「珍遊記」

40~50代の男性であれば、まあたいていは知っている「珍遊記」の実写映画だ。
「少年ジャンプ」連載当時は、あまりにも独創的な画風と、何度も同じ絵柄をコピーして繰り返すと言うモノ凄い発想に度肝を抜かれたものだ。
だが、同じネタを繰り返すと言うギャグは、お笑い界で言う「天丼」という王道のテクニックでもある。
それをマンガに取り入れるという点で、やはり漫☆画太郎は天才であると言えるだろう。

で、実写映画はどうかと言うと、かなり原作の世界観が表現されていた。
とは言えやはり「珍遊記」は、ぶっといのにかすれた輪郭線となんとも言えない微妙なデッサン力と言う、漫☆画太郎の画風が最高のウリでもある。
実写映画でそれを表現するのはかなり難しく、頑張ってはいるものの及第点とは言い難かった。

ストーリーも、太郎の出生と玄奘との出会い、旅の途中のもめ事など、原作にかなり近い展開であった。
そう言う部分も含めて、制作者たちの原作への愛情は強く感じた。
何しろ映画の最初のセリフが、玄奘に扮する倉科カナの「チンコですか・・・?」である。
その後にも「ケツの穴とチンコですか・・・?」と言うセリフを倉科カナにしゃべらせている。
ただ実写映画だと生々しすぎて、そのあたりも素直に笑えなかった。
特に太郎役の松山ケンイチは、TVドラマの「ド根性ガエル」の時にも思ったが、ボケる役は少々厳しい。
コメディ作品でも、突っ込んで笑わせた方がキャラに会っていると思う。

やっぱり「珍遊記」は、「少年ジャンプ」のザラ紙に印刷された漫☆画太郎の原作が一番面白かった。


19.珍遊記


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