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秋華賞

今年の秋華賞は、ジェンティルドンナが三冠達成できるかどうか、この1点だろう。
競馬に絶対はないが、その可能性はかなり高そうだ。
日刊スポーツによると、エ女王杯時代も含めて過去牝馬三冠に挑戦した馬は7頭。
そのうち三冠取りに成功した3頭は、いずれも秋はローズSだけ使っており、ジェンティルドンナもこれに該当する。

このデータだけではなく、秋華賞は京都の内回り2000mでまぎれの多いレースとも言われているが、実は非常に傾向の偏るレースでもある。
特に臨戦過程で言えば、過去10年の連対馬20頭のうち16頭が前走がローズSである。
さらに3着馬まで広げても、前走が重賞以外だったのはたったの2頭、2002年3着のシアリアスバイオの紫苑S2着、2005年のニシノナースコールの五頭連峰特別1着のみである。
したがって前走が重賞以外で、紫苑S3着以下および条件戦で負けている馬はバッサリ切ることができる。

そしてこのシアリアスバイオとニシノナースコールの2頭を見てみると、シアリアスバイオはスイートピーSから夏場を休養して紫苑Sを一叩き、ニシノナースコールは五頭連峰特別から2カ月半あけての臨戦である。
夏場を使い続けて連対したのは、2007年の2着レインダンスと昨年の勝ち馬アヴェンチュラのみ。
レインダンスは夏場の条件戦を連勝し、さらにローズS3着から挑んでおり、アヴェンチュラは休養明けから漁火Sを軽く勝ち上がり、さらに古馬混合のクイーンSを勝っている。
夏場に条件戦を使って最後に重賞に出走できなかった馬は、能力が足りないとみて切っていいだろう。
また逆に、オークスから直行して3着以内に入った馬も、オークス馬のカワカミプリンセスしかいない。

前走ローズSを風邪で取り消したハナズゴールはちょっと判断に迷うが、元々400kgちょっとしかない小柄な馬なのに、さらに一時期は体重が30kg近く落ちたと言う。
過去10年3着までに来た馬で、体重が420kgを切った馬はいない。
トリッキーなコースで位置取りが重要になるので、小柄な馬には不利だと判断して、この馬も切る。
そうすると、残りは8頭だ。

と言う事で、やはり本命はジェンティルドンナだ。
繰り返すが競馬に絶対はない、しかし現時点での完成度から言って、他馬に力負けするとは思えない。
外枠に回った事で無理せず好位を回ってくれば、おそらく最後も突き抜けると思う。

対抗はアイムユアーズだ。
常にジェンティルドンナの2着だったヴィルシーナの方が注目されているが、もし能力でジェンティルドンナを負かす馬がいるとしたら、この馬しかいないと思う。
9戦して4着以下だったのはオークスの4着だけ、しかも前走のクイーンSは斤量が軽かったとはいえ、古馬相手に完勝した。
外枠に回った事がやや不利ではあるものの、今週は水曜の美浦坂路で破格の一番時計を出しており、ジェンティルを負かす可能性も十分にある。

三番手はヴィルシーナだ。
この馬も好調を持続しているようだ。
しかしローズSはジェンティルドンナに完敗、どこまで走ってもジェンティルには届かないように見えた。
堅実に2着取りに行けば他馬には負けないと思うが、無理にジェンティルを負かしに行って直前ズブズブ、あるいは1番枠だけに前が開かなかった、という事も考えられる。

四番手はトーセンベニザクラにする。
ローズSは5着だったものの、上がり3Fは最速の脚を使っている。
鞍上武豊は先々週のスプリンターズSでもエピセアロームを4着に持ってきたし、先週はアメリカでトレイルブレイザーに騎乗し2着だった。
昨日も鳴滝特別を直線一捲くりで快勝し、この秋はかなりノッている。
人気薄の一発に期待する。

五番手はミッドサマーフェアだ。
モハメド殿下の刺客で、オークスは一番人気だった。
しかし追い切りで猛時計を出し過ぎて、脚を痛めていたため13着と惨敗。
クイーンSではアイムユアーズと共に、古馬相手に3着と健闘した。
今回もかなりいい勝負が期待できる。

最後はキャトルフィーユと迷ったがラスヴェンチュラスにする。
ローズSはジェンティル、ヴィルシーナより速い上がりを使って3着。
2勝馬だが魅力はたっぷりである。
馬体重が400kgそこそこという点に一抹の不安は覚えるが、枠順も悪くなく川田の手腕に期待する。


◎ジェンティルドンナ
○アイムユアーズ
▲ヴィルシーナ
△トーセンベニザク
×ミッドサマーフェア
×ラスヴェンチュラス

馬券はいつも通り三連単フォーメーションで、1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の24点勝負。
◎○▲で決まったら、取りガミだな・・・。
by ksato1 | 2012-10-14 14:32 | 競馬 | Comments(0)