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目指せ6億6000万円!

復興もだいぶ進み始めたようだが、夏以降の電力など経済的な打撃は不安な要素が多い。
こういう時は消費できる人があまり節約せず、必要な物をきちんと消費してくれないと経済が回らない。
もちろん無駄遣いという事ではなくてね。
そういう意味では、プロ野球やJリーグも西日本で開催する事は意味があると思う。

ただ、国内で消費だけしていても、日本全体はあまり潤わない。
外貨も稼がなくちゃならないのだが、工場の被害、原材料、輸送手段、そして電力などの問題で、自動車メーカーも軒並み生産量を落とすというニュースも流れており、経済的にはさらに不安が強まる。
もはや家電製品は国際マーケットで外貨を稼げるかどうか、疑問だしね。

そんな中で日本時間の今日深夜、ドバイワールドCが開催される。
競馬の話だ。

日本馬が出走するレースは3つだが、やはり優勝賞金の大きいドバイワールドCに期待がかかる。
出走するのは昨年の皐月賞、有馬記念を勝ち最優秀3歳牡馬に輝いたヴィクトワールピサ、昨年の年度代表馬ブエナビスタ、そして昨年のJCDと今年のフェブラリーS、二つのダートG1を圧倒的な強さで連勝中のトランセンドの3頭だ。
現在考えられる最強の布陣と言えるだろう。

ポイントは、AWの2000mというコースだ。
AWとは「All Weather」で、日本で通常行われる芝でもダートでもない。
電線の被覆材や化学繊維やゴムのクズ、人口繊維、ワックスを塗った砂などが敷き詰められたコースである。
日本ではまだ採用されていないが、雨に強くクッションもいいため、最近海外では導入が多くなっている。

アウェイと言うディスアドバンテージはあるものの、もし芝だったらヴィクトワールピサとブエナビスタ、そしてダートだったらトランセンドで十分勝ち負けになったと思う。
実際ブエナビスタは、昨年芝のシーマクラシックで2着に入ってるし。
しかし3頭がどれだけAWに対応できるかは未知数だ。

とは言え、地元の馬以外はあまりAWを経験していない。
そういう意味では、条件は一緒とも言える。

このドバイワールドCは世界最高賞金のレースで、1着賞金は日本円換算で4億8000万円、2着でも1億2000万円、3着で6000万円だ。
もし3頭がワン、ツー、スリーを決めれば〆て6億6000万円、もちろんこれを全額寄付しろなんて言わないが、この金額が日本経済に落ちてくるのは大きい。
そして何より、今は明るいニュースが欲しいしね。

ちなみにこのドバイワールドC、イスラム圏というお国柄、馬券販売は一切ない。
単純に各国の強い馬が競い合い、賞金がもらえるというレースだ。
そういう意味ではオリンピックやサッカーのW杯に近いかも。

今日はドバイワールドデーという事でその他にもレースがあり、日本からはUAEダービーにレーザーバレット、ドバイシーマクラシックにルーラーシップが出走予定。

こういう時期だからこそ、日本馬への応援にも力が入る。
頑張れニッポン!
by ksato1 | 2011-03-26 17:18 | 競馬 | Comments(0)