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「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」

「テッド」のセス・マクファーレンが監督、主演した作品だ。
「テッド」よりもさらに下品でバカバカしい作品になっている。
あまりにも下品なため好き嫌いは大きく分かれるだろう。
チラッとだが人糞を画面に映しているほどだ。
そのほか、人が死ぬシーンもかなり多く、ちょっとドぎつい。
そのためか、日本ではあまり話題にもなっていない。
しかし、「テッド」や「ハングオーバー」シリーズなど、下品でバカバカしいアメリカ映画好きな人なら必ず気に入るだろう。

1882年、西部開拓時代のアリゾナに住む羊飼いのアルバート(セス・マクファーレン)は、ルイーズ(アマンダ・サイフリッド)という可愛い彼女がいた。
しかしアルバートはまともに仕事もしないヘタレなため、金持ちのフォイ(ニール・パトリック・ハリス)にルイーズを取られてしまう。
途方に暮れたアルバートは、街を出てサンフランシスコに向かおうとしていた。
そんな時、西部一の荒くれ者であるクリンチ一味が街にやってくる。
クリンチ(リーアム・ニーソン)は金をカネに替えるために別の街により、先に手下の一人と妻のアンナ(シャーリーズ・セロン)が街に到着する。

だが手下は早速酒場で問題を起こし、保安官に捕まってしまう。
騒動の最中にアンナを助けたアルバートは、失恋をしたので街を出ることを彼女に話した。
するとアンナはアルバートに、ルイーズを取り返すようアドバイスをする。
アルバートは気が進まなかったが、街のお祭りの日に行きがかり上フォイと決闘する事になってしまった。
しかし腰抜けのアルバートは銃の扱いが丸っきり下手。
アンナはアルバートの能力を信じ、フォイに勝つために付きっきりで銃の訓練を行う。
やがてアンナとアルバートはお互いに惹かれあうようになった。
そんな時、クリンチ一味が街に到着する。

ストーリーはかなりありがちな展開だ。
しかしその間、下品なギャグがこれでもかとてんこ盛りになっている。
特に、アルバートの親友であるエドワード(ジョヴァンニ・リビシ)と恋人のルース(サラ・シルヴァーマン)の関係は下品の極みだ。
ルースは娼婦で日に最低でも10人の客を取るのに、クリスチャンのためエドワードとは結婚まで婚前交渉をしたくない、なんて言っている。
そのほか二人の間では、文字にするのも憚れるような会話が繰り広げられる。

そして下品な作品の中で、シャーリーズ・セロンの美しさが際立っている。
優しさと強さを持ち合わせて、男を立てる事も知っている。
まさに理想の女性である。

繰り返しになるが、あまりにも下品すぎるので誰にでもすすめられる作品ではない。
しかし大人の男性であれば、かなりの人が気に入ると思われる。
バカバカしいベタなギャグも多いので、落ち込んだ時に観るのもいいかもしれない。


140.荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて


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by ksato1 | 2014-10-18 15:32 | 映画 | Comments(0)