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「世界から猫が消えたなら」


予告編はなかなか面白そうであったのだが、期待ほどではなかった。

僕(佐藤健)は生まれ故郷で郵便局に勤めている。
ある日自転車で帰宅途中に、僕は倒れて病院に運ばれた。
そこでかなり深刻な脳腫瘍である事を知らされる。

検査が終わって自分の部屋に戻ると、そこには自分と同じ姿をした悪魔がいた。
彼によれば僕の命は明日までで、この世から何か一つ消せば1日寿命を延ばす事ができる。
僕はパセリを消す事を希望したが、消す物は僕が決めるのではなく悪魔が決めるとの事だった。
そして悪魔は、この世から電話を消すと行ってどこかに去って行った。

僕には映画館に勤める元カノ(宮崎あおい)がいた。
最後に電話を掛ける相手として、僕は元カノを選び、久しぶりに会う事にした。

翌日、悪魔は世界から映画を消すと言った。
僕には、小さなDVDレンタル屋を経営するタツヤ(濱田岳)と言う親友がいた。
僕はタツヤをツタヤと呼び、彼からほぼ毎日1作品ずつオススメのDVDを借りていた。
映画は、僕と元カノ、そしてツタヤをつなぐ重要なアイテムだった。

自分の命と引き換えに、いろいろな物を失い続ける僕。
その過程で、本当に大切な物が何かを知る事になる。

ストーリーとしては、なかなか感動的な要素も多く、実際映画館で私の隣のいいオッサンはすすり泣いていた。
ただ、ハッキリ言って全体の構成に無駄が多く、感動的な要素がぶつ切り状態になってしまい、一番言いたい事が何なのかが伝わってこなかった。
また、現在と過去を行ったり来たりするのだが、現在と過去の区別が僕の頬の絆創膏だけなので、非常にわかりづらい。
そのあたりも、ストーリーにのめり込めなかった理由かもしれない。

役者がかなり豪華だっただけに、ちょっと惜しい感じの作品になってしまった。


43.世界から猫が消えたなら


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