「ナイトクローラー」

職にありつけずにコソ泥をしていたルイス(ジェイク・ギレンホール)は、ある日ハイウェイの事故現場に遭遇した。
そこでは、事故のニュース映像を撮影するフリーの撮影スタッフがいて、彼らは警察無線を傍受して事件や事故現場に駆け付け撮影し、TV局に映像を販売していた。
ルイスはこの仕事に興味を持ち、無線機と安いカメラを購入し、夜の街を徘徊しはじめる。

最初の夜に首尾よくカージャックの現場を撮影できたルイスだが、CATVに売り込みに行くと、画質の悪さや目撃者のインタビューがない事を理由に安く買い叩かれてしまった。
しかしルイスはここでめげることなく、ニュース番組の女性ディレクターから聞いたアドバイスを取り込んで撮影を続けて行く。
さらに女性ディレクターと懇意になって、ニュース映像をより高く買ってもらう努力もした。

ルイスのこの仕事に掛ける意気込みはすごく、儲けた金で相棒を雇い、新しい機材、車を買った。
しかしルイスの野望はとどまる事を知らず、よりセンセーショナルなニュース映像を撮影するために、事故現場の遺体の位置を動かしたり、ライバル会社の車に細工して事故を起こさせたりし始めた。
そしてある夜、たまたま傍受した無線の情報を頼りに現場を訪れると、そこにはまだ警察が駆けつけておらず、それどころか犯人たちが現場で強盗殺人をしている最中だった。
犯人の顔、車、被害者の遺体と凄惨な現場の映像をカメラに収めるルイス。
だがルイスは、映像の全部をTV局に売り込まなかった。
犯人の顔と車の映像を押さえた事はニュースディレクターや警察にも伏せ、次の現場を撮影するネタに使うつもりだったのだ。

ショボくれたコソ泥だったルイスが、ニュース映像撮影を天職と考え、どんどんこの仕事にハマって行く。
最初は映像を買ってもらうために卑屈に振る舞うルイスだが、特ダネを撮影した後は一転強気な態度になり、彼がイニシアチブを握る事になる。
成功を目指してもがいていたルイスが、途中から自信にあふれて振る舞うようになるのだ。
このルイスの変貌がこの映画の見どころで、ジェイク・ギレンホールが見事に演じている。

かなりダークな映画で、殺人現場もバンバン出てくるため人によってはやや嫌悪感を覚えるかもしれない。
しかし映画としてはなかなか見どころが多く、個人的にはかなり好きな作品である。


109.ナイトクローラー


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