「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」

原作は島田荘司のデビュー作で代表的なシリーズとのことだ。
かなり豪華な出演者の割には話題になっていないな、と思ったら、映画の出来がやはりよくなかった。

御手洗潔(玉木宏)は本職は脳科学者であるが、イラストレータの石岡とともに数々の難事件を解決、探偵としても一目置かれる存在となっていた。
石岡から紹介された編集者の小川みゆき(広瀬アリス)から、いくつかの謎解きを提案され、その中から瀬戸内海の小さな島に、この半年間で何体もの水死体が流れ着く事に着目、現地調査に向かう事にした。
島の地形と瀬戸内海の海流を調べた御手洗は、死体はすべて福山の海から流れ着いたと推測、二人は島から福山へ向かった。

ちょうど福山では、夫が目、妻が口を縫われた夫婦が滝つぼの杭にしばりつけられ、さらに二人の子どもの赤ちゃんが殺されると言う事件が発生していた。
さらに無登録の外国人が、違法ドラッグの中毒のため死亡する。
御手洗は島に漂着した死体は、この違法ドラッグの中毒患者であると推測。
御手洗の推理力を評価した広島県警の黒田(小倉久寛)は、御手洗に滝に縛られた夫婦の事件の捜査も依頼する。
御手洗は、福山にある化学工場の過去の因縁に注目、古文書に書かれた「星籠」が何なのかを調べ始めた。

島田荘司の小説は読んだ事はないが、この映画に限って言えば、ハッキリ言って酷い内容だった。
設定は、よくある天才の名探偵と若い女性の助手で新鮮味はなく、この作品自体も、かなりの偶然が重なった結果の事件であり、ズバリ言って陳腐である。
しかもその物凄い偶然を、御手洗はベランダの蛍光灯が切れかけているのを見ただけですべて推理してしまう。
さらに赤ちゃんが死んでいると言うのに、謎解きが終わった後でも犯人は罪悪感を感じていない。
TVドラマだっとしても「なんだこりゃ」レベルで、有料で劇場公開してはいけない作品である。

製薬会社の貨物船の船名が「SUSQUEHANA」で、ペリー来航時の古文書に載っていた「星籠」と関わりを持たせた部分だけが、唯一映画っぽいなと思えた部分だった。

ズバリ言って、なんでこんな映画作っちゃったんだろう、というレベルの作品だった。


50.探偵ミタライの事件簿 星籠の海



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