められれば転生ができると教えてくれた。
しかし転生は、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道があり、人間道に転生できるのはほんの一握りの者だけだった。
さらに、残りの天国である天道には、地獄から転生した者はかつていない。
そして7回の転生が終了してまた地獄に戻ってくると、角が生えて鬼となり地獄道から脱出する事はできなくなる。
ちなみにキラーKはすでに7回の転生を終了しており、邪子とCOZYも残り1回を残すのみとなっていた。

大助はひろ美と再会するために人間道転生を目指し、キラーKの指導を受け何度も閻魔大王の前で演技をする。
しかし転生はすべて畜生道。
なんとなくひろ美っぽい人間を見かける事もできるのだが、何もできないまま毎回地獄に舞い戻っていた。
その間大助は、キラーKが人間界に残してきた妻なおみ(尾野真千子)とその息子と何度も出会う。
そしてキラーKが人間界に残してきた思いを知ると、転生の目的をひろ美との再会ではなく、キラーKの思いを家族に伝えることに切り替えるのだった。

最初から最後まで、ギャグの連発で笑わせてくれる。
細かいキャスティングも抜群で、事故の原因やひろ美の気持ちなどが少しずつわかっていく展開も素晴らしい。
かなり強引な展開ももちろんあるが、それすらも笑いとなっている。
役者陣が、宮藤官九郎が表現したい事をきちんと理解している上で、演技をしているからかもしれない。
笑いの中にも少しホロリとさせてくれる部分があり、まさにエンターテイメントの王道である。
エロ部分は少々キワドイので家族で観る、と言う訳にはいかないかもしれないが、大人にとっては非常に楽しめる作品である事は間違いない。


53.TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ



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