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日光路(日光山内市街地登山編)

続いて2日目。

朝9時前にホテルを出発。
一路奥鬼怒を目指していろは坂を登る。
中禅寺湖を横目に、戦場ヶ原を抜けて日光湯元温泉へ。
ここから先は冬季通行止め、旅館も冬季は休業しているようで、地元の中学生だか高校生だかがスキーの授業に来ていた。
雪深い光徳牧場に寄り、龍頭の滝、再び中禅寺湖へと降りてきたが、途中ほとんどが冬期休業中である。
ざっくり中禅寺湖エリアを調査して、第二いろは坂を下り再び山内周辺へ。
ここからマニアックなスポット探しのサバイバルが始まる。

まず裏見滝。
華厳滝、霧降の滝とともに日光三名瀑らしいが、すごいところにある。
たしかに、ちょっと下ったところに民家はあるが、この滝より上は一般車進入禁止。
ちょうど調査中に、伐採された木を運ぶゴツいトレーラーがゴンゴン言いながら降りてきた。
お次は寂光滝。
こちらもかなり登っていく。
距離的には山内からそれほど遠くはないが、車じゃないとかなりキツい場所だ。

そしてその次は、住宅地であるものの地図では確認が難しいやたら細い道をくねくねと進む。
それぞれなんとか駐車場までたどり着き、大日橋、浄光寺の導き地蔵尊、憾満ケ淵の並び地蔵を徒歩で捜す。
どれも地図に載っていないので、見つけるのに一苦労だった。

日光路(日光山内市街地登山編) _a0003588_18482737.jpgそして極めつけは銭沢不動尊だ。
ほとんど情報がないので、仕方なく浄光寺の住職に聞いてみると、日光第二発電所の横から鳴虫山を15分ほど登るとあるとのことだった。
「うーん、そのスニーカーなら大丈夫でしょう」と言われたので嫌な予感がしたのだが、これが結構な山道だった。
1月下旬に祈祷を上げる神儀があるらしいので、2カ月くらい前に人が入っているはずなのだが、途中途中木が倒れて進むのが困難。
しかも本当に道なき道で、途中ひっそりと木に打ちつけられた小さな案内板を見落とすと、間違いなく道に迷って遭難するほどの場所だ。
勾配もかなりキツく、ちょっと寒かったのでダウンを着て登ったが、暑くなって途中で脱いだよ。

ヘロヘロになって駐車場まで戻り、車で周辺をチェックした後いよいよ山内へ。
時計も2時を回っていたので、二荒山神社入り口のお土産屋に車を入れて昼食。
食堂にいたのは外人の団体さん。
器用に箸を使っていたが、みな天ぷらは残していた。
そして日本茶に砂糖を入れて飲んでたよ(^_^;;

日光路(日光山内市街地登山編) _a0003588_18484723.jpgかなりいい雨が降り出していたが、車をそのまま駐車場に置かせてもらい、雨の中二荒山神社、東照宮、輪王寺へ。
しかし東照宮の看板はさすがにグローバルだね。
英、韓、中なんてケチな事言わずに、ど~んと10カ国語表記だった。
上からおそらく英、中、韓、独、仏、尼、泰、西、露、亜剌、か?
なんで唐突にインドネシア語とタイ語があるのかはよくわからないが・・・。
その後は時間がないのですべて入口までで引き返し、すぐに日光駅周辺の調査へ。
さらにそこから今度は、最後の目的地今市へと向かった。

この段階で時計は3時を大きく回っている。
帰りの電車は17時半を予定しており、これを逃すと次は19時になってしまう。
知っている人ならわかると思うが、下今市駅で1時間半時間をつぶす事は不可能だ。
駅前にはなぜかコインランドリーがあるが、他には何もない。
コンビニすらない。
しかも19時のスペーシアだと浅草に着くのが21時前、会社に戻ると当然21時を回り、帰りは終電コースになってしまう。
さすがにそれは避けたい。

雨が本降りになる中、だいや川公園、今市七福神などを急いで回る。
4時半を回った時には本当にもうダメかとも思ったが、なんとか今市周辺のスポットを気合いで回り、17時に車を返却。
帰りの切符を買ってホッとしたときにレンタカー屋から忘れ物の連絡があり、またまたもうダメかと思ったが、駅まで届けてもらってなんとか間に合った。

2日目の走行距離は約120km。
2日間の総合計は17時間半で300km超、もちろん高速道はなしの一般道のみだ。

途中時間がなくて断念した場所もあったのだが、行程としては、おそらくもう1日あれば足尾を含めた全スポットを調査できただろう。
でもいずれにしろ、冬季封鎖中の場所もあったので、再調査に行かなければならないかもしれない。

何はともあれ今回は、事故を起こさず無事に帰ってくる事ができて良かった。
山道、住宅地など1/3位がすれ違いもままならないような細い道だったし、冬季封鎖、行き止まりなど何度もギリギリで車を切り返して戻ったからね。
運転にはかなり自信があったが、さすがにちょっとハードな行程だった。
久しぶりに自分をほめてあげたいと思ったよ。
お疲れさまでした。

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by ksato1 | 2010-03-20 18:48 | 日記 | Comments(0)