「トラッシュ! この街が輝く日まで」

今回のギンレイは「トラッシュ! この街が輝く日まで」と「ゴーン・ガール」の2本立て。
「ゴーン・ガール」ももう一度観たかったが、時間がなかったので「トラッシュ!」だけ観る事にした。

リオデジャネイロの郊外のスラムに住んでいた孤児の少年ラファエルは、毎日収集される大量のゴミを漁って生計を立てていた。
ゴミ山では大人から子供まで、多数の人間がゴミ漁りに従事していたが、ラファエルは子どものため取り分も少なかった。
ある日ラファエルは、ゴミの山から財布を掘り起こす。
財布にはそこそこの金額が入っていたので、親友のガルドと山分けする事にした。
ラファエルは現金を抜き取った後も、いろいろな物が収まっていた財布を大事に抱えていたところ、翌日パトカーが何台もゴミ山を訪れ、警官が財布を捜索するように命令をするのだった。
敏感にカネの臭いを感じたラファエルとラットは、財布の中に入っていたコインロッカーのカギに価値があると判断、下水道に住んでいるラットを仲間に引き入れて、コインロッカーの中身を探しに行く。

財布の秘密をめぐって、少年3人が冒険をするストーリーである。
しかしこの財布の秘密がかなりシリアスで、そもそもの持ち主はすでに殺害されている。
最初はカネの事しか考えていない3人だが、秘密の大きさが明らかになるにつれ彼らの中に使命感が芽生え、命を危険にさらしてまで真相を解明しようとする。
少年たちの面倒を見る神父、神父の手伝いをしてるアメリカ人のオリヴィアも巻き込んで、3人が社会悪に挑むストーリーである。

設定としてはありがちかもしれないが、スラムに暮らす人々のカネへの執着をスタート地点に置いているので、最初からなかなか説得力がある。
そして3人が身の危険にさらされながら、時には言い争いをしながらも助け合って秘密に迫って行く演出は、想像しちえた以上に見応えがあった。
真相を暴こうとした3人の結末が、やや安易な落とし所になってしまったような気もするが、映画としてのまとまりはまずまずと言っていいと思う。

併映の「ゴーン・ガール」と比較するのはちょっと酷かもしれないが、この映画単体として考えればまずまずの映画と言っていいだろう。


42.トラッシュ! この街が輝く日まで

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by ksato1 | 2015-05-22 06:50 | 映画 | Comments(0)