「大鹿村騒動記」

いつ録画したか忘れてしまったが、シルバーウィークに見た作品

善(原田芳雄)は長野県大鹿村で鹿肉料理の店を運営していた。
大鹿村は大鹿歌舞伎で有名な村である。
善も大鹿歌舞伎の役者で、もうすぐ公演を控えていた。

そんなある日、治(岸部一徳)と貴子(大楠道代)が村に戻ってくる。
貴子は善の妻で、18年前に治も交えて3人で鹿料理の店を開業しようとした時に、駆け落ちしていたのだ。
二人が村に戻った理由は、貴子が痴ほう症を発症したからだ。
症状はかなり重く、貴子は自分の事も断片的にしか覚えていない。
貴子の面倒を見る事ができなくなった治が、善に貴子を返しにきたのだ。
あまりにも自分勝手な事を言う治に、善は当然激怒する。
しかし根っからの善人である善は、二人を自宅で面倒見る事にした。

しかし貴子は痴ほう症のため、徘徊をして店の物を勝手に取ってきてしまったりする。
なぜか、かつて練習した歌舞伎のセリフだけはきちんと覚えていたが、実生活にはまったく役に立たない。
さすがの善もかなり手を焼いていた。
そんな時、歌舞伎公演の役者である一平(佐藤浩市)が大けがを負う。
一平が舞台に立てなければ、歌舞伎公演ができなくなってしまう。
そこで急遽考えられたのが、貴子を一平の代役として舞台に立たせることだった。

タイトル通り、駆け落ちした二人が突然帰ってくる「騒動記」である。
主要キャスト以外も、松たか子やでんでん、石橋蓮司らが出演しているので、そこそこ見せてはくれる。
とは言え、ストーリー自体は特別面白い物ではない。
ただ、大鹿歌舞伎が非常に興味深かった。
所詮田舎芝居だろうと高を括っていたのだが、録画を自宅のテレビでも見ても迫力があった。
あのレベルであれば、地元住民の楽しみとして300年間続いたと言うのもうなづける。

結果的に原田芳雄の遺作と言う事で知名度が上がったが、本質的には大鹿歌舞伎を題材とした事が評価されるべき映画である。


105.大鹿村騒動記


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