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「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

ほぼ同一の公開日なのに、4週連続で興行ランキング1位を「ジュラシック・ワールド」に持って行かれている「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」。
だが内容的には「ジュラシック・ワールド」と遜色なく、むしろ個人的にはこの作品の方が面白いと思った。

イーサン・ハントはある犯罪シンジケートを追いかけていた。
その過程で敵の罠にはまり捕まってしまう。
その時イーサンを拷問しようとしたのは、すでに死亡したはずの諜報部員だった。
イーサンが驚いていると、シンジケート側であった女性メンバーがなぜかイーサンを逃がしてくれた。

その頃、イーサンが所属するIMFは、アメリカ政府の諮問を受けていた。
CIA長官のアラン・ハンリーが、無茶ばかりするIMFの活動停止を訴えたからだ。
イーサンはシンジケートの概要を暴くため、IMFのブラントに、過去に死亡もしくは行方不明になっている各国の諜報部員のリストを請求するが、その時点でIMFは活動停止になっていた。
さらにイーサンはCIAから追われる身となり、一人でシンジケートを追う事になる。

イーサンのかつての仲間であったベンジーのもとに、ウィーンのオペラ公演のチケットが届いた。
ベンジーが週末を利用してウィーンまで行くと、そこには暗殺者からオーストラリア首相を護るイーサンがいた。
そして暗殺者の一人に、イーサンをシンジケートから逃がした女諜報部員イルサもいた。
イルサは敵か味方かわからないが、その後もイーサンにシンジケートに迫るヒントを与えてくる。
そしてイルサは、シンジケートの秘密に迫るカギがモロッコの電子金庫にあると告げる。
イーサン、ベンジー、そしてイルサは、発電所の地下にある電子金庫に潜入する事になった。

ここまでが、全ストーリーの2/3くらいである。
この後イルサ、そしてシンジケートのボスであるソロモン・レーンが何者かが少しずつ明かされていく。

映画の宣伝としては、冒頭部のイーサンが離陸中の輸送機にしがみつくアクションと、発電所の水槽にダイブするシーンがフィーチャリングされていた。
たしかにこのシーンも迫力があるが、個人的にはその後のバイクチェイスのシーンが見応えがあった。
ローアングルとハイアングルを駆使し、非常にスピーディーな画面展開を見せている。
このシーンだけでも観る価値がある。

ストーリー展開としては、見方が誰で敵が誰か、最後までわからない、スパイ映画によくある展開ではある。
とは言え、メリハリをきちんと付けた上で、それぞれが行動を起こした理由もわかりやすく表現されており、観ていて飽きることはない。

トム・クルーズがそろそろアクション的に限界がありそうな気もするが、「M:I」シリーズは毎回ほぼ期待通りの出来なので、この後もできるだけシリーズ化してもらいたいと思う。


83.ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

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