「ギャラクシー街道」

ネットの評判は酷評、Yahoo!のレビューでも1点台で、今年封切りの映画で1点台だったのはこの映画と「進撃の巨人」だけだと言う。
これは相当酷い映画なのかと思って身構えて観に行ったが、まったくそんな事はなく普通に面白い映画だった。
ただ、三谷幸喜作品の中では、正直下から数えた方が早いかもしれない。

ノア(香取慎吾)とノエ(綾瀬はるか)夫妻は、地球と衛星を結ぶギャラクシー街道の途中でハンバーガーショップを経営していた。
かつては交通量も多くにぎわったギャラクシー街道だが、高速移動の交通機関ができてからは行きかう人もまばら、バス停に併設しているため若干の客足はあるものの、ハンバーガーショップも閑古鳥がないていた。
ノアは店の経営に行き詰まり、本部に地球への転属申請を出した。
しかしノエは、できればまだこの店で頑張りたいと考えていた。
そんな店に、ノアのかつての恋人レイ(優香)が現れる。
レイは夫のアシヌス人のババサヒブ(梶原善)を連れていた。
ババサヒブは大学教授だったが、教え子に手を出してクビになり、地球でレイの父が経営する会社に拾ってもらう事になったのだ。
二人は地球に帰る途中、偶然ハンバーガーショップに立ち寄っていた。

その他ハンバーガーショップには、クロローン人のズズ(西川貴教)、浮気をしようとしている地球人ムタ(石丸幹二)、ムタに女を紹介する客引きゼット(山本耕史)、ギャラクシー街道の廃止を調査する国土交通省の役人ハシモト(段田安則)、宇宙を護る警備隊のトチヤマ隊長(阿南健治)、ハトヤ隊員(小栗旬)、マンモ隊員(秋元才加)などの客が訪れている。
ノア、ノエ、そして何人かわからない従業員のハナ(大竹しのぶ)、さらにノエに惚れているリフォーム業者のメンデス(遠藤憲一)が、客とともにドタバタ喜劇を繰り広げる。
このドタバタ喜劇も、軸となるのは男女の絡みだ。
ノア、ノエ、レイ、ババサヒブの四角関係はいわずもがな、そこにメンデスが加わり、トチヤマ、ハトヤ、マンモの3人は三角関係、ゼットにイルマ(ミラクルひかる)を紹介されたムタも、男女の駆け引きを行う。
ショートコントの連続でストーリーは構成されているのだが、だいたい展開が想像できても、役者の演技で思わず笑わされてしまう。
このあたりは、脚本と演出、演技の巧さと言っていいだろう。
特にキャプテンソックスなんて、見た目も行動もヘタレでベタベタなのだが、そのベタベタ感がかなり面白い。
変身する前のハトヤ隊員のボケっぷりも、小栗旬が見事に演じている。
卵を取りに行くキャプテンソックスに、その他の登場人物が好き放題に言っている部分も面白かった。

この映画で、なぜ評価が1点台なのかがよくわからない。
まあネットの映画評なんて、自分は面白いと思っていても、面白くないと書いている人が多いと意見を翻しちゃう人も多そうだから、その結果なのかもしれない。
とは言え、私個人としては、声を大にして「この映画、そこそこ面白い。そんなに酷評される作品ではない!」と言いたい。
あくまでも「そこそこ面白い」レベルではあるのだけど。


117.ギャラクシー街道


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