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「おっぱいバレー」と映画版「未来少年コナン」

「ホビット」を観に行くためには、まず「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を見なければならない。
昨年BSで放送されたので3作品とも録画はしてあるのだが、どの作品も3時間近くあるので見るには気合いを入れる必要がある。
正月だし、もうちょっと気楽な作品見たいなぁ、と思ってしまい、ついつい見たのが録画してあった「おっぱいバレー」と映画版「未来少年コナン」である。

まず「おっぱいバレー」だ。
綾瀬はるか主演と言う事で、たぶん「八重の桜」のプロモーションの意味もあったのだろう、年末にBSで放送された。
正直、それほど期待していなかったので劇場にも観に行かなかったし、今回もまあ、半分酔っぱらいながら見るのにちょうどいいかと思ったが、これが意外と面白かった。

ズバリ言ってしまうと、おバカ映画である。
おそらく時代背景は昭和40年代後半、場所は北九州と思われる。
今のようなAVなんて当然ない時代だから、中学生男子は今以上に妄想で頭がパンパン状態だ。
そこに、若くて胸の大きい先生が赴任してくる。
しかも、妄想の超エリート集団、男子バレー部の顧問になった。

男子バレー部はバレー部とは名ばかりで、まったく練習をしない。
それには理由があるのだが、いずれにしろ学校内でも有名なおバカ妄想軍団である。
顧問となった寺嶋美香子(綾瀬はるか)は、彼らを信用してなんとかバレーの練習をさせようとする。
そしてその行きがかり上、試合で1勝したらおっぱいを披露する事になってしまった。

とにかく、このバレー部員のバカっ振りがいい。
バレー部なのに5人しかいないのだが、その5人が5人とも揃ってエロバカである。
普段は無気力集団なのに、エロの事となるとスイッチが入りどんな努力もいとわない。
しかしそれはそれ、AVのない時代のエロである。
変態行為と言うよりは、大マヌケな行為となってしまう。
当時の自分を半分振り返りながら、とにかく彼らの行動に大笑いしっぱなしだった。

で、よくよく見てみたら、脚本が岡田惠和で監督は羽住英一郎だった。
まあ、このコンビなら面白くて当たり前か。
とにかく、思いっきりバカな映画を見て笑いたいときには、ピッタリの映画である。
ただ後から良く考えると、エロ軍団の言動がすべて我が家の中1の次男にソックリだという事に気付いて、ちょっと凹んだけどね。
いずれにしろ、正月に見るにはなかなかいい映画だった。

続いては映画版「未来少年コナン」。

年末年始の番組をせっせと録画予約している時に、TOKYO MXで「未来少年コナン」が再放送されている事に気付いた。
TOKYO MXのためか、年末年始の特別番組運営の影響もなく30日も放送があったので、さっそく録画して家族で見る。
すでに放送が始まっているので第6話だったのだが、見終わった後に、夏か秋にBSで放送した映画版を録画してあったのを思い出した。
5年前にもどこかで放送されたものを録画して家族で見ていたのだが、下二人はその記憶がまったくなかったようで、やたら映画を見たがるので仕方なく「ロード・オブ・ザ・リング」より先に見ることにした。
ホントは「ガキ使」の残りを見たかったんだけど・・・。

で、内容と言うと、すでにわかっていたけど、TV版のツギハギなのでかなり中途半端だった。
たまたまTOKYO MXで見たのが第6話で、ダイス船長が反乱を起こす話だったのだが、2時間の作品でここまでが30分以上あった。
逆にここから先はやたらと掛け足。
ラオ博士なんて唐突に登場するし、地下の住民も誰が誰やらわからない。
子どもたちも呆気にとられて、やや拍子抜けしたようだ。
ただ、ちょうどTV版で見逃した1~5話を映画版で復習できたとも考えられる。
ここから先の端折られたエピソードは、この後TV版で見ればいいからね。

こちらも、超人と言う言葉すら遥かに超越した、もう地球上の物理学では説明できないコナンの無茶な活躍を笑いながら楽しめたという部分では、家族で正月に見るのには適した映画だったかな。

2.おっぱいバレー
3.未来少年コナン(再)
by ksato1 | 2013-01-04 21:29 | 映画 | Comments(0)